デジタル大辞泉
「軟マンガン鉱」の意味・読み・例文・類語
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なん‐マンガンこう‥マンガンクヮウ【軟マンガン鉱】
- 〘 名詞 〙 ( マンガンは[ドイツ語] Mangan ) 二酸化マンガンを主成分とする鉱物。黒褐色・不透明でやわらかい。柱状・塊状などでマンガン鉱床の酸化帯に産する。マンガンの鉱石。〔鉱物字彙(1890)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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軟マンガン鉱(データノート)
なんまんがんこうでーたのーと
軟マンガン鉱
英名 pyrolusite
化学式 β-MnO2
少量成分 ―
結晶系 正方
硬度 2(土状)~6(結晶)
比重 5.15(結晶)
色 黒
光沢 金属~土状
条痕 黒
劈開 二方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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百科事典マイペディア
「軟マンガン鉱」の意味・わかりやすい解説
軟マンガン鉱【なんマンガンこう】
パイロルーサイトとも。組成がほとんど二酸化マンガンMnO2の鉱物。硬マンガン鉱とほぼ同成分だが,柱状または繊維状の結晶を示し,正方晶系。黒〜帯青黒色,金属〜亜金属光沢。硬度2(土状)〜6.5(結晶),比重5.15。マンガン鉱床の風化帯などに塊状,粉状で産出。特殊鋼製造に用い,純粋なものは薬品製造,乾電池に用いる。
→関連項目水マンガン鉱
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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軟マンガン鉱
なんマンガンこう
pyrolusite
MnO2 。パイロルース鉱ともいう。正方晶系の鉱物。硬度は結晶形を示すもので6~6.5,塊状のものでは2ぐらい。比重 4.4~5.2。鉄黒色。金属光沢。条痕は黒色。各種マンガン鉱床の硬化帯に2次鉱物として産出するほか,大洋底から得られるマンガン団塊も軟マンガン鉱である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の軟マンガン鉱の言及
【酸化マンガン】より
…多数の変態がある。天然にはパイロルース鉱(軟マンガン鉱)として産する。不定比化合物で酸素が不足しており,沈殿で得たものは水を含む。…
※「軟マンガン鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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