アルシャク
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒アルサケス
アルサケス朝 アルサケスちょう
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ パルティア
アルサケス朝 アルサケスちょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アルサケス Arshak[ペルシア],Arsakes[ギリシア]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- (在位前247/前238頃~前210頃)カスピ海南東方にいたイラン系遊牧民パルノイの族長。アルサケス(アルシャク)は「英雄」の義。セレウコス朝領であった…
あんそく【安息】[国名]
- デジタル大辞泉
- パルティア王国。中国で、王朝名アルサケスを音訳しての称。
アルサケス朝 (アルサケスちょう) Arsaces
- 改訂新版 世界大百科事典
- パルティアの王朝。スキタイ系遊牧民パルノイの族長アルシャクArshakを祖とする。彼は前247年にイラン北東部のアサアクで即位し,前238年ころパルテ…
あるさけす【アルサケス[1世]】
- 改訂新版 世界大百科事典
アルサケス Arsaces
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前248/前247古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の始祖 (在位前 250?~248/7) 。カスピ海東方で遊牧していたイラン系種族パルニ族の族…
ミトリダテス(1世) みとりだてす Mithridates Ⅰ (?―前138ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- パルティア(アルサケス朝)の王(在位前171ころ~前138ころ)。ミトラダテス1世、アルサケス6世ともよばれる。兄フラーテス1世の後を継ぎ即位した。…
アルサケス(アルシャク)朝(アルサケス(アルシャク)ちょう)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒パルティア
パルティア
- 百科事典マイペディア
- 前247年―後226年,西アジアを支配した王国。始祖アルサケス1世Arsaces Iの名にちなみアルサケス朝パルティアとも。セレウコス朝から独立し,前2世…
カーレン Kāren
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イランの有力氏族。アルサケス朝パルティア帝国のもとでは国政をになう七大家の一つで,ネハーバンド地方を中心に大土地を所有。ササン朝期にも…
ダアエ Daae
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ダハエ Dahaeともいう。カスピ海とアラル海の間のステップ地帯で遊牧生活をおくっていたイラン系の部族連合。前3世紀にそのなかのパルニ族はパルティ…
パルティア(Parthia)
- デジタル大辞泉
- 古代イランの王国。前247年ごろ、シリアのセレウコス朝の衰退に乗じ、イラン系遊牧民パルニ族のアルサケスが、イラン高原北東部(古称パルティア)に…
パルティア Parthia
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前247/前238頃~後224/226カスピ海南東方に位置するセレウコス朝領のパルティア州より興り,イラン,メソポタミアを支配した王国。中国名は安息(あ…
フラーテス3世 フラーテスさんせい Phraates III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前58/前57古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 70/69~58/7) 。サナトルケスの子。父のあとをうけて,同朝の安定の回復を…
安息 (あんそく) Ān xī
- 改訂新版 世界大百科事典
- パルティア王国に対する古代中国人の呼称で,この王朝が始祖アルサクArsakにちなんでアルサケス朝と呼ばれていたことに由来する。前2世紀末の張騫(…
アルサケス朝 あるさけすちょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →パルティア
ミトラダテス2世 ミトラダテスにせい Mithradatēs II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 123頃~87頃) 。遊牧民のサカ族との戦いで戦死した父アルタバヌス2世の跡を継いで王位につき,…
サナトルケス Sanatruces
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 77/6~70/69) 。フラーテス2世の兄弟。中央アジアのスキタイ系サカラウカエ族の援助により 80…
クテシフォン Ctesiphon
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- パルティア(アルサケス朝)およびサーサーン朝の首都。ティグリス川左岸に面し,右岸のセレウキアとあい対した。前129年頃パルティアの冬の都,のちに…
フラーテス2世 フラーテスにせい Phraates II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前128古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 138頃~128) 。ミトラダテス1世の子。前 129年,アンチオコス7世を破ってセレウ…
アルタバヌス3世 アルタバヌスさんせい Artabanus III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位 12~38頃) 。ミトラダテス1世系とは別の家系に属し,東部イランのヒルカニア勢力と密接な関係を…
チリダテス3世[古代イラン] チリダテスさんせい[こだいイラン] Tiridates III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位 36~?) 。フラーテス4世の孫。人質としてローマに預けられ,そこで教育を受けた。ローマのチベリウス帝および…
ボロゲセス3世 ボロゲセスさんせい Vologases III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]192古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位 148~192) 。その治世の前半,同朝の統一を回復したが,161年にカッパドキアとシリ…
チリダテス2世[古代イラン] チリダテスにせい[こだいイラン] Tiridates II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 30頃~25) 。前 32年頃反乱を起し,一時フラーテス4世にスキタイへの避難を強いたが,やがてフラーテスによ…
ミトリダテス[1世] Mithridates Ⅰ 生没年:?-前139か138
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルサケス朝パルティアの王。在位,前171-前139か138年。ミトラダテス1世Mithradates Ⅰともいう。治世前半はバクトリア王国に奪われていた東方の失…
パコルス1世 パコルスいっせい Pacorus I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前38古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王子。オロデス2世 (在位前 57頃~37) の子。第2回三頭政治成立前後のローマの政治に干渉。…
パルティア
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Parthia )[ 一 ] カスピ海の南東、イラン高原北東部地方の古称。[ 二 ] 西アジアにイラン系遊牧民の建てた国。前三世紀なかばに、セレウコス朝シリ…
パルティア Parthia
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前248ごろ〜後226西アジア,イラン高原を中心に支配した古代王国セレウコス朝(シリア)の衰退に乗じ,イラン系遊牧民の族長アルサケスがカスピ海南…
ミトラダテス1世 ミトラダテスいっせい Mithradatēs I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前138/前137古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 171頃~138/7) 。セレウコス朝より,メディア,バクトリア,エリュマイス…
バム‐じょうさい〔‐ジヤウサイ〕【バム城塞】
- デジタル大辞泉
- 《Arg-e Bam》イラン南東部の都市バムの北東近郊にある城塞都市の遺跡。ササン朝またはアルサケス朝時代に最初の都市が建設され、サファビー朝時代に…
ボノネス1世 ボノネスいっせい Vonones I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]19古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位7/8~12) 。フラーテス4世の長子で,ローマに人質になっていたが,オロデス3世の死に…
ボロゲセス1世 ボロゲセスいっせい Vologases I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]79/80古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位 51/2~79/80) 。ボノネス2世の子。ヘレニズム文化への反動として新都ボロゲシアス…
フラーテス4世 フラーテスよんせい Phraates IV
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前32頃古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 38頃~32頃) 。オロデス2世の子。父を殺して即位。前 36年,M.アントニウスの…
アルタバヌス5世 アルタバヌスごせい Artabanus V
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]224古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の事実上最後の王 (在位 212/3~224) 。絶え間ないローマの侵略によって弱体化した王国を,クテ…
オロデス2世 オロデスにせい Orodes II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前37古代イラン,アルサケス朝パルティア帝国の王 (在位前 57頃~37) 。兄弟のミトラダテス3世 (在位前 56~55) を助けて父のフラーテス3世…
ドビン Dvin
- 改訂新版 世界大百科事典
- ザカフカス地方,アルメニア共和国南西部,上ドビン村の近くの都市遺跡で,エレバンの南35kmにある。ドビンは4~13世紀,カフカス・アルメニア王国の…
パルティア Parthia
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 歴史 社会・文化 インド西アジアの王国。アルサケス朝パルティアともいう。中国ではアルシャクArshak(アルサケスArsaces)を音訳した〈…
パルティア ぱるてぃあ Parthia
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン北東部に紀元前3世紀ごろイラン系遊牧民が建てた王国。建国者アルサケスの名からアルサケス朝ともよばれ、中国史料では「安息(あんそく)」と記…
パルティア帝国 パルティアていこく Parthian Empire; Pārt; Pārtiyā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イランの王国 (前 247~後 224) 。イラン北東部のパルティア地方にいたイラン系遊牧民パルニ族の族長アルサケスが,セレウコス朝から独立して建…
アルダシール[1世] Ardashīr Ⅰ
- 改訂新版 世界大百科事典
- ササン朝ペルシア初代の王。在位224-240年。その名は古代ペルシアの王アルタクセルクセスに由来する。ペルセポリスに近いイスタフルの王であったパー…
クテシフォン Ktēsiphōn
- 改訂新版 世界大百科事典
- ティグリス川東岸にあったパルティアおよびササン朝ペルシア時代の都市。前2世紀後半,パルティアのメソポタミア進出にともない,セレウキアの対岸の…
フィルザバード Fīrūzābād
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン南西部,シーラーズの南方約110kmの地に残る,ササン朝(224-651)の円形都市遺跡。直径約2km。町は古くはグールGūrと呼ばれたが,ササン朝初…
ミトリダテス[2世] Mithridates Ⅱ 生没年:?-前88か87
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルサケス朝パルティアの王。在位,前124か123-前88か87年。ミトラダテス2世Mithradates Ⅱともいう。ミトリダテス1世亡きあと後退をつづけてきた帝…
ミトラ Mitra
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代アーリヤ人(インド・イラン人)の男神。光,真実,盟約をつかさどるとされた。前15世紀にまでさかのぼると思われる《リグ・ベーダ》は,ミトラ…
テヘラン考古学博物館 (テヘランこうこがくはくぶつかん) Iran Bastan Museum, Teheran
- 改訂新版 世界大百科事典
- イランの首都テヘランの官庁街の一角にある同国最古,最大の博物館。1930年ころ,フランスの都市計画家・考古学者ゴダールAndré Godard(1881-1965)…
パフラビー文学 ぱふらびーぶんがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ペルシア・ササン朝の公用語パフラビー語Pahlavīで書かれた文学。パフラビー語は古代ペルシア語と近世ペルシア語の中間に位し、中世ペルシア語ともよ…
サカ さか Saka
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シャカŚakaとも、インド・スキタイIndo-Scythianともいう。紀元前1世紀から後1世紀にかけて、アフガニスタン南東部、パキスタン、インド西部を支配し…
パルティア美術 (パルティアびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- パルティア美術とは,アルサケス朝(前247-後226ころ)下の西アジアに栄えた美術をいうが,必ずしもパルティア人の手になるものではない。前期と後期…