ラグランジュ(Joseph Louis Lagrange)
- デジタル大辞泉
- [1736~1813]フランスの数学者。イタリア生まれ。変分法を創始し、力学体系を数学的手法で解き、著「解析力学」にまとめた。メートル法の制定にも…
ヤコビ
- 百科事典マイペディア
- ドイツの数学者。ベルリン大学に入り,オイラーの著書により数学を独習。1829年ケーニヒスベルク大学教授。楕円関数,偏微分方程式,解析力学等に業…
ハミルトン
- 百科事典マイペディア
- アイルランドの数学者,物理学者,天文学者。ダブリンの生れ。1827年ダンシンク天文台の所員。ハミルトンの特性関数を導入して幾何光学を体系化,ハ…
かいせきりきがく【解析力学】
- デジタル大辞泉
- 《〈フランス〉Méchanique analitique》イタリア生まれのフランスの数学者、ラグランジュの著作。1788年刊行。後の力学の発展に大きな影響を与えた。
解析力学 (かいせきりきがく) analytical mechanics
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 力学系の自由度と一般化座標 正準運動方程式 相空間 正準変換 ポアソン括弧式物理学の一分野。ニュートンの3法則に基づく力学を…
解析力学 かいせきりきがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 力学の基本法則すなわち運動の法則に基づいて物体の運動を広く理解することを目的として体系化された物理学の一分科で、多くは数学的な形式をとって…
解析力学【かいせきりきがく】
- 百科事典マイペディア
- 物理学の一分野。ニュートンの運動の法則に基づく力学を,個々の実例を離れて形式的に発展させて,より一般的な形式にまとめたもの。18世紀後半から1…
ハイゼンベルクの運動方程式 ハイゼンベルクのうんどうほうていしき Heisenberg's equation of motion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 量子力学の運動方程式の一形式。物理量を行列 A(t)で表すとき,その時間的変化を与える方程式をハイゼンベルクの運動方程式という。 ただし,ℏ は …
一般速度 いっぱんそくど generalized velocity
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 解析力学において一般座標の時間導関数をいう。一般座標が長さか角かに応じて,それぞれ普通の速度か角速度かを表わす。
解析 かいせき
- 日中辞典 第3版
- 1分析fēnxī,剖析pōuxī.データを~解析する|分析┏数据〔资料〕.2〈数学〉解析jiěxī.解析関数…
かいせき‐りきがく【解析力学】
- デジタル大辞泉
- ニュートン力学をより一般化した力学体系。具体的には座標系によらない、座標変換に対して不変な運動方程式によって記述される。ラグランジュおよび…
解析力学 かいせきりきがく analytical dynamics
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ニュートン力学を一般座標を用いて記述し,数理解析を用いて力学系の一般的性質を数学的に論じる力学形式。一般座標を用いて表わされたラグランジュ…
へんぶん‐ほう〔‐ハフ〕【変分法】
- デジタル大辞泉
- ある未知の関数とその導関数を含む定積分として表される値を、与えられた条件の下で最大または最小とするような関数を求める方法。解析力学において…
ラグランジュ
- 百科事典マイペディア
- フランスの数学者。イタリアのトリノに生まれ,1766年フリードリヒ大王に招かれベルリン科学アカデミー数学部長,1787年パリに移り,1790年メートル…
ダランベール Jean Le Rond d'Alembert
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1717〜83フランスの数学者・啓蒙思想家「ダランベールの原理」をたてて解析力学の基礎を築き,流体動力学・天体力学にも寄与した。ディドロとともに…
かいせきりきがく【《解析力学》】
- 改訂新版 世界大百科事典
電気力学 でんきりきがく electrodynamics
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 電気・磁気現象および荷電粒子の力学現象をマクスウェルの方程式に基づいて解析力学の形式との対比で論じる電磁気学の分野。全系のラグランジュ関数…
解析
- 小学館 和西辞典
- análisis m.[=pl.]解析するanalizar解析学análisis m.[=pl.] matemático解析力学mecánica f. analítica
ハミルトン(William Rowan Hamilton)
- デジタル大辞泉
- [1805~1865]アイルランドの数学者・理論物理学者。ダブリン大学トリニティーカレッジ在学中に天文学教授となる。光の波動論を支持し、光学系に特…
運動方程式 うんどうほうていしき equation of motion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 物理における物体の運動を理解するための方程式。歴史的にはニュートンの運動の第二法則により、最初のニュートンの運動方程式がF=maという形で提案…
ラグランジュ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Joseph Louis Comte Lagrange ジョゼフ=ルイ=コント━ ) イタリア生まれのフランスの数学者。伝播論、変分法およびその応用、整数論、微分方程式論…
運動方程式 うんどうほうていしき equation of motion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 物体の運動を決める微分方程式。古典力学では質点に対するニュートンの運動方程式があり,これから剛体の運動に対するオイラーの運動方程式,流体の…
ラグランジュ らぐらんじゅ Comte de Joseph Louis Lagrange (1736―1813)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの物理学者、数学者。イタリアのトリノの生まれ。どこで数学を学び、だれが紹介したのか不詳であるが、18歳のときトリノ陸軍砲兵学校の数学…
オイラー方程式 おいらーほうていしき Euler's equations
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 流体力学において、熱や粘性によるエネルギー散逸を無視できる完全流体(理想流体)の運動を表す方程式。18世紀の数学者、オイラーによって定式化さ…
古典力学 こてんりきがく classical mechanics
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 巨視的な物体の運動を論じるのに有効な力学。ニュートンの運動の法則に基づいて展開されたニュートン力学および数理解析を用いてこれを発展させた解…
ラグランジュ Lagrange, Joseph-Louis, comte de l'Empire
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1736.1.25. イタリア,トリノ[没]1813.4.10. フランス,パリイタリア生まれのフランスの数学者。16歳のときにトリノ王立砲術学校の幾何学教授に…
ニュートン力学 ニュートンりきがく Newtonian mechanics
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ニュートンの運動の法則に基づいた力学。系に作用する力を既知として系の運動を論じるニュートン形式と,これを数学的に整備・発展させ,系の力学的…
作用 (さよう) action interaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一般に二つの物体の間に力が働いているとき,その力によって一方が他方に及ぼす影響,またはそれによって生ずる変動のことを作用という。広義には物…
正準方程式 せいじゅんほうていしき canonical equation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ハミルトンの正準運動方程式ともいう。解析力学において,ハミルトン関数 H(qi,pi,t) から導き出された次の運動方程式をいう。 ここで qi は一般…
ラグランジュ関数 らぐらんじゅかんすう Lagrange's function
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 座標とその時間微分の関数で、ある物理系の力学的特性を表し、その運動を規定する量。フランスの物理学者・数学者ラグランジュが導入した。この関数…
タリオ レヴィ・チーヴィタ Tullio Levi-Civita
- 20世紀西洋人名事典
- 1873.3.29 - 1941.12.20 イタリアの数学者,数理物理学者。 元・ローマ大学教授。 パドヴァ生まれ。 1897〜1917年までパドヴァ大学で解析力学を教え…
正準変換 せいじゅんへんかん canonical transformation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 解析力学における正準変数 qi,pi(i=1,2,…,n) の変換で,正準方程式の形を変えないもの。力学系の運動は正準変換が連続的に行なわれることで…
ラグランジュの運動方程式 ラグランジュのうんどうほうていしき Lagrange's equations of motion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 解析力学において,一般座標 qi(i=1,2,…,f) に対する運動方程式。系の運動エネルギー Tを一般座標 qi ,一般速度 ,時間 tの関数 で表し,一般…
モーペルチュイ Maupertuis, Pierre-Louis Moreau de
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1698.9.28. サンマロ[没]1759.7.27. バーゼルフランスの数学者,天文学者。若い頃軍隊にいたが,その後数学教師となる。科学アカデミー会員 (173…
力学【りきがく】
- 百科事典マイペディア
- 広義(mechanics)には〈運動の科学で,自然界に起こる運動をできるだけ簡単に完全に記述することを目的とする〉(キルヒホフ)。運動だけを論じる運…
ダランベールの原理 ダランベールのげんり d'Alembert's principle
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 動力学は,立場を適当に変えてみれば静力学と見直すことができるという力学の原理。慣性系において,力 f が働いたとき質量 m の質点の加速度が a で…
ラーモア Joseph Larmor 生没年:1857-1942
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの物理学者。アイルランドの生れ。ベルファストで教育をうけた後ケンブリッジのセントジョンズ・カレッジで数学を学んだ。ゴールウェーのク…
一般運動量 いっぱんうんどうりょう generalized momentum
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 運動エネルギー T=mv2/2 を速度 v で微分すれば dT/dv=mv=p となり,運動量 p を得る。解析力学では,運動エネルギー T およびラグランジュ関数 L…
ポアンソ ぽあんそ Louis Poinsot (1777―1859)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの数学者。パリ生まれ。1794年理工科大学校(エコール・ポリテクニク)1期生として入学、卒業して橋梁(きょうりょう)土木学校に学び、1809年…
基礎工学 きそこうがく engineering science
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 工学の基礎となる自然科学を中心に、専門分化した諸工学を再編成し、教育・研究しようとする学問体系。アメリカ工学教育協会American Society for En…
運動量 うんどうりょう momentum
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 質点の質量 m と速度 v との積で定義されるベクトル量 p=mv を運動量という。角運動量と区別して線運動量とも呼ばれる。ニュートンの運動方程式は,…
ハミルトンの原理 (ハミルトンのげんり) principle of Hamilton
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古典力学において質点,または質点系の運動を定める法則,すなわち運動法則は質量×加速度=力というニュートンの第2法則であり,これを質点の座標に…
ダランベール d'Alembert, Jean Le Rond
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1717.11.16. パリ[没]1783.10.29. パリフランスの物理学者,数学者,哲学者。貴族の私生子で,サン・ジャン・ル・ロン教会に捨てられ,ガラス職…
運動の法則【うんどうのほうそく】
- 百科事典マイペディア
- ニュートンが確立した,運動と力の関係を示す三つの基礎法則。(1)第1法則(慣性の法則)。物体は力を受けなければ,初め静止していたものはいつ…
一般座標 いっぱんざひょう generalized coordinate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般化座標または正準座標ともいう。力学において運動する質点の位置を表わすには,直角座標 x,y,z のように長さを表わす量の組または極座標 のよ…
ハミルトン関数 はみるとんかんすう Hamilton's function
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 座標と運動量の関数で、ある物理系の力学的特性を表しその運動を規定する量。イギリスの数学者・物理学者のW・R・ハミルトンが導入(1828、32)。保…
ハミルトン(Sir William Rowan Hamilton) はみるとん Sir William Rowan Hamilton (1805―1865)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの数学者、理論物理学者。幼時から天才をうたわれ、伯父の外国語教育を受けて13歳のときにすでに十数か国語に熟達していたといわれる。「計…
ハミルトン Hamilton, Sir William Rowan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1805.8.4. ダブリン[没]1865.9.2. ダブリンアイルランドの数学者,物理学者。幼少から異常な才能を発揮し,1820年頃数学に興味をもちはじめ,A.C…
解析
- ポケットプログレッシブ独和・和独辞典(和独の部)
- Analyse [女]~する|analysieren
かい‐せき【解析】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物事を細かくとき分けて、組織的、論理的に調べること。[初出の実例]「論者は果たして感情の上で先づ美と感ぜられて而して後に此理窟を…