アブサロカ岩
- 岩石学辞典
- 斑状の玄武岩質または粗面ドレライト質の岩石.橄欖(かんらん)石粗面玄武岩.斑晶には橄欖石,オージャイト,ラブラドライトの存在が特徴である.石…
ハリス岩
- 岩石学辞典
- 橄欖石と塩基性斜長石で構成される岩石[Harker : 1908].灰長石橄欖岩に相当する[Troeger : 1935].この岩石は,結晶の沈下がとぎれた間に,マグ…
角閃石岩
- 岩石学辞典
- 主として角閃石からなる粗粒顕晶質の超マフィック質火成岩.副成分として長石,黒雲母,橄欖(かんらん)石なども含まれる.長石の量が増加するとアッ…
電気石岩
- 岩石学辞典
- 石英と電気石からなる岩石.黒雲母,長石,トパズなどが伴われる[Tomkeieff : 1983].
パーシトイド
- 岩石学辞典
- 長石質でない鉱物によるパーサイト的な組織[Quensel : 1939].
ドレロイド
- 岩石学辞典
- 准長石を含むドレライト[Shand : 1910].doleriteとfeldspathoidの合成語.
パルシェット岩
- 岩石学辞典
- リューサイト─テフル岩に似た火山岩であるが,斜長石以外に正長石が加わり,多量のリューサイトが含まれる[Johannsen : 1938].代表的な岩石ではリ…
硬玉岩
- 岩石学辞典
- アルカリ輝石,ジェダイト(jadeite)を主成分とする細粒の岩石で,少量の長石または准長石を伴う[Mrazec : 898].アルカリ火成岩が高圧変成作用に…
眼球ヘレフリンタ白粒岩
- 岩石学辞典
- 細粒層状の白粒岩で,長石の目(Augen)を持つ岩石[Scheumann : 1936].
ダン・デ・シェヴァ
- 岩石学辞典
- 花崗岩の接触により母岩中に発達した長石の大きな結晶[Michel-Levy : 1893].
バサン岩
- 岩石学辞典
- 細粒の亜優黒質な玄武岩質の岩石で,一般に斑状.主に橄欖(かんらん)石,准長石類(一般にネフェリン)からなり,オージャイト,斜長石を含んでいる…
パーマイト
- 岩石学辞典
- ガラスと長石からなる浮石にコルディエが与えた名称[Cordier : 1816].
斜長流紋岩
- 岩石学辞典
- →斜長石英粗面岩
カルシ閃長岩
- 岩石学辞典
- 少量のCa-斜長石を含む閃長岩[Johann-sen : 1920].
オルソディトウロ岩
- 岩石学辞典
- 斜長石を含まないディトウロ閃緑岩(ditroite)[Johannsen : 1920].
方解石エジアパイト
- 岩石学辞典
- 方解石,エジリン,長石からなる岩石である[Belyankin & Vlodavetz : 1932].
オリゴファイア
- 岩石学辞典
- オリゴクレースの斑晶が長石質の石基に含まれる岩石[Coquand : 1857].古い名称.
エセックサイト質モンチク岩
- 岩石学辞典
- 塩基性斜長石がガラス質の石基に含まれるモンチク岩[Lacroix : 1902, 1903].
オルソ閃長岩
- 岩石学辞典
- 斜長石を少量かまたは全く含まない閃長岩である[Johannsen : 1920].アルカリ閃長岩と同義.
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石英と斜長石を主成分とする深成岩。雲母や角閃石を含むことが多い。
ベロエイル岩
- 岩石学辞典
- 長石を含むタワジョク岩(tawite).ソーダライト閃長岩とタワジョク岩の中間組成の岩石.モザイク状のソーダライト(70%)と副次的なネフェリンが…
かいそうちょうせき【灰曹長石】
- 改訂新版 世界大百科事典
アディノール
- 岩石学辞典
- 泥質の岩石が塩基性貫入岩の接触変成作用によって曹長石化作用が行われたもの[Haussmann : 1828].普通この岩石はモザイク状の曹長石または曹長石…
カタランスカイト
- 岩石学辞典
- ダイアレージ,斜長石,石榴石からなる片麻岩状岩石[Fedorov : 1903].
花崗岩 かこうがん granite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石英と長石とを主成分とする比較的粒の粗い岩石の総称。長石はカリウム長石(カリ長石)の場合と斜長石の場合があるが、たいていはその両者がともに…
斜長花崗岩
- 岩石学辞典
- 斜長石(ほとんどの岩石で曹長石かオリゴクレース),石英,角閃石または黒雲母から構成される花崗岩で,カリ長石をほとんど含まず,色指数は低く,…
ローソン石 ローソンせき lawsonite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 斜方晶系の含水鉱物。 CaAl2Si2O7(OH)2・H2O 。無色ないし白色。比重 3.05~3.10,硬度6。灰長石に水が2分子加わったものであるが,比重は灰長石が 2…
マイクロティナイト
- 岩石学辞典
- 閃緑岩質の火山放出塊で,新鮮なガラス状の透明な斜長石(microtineという),ときにサニディン,一種類かそれ以上の種類のオージャイト,ハイパーシ…
フォイア岩
- 岩石学辞典
- 平板状の長石による准粗面状(trachytoid)組織をもつネフェリン閃長岩をいうが,粗粒で粒状のものもある.大きな半自形のアルカリ長石,ネフェリン…
コルヌビア岩
- 岩石学辞典
- 黒雲母,石英,斜長石,正長石を主成分とする細粒のホルンフェルス.最初に花崗岩に隣接する岩石として記載されたもので,暗青色から紫色に変化する…
ペレ岩
- 岩石学辞典
- ガラス質の玄武岩でCa斜長石,ハイパーシン,鉄鉱物(ときに橄欖(かんらん)石,オージャイト,燐灰石)の斑晶を含み,石基のガラスにはアンデシン,…
ダブル・パーサイト
- 岩石学辞典
- パーサイト状正長石とアンチパーサイト状オリゴクレースの平行連晶(Geijer : 1912).
ソーダ雲母 ソーダうんも paragonite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- パラゴナイトともいう。 Na2Al4(Si6Al2)O20(OH,F)4 。ナトリウムを含む雲母で,少量の白雲母が入る。細鱗状の集合体,白色,比重 2.8内外,硬度 2.5…
半花崗岩質組織
- 岩石学辞典
- 砂糖状(saccharoidal)と同じ.独立した鉱物粒が肉眼で判別できて,ほとんどすべての構成鉱物が他形である.細粒で他形等粒組織である.一般に主成…
玻璃基流晶質組織
- 岩石学辞典
- 填間状(intersertal)組織で,長石の針状の微結晶がガラスと組み合わさり石基を作る組織で,不規則にフェルト状に配列した長石の微晶の間の小さな隙…
紫蘇輝岩
- 岩石学辞典
- ノーライトと同義.初めにローズによって紫蘇輝石(hypersthene)と斜長石からなる岩石に命名されたが[Rose : 1835],後にローゼンブッシュにより…
アンカラミ岩
- 岩石学辞典
- 大きな斑晶の輝石と橄欖(かんらん)石の斑晶をもつ優黒質の玄武岩で,斜長石は少なく,輝石は橄欖石よりも多いもの.細粒の石基にはオージャイトと少…
al・bite /ǽlbait/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]《鉱物》曹長石.
メナ岩
- 岩石学辞典
- 細粒の完晶質斑状の岩石で,オリゴクレース,正長石,輝石,角閃石,少量の石英などを含んでいる.角閃石の量は非常に多い[Brögger : 1894].…
アッピン岩
- 岩石学辞典
- 角閃石に富むランプロファイアを総称したスコットランドのアッピン(Appin)地方の名称.中粒から粗粒の亜優黒質の岩石で,角閃石のベースは主に斜長…
英雲化作用
- 岩石学辞典
- 花崗岩やその周辺の岩石が,比較的高温の過熱水蒸気とフッ素の作用による交代変質作用.花崗岩の中の長石は白雲母に変化するが曹長石は残っている.…
デイサイト
- 百科事典マイペディア
- 安山岩と流紋岩の中間組成のケイ長質火山岩。SiO2量が63〜70または63〜77重量%のもの。色指数は10〜20。斑晶として石英,斜長石,カリ長石,輝石,…
パーアルカリ型
- 岩石学辞典
- 以前には准長石が多い一連の岩石のことであったが,その後シャンドによる岩石の分類では,Al2O3<(Na2O+K2O)の場合をパーアルカリ型と呼んだ.こ…
アルカリ岩 アルカリがん alkali rock
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学組織上,二酸化ケイ素や酸化アルミニウムに対してアルカリ ( Na2O+K2O ) の割合の多い火成岩の総称。 19世紀末から行われてきた分類法。一般に…
造岩鉱物 ゾウガンコウブツ rock-forming mineral
- 化学辞典 第2版
- 岩石を構成する鉱物.おもなものは石英,長石類,准長石類,雲母類,角せん石類,かんらん石類,輝石類,ざくろ石類,スピネル類,緑泥石類,沸石類…
カリアラスカイト斑岩
- 岩石学辞典
- アラスカイト斑岩でNa-斜長石を少量か全く欠如する岩石[Johannsen : 1932].
ヴァリオリティック角閃石片岩
- 岩石学辞典
- 長石の白色または赤色の丸い粒を含む角閃石片岩[Stache : 1863].
白榴バサン岩
- 岩石学辞典
- リューサイト─バサン岩で,リューサイトが斜長石よりも多く含まれる岩石[Washington : 1906].
せきぼく‐へんがん【石墨片岩】
- デジタル大辞泉
- 変成岩の一。多量の石墨を含む黒色の結晶片岩。石英・長石・絹雲母なども含み、薄くはがれやすい。
ポイキロプレクトフィティック
- 岩石学辞典
- 大きな輝石の結晶が小さな短冊状の斜長石の群を完全に包み込んでいる組織[Holmes : 1937].