「化合物」の検索結果

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燃焼熱 ネンショウネツ heat of combustion

化学辞典 第2版
ある化合物の1 mol を完全燃焼するときのエンタルピー変化.化合物の生成熱を求めるためにも用いられる.

立体化学 りったいかがく stereochemistry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化合物の立体構造の決定,立体構造と化学的,物理的性質を研究する化学で,有機化学の重要な一分野である。また無機窒素化合物や錯体の分野でも重要…

硝酸エステル しょうさんエステル nitric ester

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
水酸基をもつ化合物と硝酸とを反応させてできる化合物。不安定で熱や衝撃によって爆発する。硝化綿やニトログリセリンなどがその例である。

遊離基

栄養・生化学辞典
 フリーラジカル,ラジカルなどという.有機化合物から元素が一つ引き抜かれた形の化合物で,不対電子をもつため,反応性に富む.

ぶんかい‐ねつ【分解熱】

デジタル大辞泉
化合物がその成分元素の単体に分解することによって発生する反応熱。通常、1モルの化合物の分解反応によって生じる熱量の値で表す。

ニトラミン にとらみん nitramine

日本大百科全書(ニッポニカ)
化合物ニトロアミンの別称であるが、化合物テトリルをこのようによぶことがある。[編集部][参照項目] | テトリル | ニトロアミン

アルギニン‐りんさん【アルギニン×燐酸】

デジタル大辞泉
アルギニンがリン酸化された化合物。無脊椎動物の筋肉に存在し、エネルギーを貯蔵する役割を果たす。高エネルギーリン酸化合物の一つ。

硫化物 りゅうかぶつ sulfide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
硫黄とそれよりも陽性の元素との化合物の総称。金属元素あるいは非金属元素との化合物のほか,各種無機あるいは有機の基と硫黄の化合物,さらに硫化…

水和物 すいわぶつ hydrate

日本大百科全書(ニッポニカ)
水が他の化合物に加わってできた化合物、すなわち水和化合物をいう。古くは水化物、含水化物、水加物などともいわれた。もっとも普通にみられるもの…

右旋性 うせんせい dextrorotatory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
光学活性物質,すなわち偏光面を回転する化合物のうち偏光面を右へ回転する物質を右旋性物質といい,その性質を右旋性という。化合物の右旋性を表わ…

外因性窒素

栄養・生化学辞典
 タンパク質を中心とする体の含窒素成分の代謝によって生成する尿中の窒素化合物を内因性窒素というのに対して,食事に由来する尿中の窒素化合物.…

そく‐さ【側鎖】

デジタル大辞泉
鎖式化合物で、主鎖から枝分かれしている炭素鎖。また環式化合物で、環に結合している炭素鎖。

ポリフェノール ポリフェノール polyphenol

化学辞典 第2版
多価フェノールともいう.同一分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基をもつ化合物の総称.自然界には,フラボノイド系,クマリン系化合物など数千…

ビニル重合 ビニルじゅうごう vinyl polymerization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
合成樹脂をつくる重要な反応の一つであって,特にビニル化合物 ( CH2=CHR ) やビニリデン化合物 ( CH2=CRR' ) の二重結合部分が,光,熱,放射線,…

高分子効果 コウブンシコウカ polymer effect

化学辞典 第2版
相当する低分子のモデル化合物に比べて,高分子化合物の示す物理的,化学的性質がいちじるしく異なる場合がある.この現象を高分子効果という.その…

チオグルコシド

栄養・生化学辞典
 グルコシル基が他の化合物のスルフヒドリル(チオール)基に置き換わっている形の化合物.チオグリコシダーゼによって,グルコースとチオール化合…

分解

栄養・生化学辞典
 一般に複雑な物質を,より簡単な物質に変化させる過程.例えば,高分子化合物を低分子化合物へと変化させることなど.

チアゾール ちあぞーる thiazole

日本大百科全書(ニッポニカ)
5員環複素環式化合物の一つ。化学式からわかるように環内に硫黄(いおう)と窒素の両原子をもつので、環内にある硫黄を意味する接頭語のチアthia-を窒…

同族列 どうぞくれつ homologous series

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
一連の有機化合物で,その組成が互いに CH2 ずつの違いのある一群の化合物。たとえばメチルアルコール CH3OH ,エチルアルコール C2H5OH ,プロピル…

ひそ‐ざい【砒素剤】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 砒素化合物を用いた薬剤。無機化合物のものは毒薬として扱われ、有機化合物のものは梅毒やマラリアの治療剤として用いられている。[初出…

生成熱 せいせいねつ heat of formation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
物質 1molをその成分元素の単体から生成するときの反応熱。1気圧,25℃を標準状態にとり,このとき安定な形で存在する元素から化合物を生成するときの…

有機酸 ゆうきさん organic acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸性をもっている有機化合物の総称。無機酸(鉱酸)に対する用語であり、鉱物から得られる酸である無機酸に対して、動植物界から得られる酸を有機酸…

超酸化物 ちょうさんかぶつ hyperoxide superoxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
超酸化物イオンO2-を含む化合物をいう。一般式MIO2で示される。電気陽性の強い元素の化合物のみが知られている(MI=Na,K,Rb,Cs,1/2Ca,1/2Sr,1/2Ba)…

有害物質 ゆうがいぶっしつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
環境中に排出されると,人の健康,生活環境に被害を生じさせるおそれのある汚染物質。大気汚染防止法,水質汚濁防止法,土壌汚染対策法などがそれぞ…

磁性半導体 じせいはんどうたい magnetic semiconductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
強磁性体でありながら電気的・光学的に半導体的な性質を併せ持つ物質。 CdCr2Se4 や HgCr2Se4 のようなカルコゲナイドスピネル化合物や,岩塩構造の…

ビニル重合 ビニルジュウゴウ vinyl polymerization

化学辞典 第2版
炭素-炭素二重結合を有するビニル化合物(CH2=CHX),ビニリデン化合物(CH2=CXY)およびビニレン化合物(CHX=CHY)は,単に二重結合が開いて次のように重…

系統名

栄養・生化学辞典
 組織名ともいう.有機化合物などを命名するうえでIUPACが国際的に一定の基準で命名した名前.一義的にかつ確実にその化合物の名称を示せる.

ツェレビチノフ法 ツェレビチノフほう Tserevitinov determination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物中の活性水素の定量法。活性水素を有する有機化合物にメチルヨウ化マグネシウムを作用させ,発生するメタンガスの体積を測定する。

ネスメヤーノフ ネスメヤーノフ Nesmeyanov, Aleksandr Nikolaevich

化学辞典 第2版
ロシアの有機化学者.1917年モスクワ大学に入学.1922年に卒業すると大学にそのまま残り,1935年に教授.1943年ソ連科学アカデミー正会員に選出され…

チア チア thia

化学辞典 第2版
炭素環のC原子がS原子に入れかわった化合物を命名するのに,S原子に対して使う接頭語.複雑な鎖式化合物の場合にも使われる.例:チアゾール.

ビニル びにる vinyl

日本大百科全書(ニッポニカ)
ビニル化合物の略称。ビニールともいう。一般には塩化ビニルなどの重合により得られるビニル樹脂をさすことが多い。ビニルシート、ビニル管などの「…

分子カプセル ぶんしカプセル molecular capsule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シクロデキストリンなど,包接化合物を形成する分子。シクロデキストリン類は分子内に疎水性の空洞をもっており,この空洞に見合う大きさの有機化合…

ビタミンA効力

栄養・生化学辞典
 ビタミンA活性をもつ化合物には,レチノールやそのエステル,レチノイン酸,種々のカロテンなど,いくつかの化合物がある.そのため,それらの化合…

メチル基転移

栄養・生化学辞典
 一つの化合物のメチル基を他の化合物へ転移させる反応.

かくじききょうめい‐そうち〔‐サウチ〕【核磁気共鳴装置】

デジタル大辞泉
磁場の中で原子核が特定の周波数の電磁波を吸収・放出する核磁気共鳴現象を利用して、有機物・有機化合物・高分子化合物などの分析を行う装置。→MRI

アセチルトランスフェラーゼ

栄養・生化学辞典
 アセチル基転移酵素ともいう.一つの化合物のアセチル基を他の化合物へ転移する反応を触媒する酵素.コリンアセチルトランスフェラーゼなど.

そく‐さ【側鎖】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鎖状化合物で主鎖から分枝している炭素鎖。環式化合物では、環についている脂肪族の炭素鎖をいう。〔稿本化学語彙(1900)〕

トランスフェラーゼ

栄養・生化学辞典
 転移酵素ともいう.ある化合物の原子団を他の化合物へ転移する反応を触媒する酵素の総称.アミノ基,アシル基,グリコシル基,メチル基などを転移…

トロパン tropane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トロパンアルカロイドの基本骨格の化合物。アトロピンを加水分解して得られるトロピンは,トロパンに水酸基がついた化合物である。沸点 167℃。

りゅうか‐ぶつ(リウクヮ‥)【硫化物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 硫黄と陽性元素との化合物。多くは金属元素との化合物で、天然に産出して金属鉱石として用いられるものが多い。〔牙氏初学須知(1875)〕

ケト ケト keto

化学辞典 第2版
ケトンの特有構造をさす一般名.同族化合物の総称として,ケトアルコール,ケト酸などとよぶが,個々の化合物の命名には=Oに対してオキソを用いる.

側鎖 そくさ side chain

日本大百科全書(ニッポニカ)
鎖式化合物(脂肪族化合物)の主鎖(もっとも長い鎖)から枝分れしている炭素鎖をいう。鎖式化合物の場合は、もっとも炭素数の多い直鎖を探し出して…

ヒ化物 ヒカブツ arsenide

化学辞典 第2版
ヒ素と,より陽性な元素(おもに金属)との二元化合物.【Ⅰ】アルカリ金属,アルカリ土類金属,希土類,周期表11,12族などの金属との化合物は共有結合…

ni・tri・fy /náitrəfài/

プログレッシブ英和中辞典(第5版)
[動](他)《化学》1 …を硝化する;…を窒素(化合物)で処理する[と化合させる].2 …に窒素(化合物)を浸透させる.nìtrificátion[名]硝化(作用).

有機化学【ゆうきかがく】

百科事典マイペディア
有機化合物の製法,性質,反応,用途などを研究する化学の一部門。有機化合物の同定(構造決定)などを行う有機分析化学と,有機合成化学を中心に発…

水素化物 すいそかぶつ hydride

日本大百科全書(ニッポニカ)
水素は、希ガス元素を除くほとんどすべての元素となんらかの形の化合物をつくる。そして水素は相手元素の性質によって、正1価および負1価として、あ…

プラズマ重合 プラズマジュウゴウ plasma polymerization

化学辞典 第2版
気相中のモノマーガスを放電によりプラズマ状態として活性化させ,薄膜状高分子を得る方法.特定の官能基を必要とせず,有機化合物,有機金属化合物…

シストランスイソメラーゼ

栄養・生化学辞典
 シス型の化合物とトランス型の化合物の相互変換を触媒する酵素.例えばマレイン酸イソメラーゼ[EC5.2.1.8]で,マレイン酸とフマル酸の変換を触媒…

こうぶつ‐せんりょう(クヮウブツセンレウ)【鉱物染料】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 天然または人造の無機化合物からなる染料。有機化合物の染料にくらべ、きわめて少ない。岩緑青、代赭(たいしゃ)、鉛白、クロムイエローな…

he・te・ro・ci・clo, [e.te.ro.θí.klo/-.sí.-]

小学館 西和中辞典 第2版
[男] 〖化〗 複素環式(化合物),ヘテロ環:炭素だけでなく炭素以外の原子が一つ以上含まれる環状構造の化合物.

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