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生成熱 せいせいねつheat of formation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生成熱
せいせいねつ
heat of formation

物質 1molをその成分元素の単体から生成するときの反応熱。1気圧,25℃を標準状態にとり,このとき安定な形で存在する元素から化合物を生成するときの反応熱を特に標準生成熱と呼ぶ。生成熱は単体から化合物を生成するときの反応熱を直接求めることができなくても,その化合物の燃焼熱と化合物を構成している単体の燃焼熱の差から間接的に求めることができる。 (→総熱量保存の法則 )

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デジタル大辞泉の解説

せいせい‐ねつ【生成熱】

反応熱の一種。ある化合物を成分元素の単体から合成するときに発生、または吸収される熱量。ふつう化合物1モル当たりの熱量で表される。また、熱力学的な標準状態(1気圧、セ氏25度)における生成熱を標準生成熱、もしくは標準生成エンタルピーという。

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百科事典マイペディアの解説

生成熱【せいせいねつ】

ある化合物1モルを,その成分元素の単体からつくるときに発生する熱量をその化合物の生成熱という。たとえば Na(固体)+1/2 Cl2(気体)→NaCl(固体)+411,000J/mol(15℃)直接反応で求められないものについては,ヘスの法則により種々の熱化学方程式から求めることができる。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいせいねつ【生成熱 heat of formation】

ある化合物1molをその構成元素の単体から合成する際に発生または吸収される熱量をその化合物の生成熱と呼ぶ。とくに標準状態(1気圧)のもとで天然に安定に存在する状態(たとえば水素は気体,水銀は液体,硫黄は斜方硫黄)を基準にとったときの値を標準生成熱という。また,構成元素をすべて原子として,これから化合物を合成するとした場合の生成熱をとくに原子生成熱という。種々の反応熱の測定値は〈ヘスの法則〉を使って最終的に標準生成熱として整理され,25℃(298.15K)での値が多くの数値表に収録されている。

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大辞林 第三版の解説

せいせいねつ【生成熱】

物質1モルがその成分元素の単体から生成するときに発生する熱量。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生成熱
せいせいねつ
heat of formation

反応熱の一種。物質1モルをその成分元素から合成するときに放出される熱量をいう。直接に単体から合成できない場合には、ヘス熱化学の法則を利用して種々の反応を組み合わせ、熱化学方程式によって求める反応の生成熱を計算する。反応が25℃、1気圧の条件下で行われた場合に換算した値を標準生成熱という。[山崎 昶]

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