「三国志」の検索結果

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【犀利】さいり

普及版 字通
堅く鋭い。〔三国志、魏、伝〕彼は上下相ひひ、五兵(武器)犀利なり。我は將易(かは)り兵新しく、杖(武器)未だ復せず。~、黠數(かつすう)(狡獪…

【使君】しくん

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漢の刺史。のち、州郡長官の尊称。〔三国志、蜀、先主伝〕是の時、曹(操)從容として先(劉備)に謂ひて曰く、今天下の雄、惟だ君と操とのみと。~…

【類】げつるい

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悪人ども。〔三国志、呉、呉主伝〕の軍を興してより五十年、役賦する、そ百皆民に出づ。天下未だ定まらず、ほ存す。士民の、に貫知するなり。然れど…

みず‐ぬき(みづ‥)【水抜】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 たまり水などを流しやること。また、その所。水の落とし口。〔書言字考節用集(1717)〕[初出の実例]「水ぬきのつぎ樋を這う這うくぐる(…

濊貊 わいばく Yemaek

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
古代中国東北部から朝鮮半島の北東方面に居住していた民族名。ツングース系ともいわれる。貊という名称は先秦の諸文献にみえるが,彼らについて最も…

【喜戚】きせき

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喜びと憂えごと。〔三国志、呉、孫権伝〕今日君、と事に從ふ。君臣の義存すと雖も、ほ謂(おも)ふに骨も復(ま)た是れにぎざらん。榮喜戚、相ひ與(とも…

【達見】たつけん

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道理のあるところをみとおす。〔三国志、呉、呉主権伝〕魏の踐祚し、~(孫)に策命して曰く、~君、天忠亮、~深く數を覩(み)、廢興を見す。~甚だ…

【惑】びゆう(びう)わく

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あやまりまどう。〔三国志、魏、王丘諸鍾伝評〕王、風格、丘儉、才拔幹、(たん)、嚴毅威重、~而れども皆心大にして志、を慮(おもんぱか)らず、變ず…

【婦】たふ

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妻を奪う。〔三国志、魏、武帝紀〕(令)聞く、冀州の俗、子部を異にし、(こもごも)相ひ毀譽(きよ)すと。昔直不疑、兄無きに、世人之れを盜と謂ひ、…

【槐棘】かい(くわい)きよく

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周代、三公九の宮廷に槐棘を植えたのによる。〔三国志、魏、高柔伝〕古(いにしへ)、刑に疑はしきるときは、輒(すなは)ち槐棘の下に議す。今より後、…

とこ‐ぼ・える【常吠】

精選版 日本国語大辞典
〘 自動詞 ヤ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]とこぼ・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 声を立てて長く泣く。いつまでも泣きつづけるのをののしっていう。…

【宿構】しゆくこう

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前もって詩文を用意する。〔三国志、魏、王粲伝〕善くを屬(つく)り、筆を擧ぐれば(すなは)ちる。~時人常に以て宿と爲す。然れども正に復(ま)た覃思(…

【恚望】いぼう(ばう)

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怒りうらむ。〔三国志、魏、鮑伝〕太子を立て、(くん)を以て中庶子と爲す。~、~正を守りて撓(たわ)まず。太子固(もと)よりぶこと能はず。~恚(ます…

【舸船】かせん

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ふね。〔三国志、呉、襲伝〕(孫)、を討つ。、兩衝(戦艦)をたへて(べん)(水名)口を挾守す。~、統とに部と爲り、~大舸に乘り、衝の裏(うち)に…

【詳尽】しよう(しやう)じん

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詳悉。〔三国志、魏、三少帝、高貴郷公髦伝〕、太學に幸し、儒に問ふ。~(易博士、淳于)俊(じゆんうしゆん)對へて曰く、古義弘深、問奧、臣の能く…

【嫡室】てきしつ・ちやくしつ

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正殿。また、正夫人。〔三国志、蜀、先主甘皇后伝〕沛の人なり。先~(い)れて以て妾と爲す。先數(しばしば)室を喪(うしな)ふ。常に事を攝し、~後を…

【弔客】ちよう(てう)きやく

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弔問の人。〔三国志、呉、虞翻伝注に引く虞翻別伝〕生きては與(とも)に語るべき無く、死しては蠅を以て弔客と爲さん。天下に一人己を知るあらしめば…

【煩懣】はんまん

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胸つかえ。〔三国志、魏、方伎、華佗伝〕廣陵の太守陳登、を得て胸中煩懣し、面赤くしてらはず。佗(た)、みて曰く、府君の胃中に蟲數升り、、疽(そ)…

【屈致】くつち

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むりにこさせる。〔三国志、蜀、諸亮伝〕(徐)庶曰く、此の人、就きて見るべきも、屈致すべからざるなり。將軍、宜しく駕を枉(ま)げて、之れをみる…

【勲烈】くんれつ

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功業。功烈。〔三国志、魏、三少帝、陳留王奐紀〕昔王、亂を靜(やす)んじ世を濟(すく)ひ、大を保ち功を定むるに、武塗(みち)を殊にするも、勳烈は歸…

【残忍】ざんにん

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残酷。〔三国志、魏、卓伝〕卓、性殘不仁、に嚴刑を以て衆を脅(おびやか)し、睚眦(がいぜい)(目を怒らせる)の隙(げき)(争い)にも必ず報じ、人自…

【貌寝】ぼう(ばう)しん

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小柄で容貌が醜い。〔三国志、魏、王粲伝〕州に之(ゆ)きて劉表に依る。表、粲の貌寢にして體(つうたつ)(すなおで気軽)なるを以て、甚だしくは重ん…

【獄】へいごく

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審理不十分。誤判。〔三国志、魏、明帝紀〕(青竜四年六月詔)郡國の獄、一の中ほ數百にぎたり。豈にが訓醇ならざるか、~將(は)た苛法ほ存して、之…

しょう‐しょ(シャウ‥)【象胥】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 通訳。通事。通弁。[初出の実例]「象胥をまなびたく思ふならば、〈略〉通俗三国志などを唐よみに学ぶべし」(出典:随筆・独寝(1724頃)…

【幹略】かんりやく

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才能と謀略。〔三国志、呉、諸恪等伝評〕恪は才氣幹略、人のするなり。然れども驕りて且つ吝(りん)なり。~己(おのれ)に矜(ほこ)り人を陵(しの)ぐ。…

【回顧】かい(くわい)こ

普及版 字通
ふりかえる。〔三国志、呉、孫策伝注に引く呉歴〕一たび君と符を同じうし、を合はせたるも、永固のり。今(すなは)ち行かん。老母弟を以て、君に委付…

【祚】きよう(きやう)そ

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天の幸いをうける。王位に即く。〔三国志、蜀、先主伝〕んで元日を擇び、百寮と壇に登り、皇の璽綬(じじゆ)を受く。~惟(こ)れ祚を家に(う)け、永く…

【計考】けいこう(かう)

普及版 字通
はかり考えて推薦する。〔三国志、魏、文帝紀〕詔して曰く、今の計考は、古の貢士なり、十室の邑に、必ず忠信なるものらん。~老幼に拘すること勿(な…

【彊対】きよう(きやう)たい

普及版 字通
強敵。〔三国志、呉、陸伝〕劉備は天下の知名、曹操の憚(はばか)るなり。今界に在るは、此れ彊對なり。~當(まさ)に相ひ輯睦(しふぼく)して、共に此…

【県旌】けんせい

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旗を掲げて作戦する。〔三国志、魏、高堂隆伝〕方隅(やす)きに匪(あら)ず、征夫く戍(まも)る。外に事り、旌を里に縣く。六軍騷動し、水陸轉す。百姓…

【奥】こんおう(あう)

普及版 字通
奥深いところ。また、学問の奥義。〔三国志、魏、管寧伝〕伏して太中大夫管を見るに、~心を老に(たの)しましめ、志を六に游ばせ、堂に升(のぼ)り室…

【後援】こうえん(ゑん)

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援軍。後に救援する。〔三国志、呉、周瑜伝注に引く江表伝〕(けい)~(すなは)ちに在りて發せよ。(孫権)、當(まさ)に續ぎて人衆を發し、多く糧を載…

【召還】しようかん(せうくわん)

普及版 字通
呼びもどす。〔三国志、呉、陸胤伝〕胤、天、~江邊は任輕く、其の才を盡さず。~しに召し、するに上司を以てせば、則ち天工畢(ことごと)く脩まり、…

【崇侈】すうし

普及版 字通
おごり贅沢をきわめる。〔三国志、魏、高堂隆伝〕彼の二(呉と蜀)竝びに無を爲し、崇侈度無く、其の士民を役し、其の賦を重くす。下(しも)、命に堪…

【穆清】ぼくせい

普及版 字通
穏やかで清らか。〔三国志、呉、陸抗伝〕(上)夫(そ)れ俊乂(しゅんがい)なるは、國家の良寶にして、稷(しやしよく)(国家)の貴、庶の倫敍する以(ゆ…

【版謁】はんえつ

普及版 字通
名刺を出して面会を求める。〔三国志、魏、管寧伝〕張先生((せん))は、謂(いはゆる)上は天子に事(つか)へず、下は侯を友とせざるなり。此れ豈に版…

【避難】ひなん

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難を他の地に避ける。〔三国志、魏、武帝紀〕太(曹)、徐州よりる。初め太の嵩(すう)、~卓の亂にを瑯(らうや)にけ、陶のすると爲る。故に太の志は…

【匹敵】ひつてき

普及版 字通
つれあい。また、対等。〔三国志、魏、后妃、文徳郭皇后伝〕勅して曰く、親戚嫁娶、自(おのづか)ら當(まさ)に里と門匹するものるべし。勢ひ彊きに因…

【燎髪】りよう(れう)はつ

普及版 字通
髪をやく、容易なことのたとえ。〔三国志、魏、王粲伝〕(陳琳、何進を諫む)今將軍、皇威をべ、兵を握る。~此れを以て事を行はば、洪爐を鼓して、…

平話 へいわ Ping-hua

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
中国の歴史説話。宋,元代に都市の盛り場で流行した講談のテキストを話本 (わほん) と呼び,平話はときにはこれと同義に用いられることもあるが,一…

じゅうしち‐し〔ジフシチ‐〕【十七史】

デジタル大辞泉
中国の歴代の正史17書の総称。史記・漢書・後漢書・三国志・晋書・宋書・南斉書・梁書・陳書・魏書・北斉書・周書・隋書・南史・北史・新唐書・新五…

【分賜】ぶんし

普及版 字通
分かち与える。〔三国志、蜀、先主伝〕を圍むこと數十日、(劉)、出でてる。~先置酒して、大いに士卒にし、蜀の中の金銀を取りて、將士に賜し、其…

【弊車】へいしや

普及版 字通
破れ車。〔三国志、呉、劉伝注に引く続漢書〕家に賄(わい)をせず。重寶の無し。恆(つね)に飮を(うす)くし、衣をくし、車馬、號して窶陋(くろう)と爲…

【廃易】はいえき

普及版 字通
退け人をかえる。〔三国志、魏、三少帝、斉王芳紀〕中書令李豐~等、大臣を廢易し、太常夏侯玄を以て大將軍と爲さんことを謀る。~事覺(あら)はれ、…

【八方】はつぽう(ぱう)

普及版 字通
四方八方。〔三国志、呉、賀邵伝〕陛下、昔~哲を以て、飛して天に應ず。四頸(くび)を(ひ)き、方目を拭(ぬぐ)ふ。・康のを以て、必ず旦夕にんならし…

【咎戻】きゆう(きう)れい

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とがめ。〔三国志、蜀、郤正伝〕是(ここ)を以て賢人君子、深圖慮、彼(か)の咎を畏れ、超然高擧す。(むし)ろ尾を塗(泥)中に曳き、濁世の休譽(名声…

【僑客】きよう(けう)かく

普及版 字通
他郷にかりずまいする人。〔三国志、蜀、法正伝〕(正)に任用せられず。其の州邑の、に僑客たるの、無行を謗(そし)ると爲り、志得ず。~常に竊(ひそ…

【屈】くつさく

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困難。〔三国志、魏、和洽伝〕昔、(何)曹(参)、高と竝びに賤よりり、功を致し勳を立つ。高屈に在るに、二相恭順、臣らかなり。祚(そ)の後世にぶ…

【曠宇】こう(くわう)う

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曠野。また、大きな度量。〔三国志、呉、虞翻陸績等伝評〕(ぐほん)は古の狂直なり。固(もと)より末世にれし。然れども(孫)容るること能はず。曠宇…

【研核】けんかく

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しらべ考える。〔三国志、呉、張温伝〕(も)しを潛(ひそ)め思ひを留め、纖粗(せんそ)せば、何ぞとして宣びざらん。事何ぞ昧(くら)きとして昭らかなら…

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放射冷却

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