残忍(読み)ザンニン

デジタル大辞泉 「残忍」の意味・読み・例文・類語

ざん‐にん【残忍/惨忍】

[名・形動]無慈悲なことを平気ですること。また、そのさま。「―な犯行
[派生]ざんにんさ[名]
[類語]残酷残虐苛酷暴虐陰惨悲惨凄惨惨憺無残ひどむご惨たらしい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

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精選版 日本国語大辞典 「残忍」の意味・読み・例文・類語

ざん‐にん【残忍・惨忍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 残酷なことを平気ですること。情を知らないこと。無慈悲なこと。また、そのさま。→残忍酷薄残忍非道
    1. [初出の実例]「頼朝ほど雄略の名将は少して、残忍忌刻又類なき愚将なり」(出典:箚録(1706))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐王吉伝〕

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普及版 字通 「残忍」の読み・字形・画数・意味

【残忍】ざんにん

残酷。〔三国志、魏、卓伝〕卓、性殘不仁、に嚴刑を以て衆を脅(おびやか)し、睚眦(がいぜい)(目を怒らせる)の隙(げき)(争い)にも必ず報じ、人自ら保たず。

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