さし‐ゆ【指湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 湯をさし足すこと。とくに茶の湯で、茶を点(た)てるときに、初めは練り易い湯の量で行ない、ある程度練った後にさし加える湯のことをいう…
ささ‐ゆ【酒湯・笹湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、小児の疱瘡(ほうそう)が治ったときに浴びせる、酒をまぜた湯。また、その湯に浴すること。一説に、米のとぎ汁に酒をまぜ、赤手…
しお‐ゆ(しほ‥)【塩湯・潮湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 海水、または塩水をわかした風呂。古来病気の治療に利用された。しおぶろ。[初出の実例]「巳剋参二関白殿一、今日為レ沐二塩湯一、北方…
じかん‐ゆ【時間湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 熱い湯をかきまわして短い時間を限って入浴することをくり返す湯治法。草津温泉のものなどが名高い。[初出の実例]「『時間湯』で、客の世…
かっこん‐とう(‥タウ)【葛根湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 風邪薬として知られる代表的な漢方薬。葛根、麻黄、生姜(しょうが)などからなる。〔全九集(1566頃)〕[初出の実例]「風や麻疹のたぐひが…
しも‐ゆ【下湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 腰湯をつかうこと。また、下半身を洗うこと。[初出の実例]「湯へいくとしも湯(ユ)をもてへねへにつかふうちは大笑ひだね」(出典:洒落本…
まく‐ゆ【幕湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 貴人などの入浴の際に、他人との混浴を避けるために幕を張ること。また、そのような浴場。〔類聚名物考(1780頃)〕② 人目を避けるため…
ゆ‐ふだ【湯札】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 湯屋の入場札。[初出の実例]「湯札一枚もらふ六波羅」(出典:雑俳・折句大全(1803))② 徴収する湯料の配分を記した文書。[初出の実例]…
ゆえ(ゆゑ)【湯坐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ゆ(湯)うゑ(据)」の変化したものか ) 令制前、貴人の産児に湯をつかわせる役の女性。また、皇子・皇女の養育者をもいう。湯殿に…
ゆ‐かなえ(‥かなへ)【湯鼎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 湯を沸かすのに用いるかなえ。[初出の実例]「鎗 由加奈戸」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))
ゆ‐き【湯器】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ゆ(湯)の器(き)
ゆ‐はじめ【湯始】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =ゆどのはじめ(湯殿始)①② =ゆどのはじめ(湯殿始)②[初出の実例]「御ゆはしめ、すけ殿より三色、御たるまいる、御さか月としとしの…
とう‐さん(タウ‥)【湯盞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あたたかい汁などを入れる平たいうつわ。さかずきの類。[初出の実例]「折敷百束湯瓶湯盞茶匙飯桶再進」(出典:異制庭訓往来(14C中))
めい‐とう(‥タウ)【名湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 怪我や病気などの回復にすぐれた効果を持つ温泉。[初出の実例]「里人の曰、このところは扶桑三の名湯の其一なりと」(出典:俳諧・芭蕉真…
ねり‐ゆ【練湯・煉湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 会席料理で最後に出す湯。焦がし湯、いぼ湯、胡麻湯、蒸し湯、麦湯、沙湯、取湯などの種類がある。[初出の実例]「煉湯(ネリユ)之部」(出…
とう‐もく(タウ‥)【湯沐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 湯をあび、髪を洗うこと。湯でからだを洗って清めること。ゆあみ。[初出の実例]「頭一人。〈掌下供御輿輦。〈略〉帷帳。湯沐。洒二掃殿…
とうよう‐とう(タウエフタウ)【桃葉湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 桃の葉を入れた風呂。暑気を払い、あせもを予防するという。ももゆ。《 季語・夏 》
【蘭湯】らんとう(たう)
- 普及版 字通
- 蘭草を入れた湯。〔楚辞、九歌、雲中君〕湯に浴し、に沐す の衣、(はな)の(ごと)し字通「蘭」の項目を見る。
外湯 そとゆ
- 日中辞典 第3版
- (旅馆等)外面的公共浴池(lǚguǎn děng)wàimiàn de gōnggòng yùchí.
湯町村ゆまちむら
- 日本歴史地名大系
- 島根県:八束郡玉湯町湯町村[現]玉湯町湯町布志名(ふじな)村の西、玉湯川の河口付近に位置し、沖積地が大半を占め平坦地が多い。南は面白(おも…
湯奥村ゆのおくむら
- 日本歴史地名大系
- 山梨県:西八代郡下部町湯奥村[現]下部町湯之奥(ゆのおく)毛無(けなし)山の西麓、下部川(湯川)の最上流部の山間村。集落は下部川右岸懸崖上…
湯関村ゆのせきむら
- 日本歴史地名大系
- 鳥取県:東伯郡関金町湯関村[現]関金町関金宿(せきがねしゆく)安歩(あぶ)村の南に位置し、矢送(やおくり)川を挟んで西は金谷(かなや)村。…
湯神社ゆじんじや
- 日本歴史地名大系
- 愛媛県:松山市石手川下流域(旧温泉郡の大部分)道後村湯神社[現]松山市道後湯之町冠(かんむり)山にある。大己貴命・少彦名命の二神を祭祀する…
おしゃれ(秘)(マルひ)探偵
- デジタル大辞泉プラス
- イギリス制作のテレビドラマ。原題は《The Avengers》。放映はITV局(1961~1969年)。諜報員ジョン・スティードと女性パートナーのコンビの活躍を描…
なるとひちょう【鳴門秘帖】
- [日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション
- 徳島の日本酒。蔵元の「藤川本店」は明治8年(1875)創業。所在地は鳴門市撫養町林崎北殿町。
しゅんぴしょう【《俊秘抄》】
- 改訂新版 世界大百科事典
禁秘抄【きんぴしょう】
- 百科事典マイペディア
- 《禁中抄》《建暦(けんりゃく)御記》とも。1219年―1221年ころ順徳(じゅんとく)天皇が著した有職故実(ゆうそくこじつ)の書。宮中の毎日恒例の次第,臨…
禁秘抄 きんぴしょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 順徳(じゅんとく)天皇著。2巻または3巻。もともと定まった書名はなく『順徳院御抄』『建暦(けんりゃく)御記』『禁中抄』などとよばれ、南北朝時代か…
美杉秘帖みすぎひちよう
- 日本歴史地名大系
- 藤田貞郎 昭三五
れんりひしょう(レンリヒセウ)【連理秘抄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 連歌学書。一巻。二条良基著。貞和五年(一三四九)頃の成立。前半は連歌の沿革・作句の心得・付方・賦物(ふしもの)・嫌物・風体など、後半の式目は…
般若心経秘鍵 はんにゃしんぎょうひけん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 仏教書。一巻。空海の著作。『般若心経』に対するわが国最初の注解書で、密教の立場から、大般若菩薩(だいはんにゃぼさつ)の瞑想(めいそう)世界を説…
ひぎそう【秘儀荘】
- 改訂新版 世界大百科事典
がくりんひご【学林秘語】
- 改訂新版 世界大百科事典
ひふりゃく【秘府略】
- 精選版 日本国語大辞典
- 類書。淳和天皇の勅命により、滋野貞主(しげののさだぬし)らが天長八年(八三一)に献上したもの。千巻。日本最古の大部な類書。巻八六四(百穀部中…
秘而不宣 mì ér bù xuān
- 中日辞典 第3版
- <成>秘密にして発表しない.
梁塵秘抄 りょうじんひしょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平安時代後期の歌謡集。後白河法皇撰。『本朝書籍目録』によるともと 20巻。現在伝わるのは「歌詞集」巻一の断簡と巻二,「口伝集」巻一の断簡と巻十…
しゅんぴしょう〔シユンピセウ〕【俊秘抄】
- デジタル大辞泉
- ⇒俊頼としより髄脳
官職秘抄 (かんしょくひしょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 令制および令外(りようげ)の官の補任基準,補任例を記した書。上下2巻。除目(じもく)にかかわる蔵人・弁官を歴任した兵部卿平基親が,その造詣を…
とく‐ぼうひ〔‐バウヒ〕【特防秘】
- デジタル大辞泉
- 「特別防衛秘密」の略。
げんぴとう【玄秘塔】
- 改訂新版 世界大百科事典
しんぎひしょう【《神祇秘鈔》】
- 改訂新版 世界大百科事典
秘府略 (ひふりゃく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 日本古代の東洋的な百科事典。多くの典籍(漢籍)から関連する記文を抽出し,部類を立て,書名を示して引載してある。831年(天長8)滋野貞主らが勅…
柳営秘鑑 (りゅうえいひかん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 江戸幕府の年中儀礼,格式,旧例,故事,諸士勤務の法規等を記した書物。幕臣菊池弥門の編。10巻。1743年(寛保3)成立。のちに《後編柳営秘鑑》12巻…
梁塵秘抄【りょうじんひしょう】
- 百科事典マイペディア
- 平安後期の今様(いまよう)歌謡集。撰者は後白河法皇。成立年代未詳。歌詞集・口伝集各10巻があったと推定されるが,歌詞集の巻1の断簡と巻2,口伝…
秘府略 ひふりゃく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平安時代前期に編集された一種の百科事典。滋野貞主 (しげのさだぬし) 編。 1000巻。天長8 (831) 年勅命によって,中国の書籍 1500種の記事を分類し…
鳴門秘帖
- デジタル大辞泉プラス
- ①吉川英治の長編伝奇小説。1933年刊行。江戸時代の阿波を舞台とした隠密もの。大衆小説の代表作のひとつ。渡辺邦男監督・市川右太衛門主演の同名映画…
仙人秘水
- デジタル大辞泉プラス
- 釜石鉱山株式会社が販売するボトルドウォーター。岩手県産の天然ミネラル水(軟水)。
数秘学
- 占い用語集
- 数字を用いた占術のひとつで、数秘術ともいう。占う人物の生年月日や姓名などから、固有の計算式に基づいて、先天的な個性や、運勢傾向やを占う。ギ…
座右秘鑑ざゆうひかん
- 日本歴史地名大系
- 大垣藩座右秘鑑 三巻 増田補親著 江戸後期 大垣藩内における地方取扱いに関する慣例書式を解説し、処理の参考に供したもの。同藩の農民政策を研究す…
梁塵秘抄 りょうじんひしょう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 平安末期の流行歌謡集12世紀末ころ成立。20巻。現存は2巻ほどで約570首ある。撰者は後白河法皇。当時流行した今様 (いまよう) ・催馬楽 (さいばら) …