ワクフ waqf
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 「固定」を意味するアラビア語。イスラーム法学の術語としては,ある物件の所有者が,所有権を保留しつつ用益権を放棄し,かつそれが当初定められた…
pé・tre・o, a, [pé.tre.o, -.a]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形]1 石の;石のような.2 石の多い,石ころだらけの(=pedregoso).Arabia Pétrea石のアラビア:アラビア半島の砂漠地帯.
ハレム
- 百科事典マイペディア
- アラビア語harimから出た語で,イスラム社会での女性専用の居室をいう。一定の近親や夫以外の男は出入を禁止される。女性をハレムに閉じこめる風習は…
灰汁【あく】
- 百科事典マイペディア
- 植物性の灰(木灰,わら灰など)を水に浸した上澄み液。主として炭酸カリウムを含み,そのアルカリ性を利用して洗濯・染色などに古くから利用された…
イナーム inām
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アラビア語。語源的には贈り物という意味であるが,インドではおもに国家から与えられた免税特権,あるいは免税地を意味する。宮廷の功臣,武将やヒ…
chèrmes
- 伊和中辞典 2版
- [名](男) 1 臙脂(えんじ), ケルメス(カーミンカイガラムシの雄虫から採る, 深紅の染料). 2 〘昆〙カーミンカイガラムシ ~ minerale|〘鉱〙ケルメ…
ハワーリジュ派(ハワーリジュは) al-Khawārij
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イスラームで最初の分派。アラビア語で「離脱者」のこと。第4代カリフ,アリーがムアーウィヤと和平を試みたことに反発し,アリーの陣営を去った人々…
ゼロの概念(ゼロのがいねん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イスラーム世界の数学者には,少なくとも9世紀にはゼロの概念が知られており,これはインド起源のものと考えられていた。ゼロは初期にはたんなる空白…
アラビア‐はんとう〔‐ハンタウ〕【アラビア半島】
- デジタル大辞泉
- ⇒アラビア
バル・ヘブライオス Bar Hebraios 生没年:1226-86
- 改訂新版 世界大百科事典
- ヤコブ派キリスト教徒の神学者,歴史家,医師。ラテン名バルヘブラエウスBarhebraeus,アラビア名イブン・アルイブリーIbn al-`Ibrī。アナトリアのマ…
よう‐すうじ〔ヤウ‐〕【洋数字】
- デジタル大辞泉
- ⇒アラビア数字
ハムダーニー al-Ḥamdānī, Abū Muḥammad al-Ḥasan ibn Aḥmad
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]893頃.サナー[没]945. サナー南アラビアの地理学者,歴史学者。イエメンの歴史,地理,系譜の研究に興味を示し,「イエメンの舌」と呼ばれた。ア…
キンダ王国 キンダおうこく Kinda
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 5~6世紀に中央アラビアにあった王国。南アラビアのハドラマウト地方にいたキンダ部族の一部が北方に移住し,中央アラビアで先住の諸部族と連合し,4…
エジプト(Egypt)
- デジタル大辞泉
- アフリカ北東部の国。正称、エジプト‐アラブ共和国。首都カイロ。国土の多くは砂漠で、ナイル川流域で綿花・サトウキビなどを栽培。スエズ湾岸などか…
ハイファ アル・マンスール Haifaa al-Mansour
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書映画監督国籍サウジアラビア生年月日1974年8月10日出生地アルハサ学歴カイロ・アメリカン大学(文学)〔1997年〕卒,シドニー大学経歴カイロ…
フダーイ・ナーマ Khudāy-nāma
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラン,ササン朝末期に中世ペルシア語 (パフラビー語) によって書かれたイラン史。パフラビー語形でハターイ・ナーマク。のちの『シャー・ナーメ』…
リヤド al-Riyāḍ
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アラビア半島中央部にあるサウジアラビアの州および首都名。19世紀に第2次ワッハーブ王国の首都となり,一時期ラシード家に奪われていたが,1902年サ…
O・mán, [o.mán]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [固名] Sultanato de ~オマーン国:アラビア半島東端の首長国.首都 Muscat [Mascate].[←〔アラビア〕‘Umān]
イスラム科学 いすらむかがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中世アラビア語文化圏の科学をいい、アラビア科学ともよぶ。アラビア語文化圏は、同時にイスラム(回教)文化圏であったから、いずれの呼び方をして…
ナバタイ人 ナバタイじん Nabataeans
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ナバタイ王国を建てた古代北アラビアのアラブ系民族。前4世紀後半から2世紀頃までアラビア半島北部,シリア,トランスヨルダンで活躍。前4世紀頃はエ…
サウジ‐アラビア(Saudi Arabia)
- デジタル大辞泉
- 《サウド家のアラビアの意》アラビア半島の大半を占める国。正称、サウジアラビア王国。首都リヤド。1932年イブン=サウードが建国。国土の大部分は…
カート(〈アラビア〉qāt)
- デジタル大辞泉
- ニシキギ科の常緑低木。アラビア・東アフリカ産。若葉には、噛かむと覚醒作用をおこす成分が含まれるため、イエメンやエチオピアで嗜好しこう品とさ…
ウード `ūd[アラビア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラブ音楽の中心的楽器。ヨーロッパのマンドリン,日本の琵琶と似た形で西洋梨形の胴をもつ弦楽器。木製で,糸巻のある先端半分ほどが後方へ傾斜し…
移項 いこう transposition of terms
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 代数で,たとえば,3x-5=2x-4 を 3x-2x=5-4 とするように,左辺 (または右辺) の項を,符号を変えて右辺 (または左辺) へ移すことを移項という…
マフディーの反乱 マフディーのはんらん Mahdī
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1881年から98年まで行われたスーダンのイスラーム教徒の反英戦争指導者ムハンマド=アフマドはマフディー(アラビア語で“救世主”の意)と称し,マフ…
ハラージュ kharāj
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 「地租」を意味するアラビア語。ウマルのとき南イラクで徴収したのが最初で,貨幣または現物,および両者の併用で徴収された。国庫収入の大部分を占…
パピルス papyrus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) カミガヤツリ (紙蚊帳吊)のこと。かつてナイル川下流域に繁茂していたカヤツリグサ科スゲ属の植物。茎がマット,綱,容器,サンダル,小舟,建築…
アラベスク状
- 岩石学辞典
- →アラビア風
アラビアゴム‐の‐き【アラビアゴムの木】
- デジタル大辞泉
- マメ科アカシア属の常緑高木。樹皮はすべすべして灰白色。葉は羽状複葉。花は淡黄色または白色で芳香がある。熱帯アフリカに産し、日本には大正の初…
アミール(〈アラビア〉amīr)
- デジタル大辞泉
- 《指揮者・司令官の意》イスラム世界で支配者や王族の称号。首長。
カーディー qāḍī[アラビア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラム法に基づき,民事・刑事の訴訟に判決を下す裁判官。孤児・精神遅滞者の財産,モスク・ワクフの管理,近親に男子のない女子の婚姻契約書作成…
トリポリ(リビア)【トリポリ】
- 百科事典マイペディア
- リビアの首都。アラビア語でタラーブルス・アルガルブ。同国北西部,地中海岸の港湾都市。アラブの旧市街とイタリア人建設の新市街からなる。タバコ…
ヒジャーズ
- 百科事典マイペディア
- サウジアラビア西部,北西はアカバ湾,西は紅海に面する地方で,約40万km2,人口200万人と推定される。アラビア台地(地域内最高点2761m)と南西部の…
ヒジャーズ al-Ḥijāz
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アラビア半島西岸の地域。現在はサウジアラビア領。イスラームの聖地であるメッカ,メディナを擁し,古くから巡礼の出入口として栄えた。また商工業…
ワッハーブ派【ワッハーブは】
- 百科事典マイペディア
- アラビア半島で18世紀に興ったイスラム改革運動。ムハンマド・ブン・アブド・アルワッハーブ〔1703-1787〕がコーランとスンナへの復帰を唱えるなど,…
ara・bisch, [aráːbIʃ]
- プログレッシブ 独和辞典
- [形] (付)(副)アラブ〈アラビア〉〔人・語〕の:⇒deutschdie Vereinigten Arabischen Emirate\アラブ首長国連邦arabische Ziffern\アラビア数字.
サウジアラビア さうじあらびあ Kingdom of Saudi Arabia 英語 Al-Mamlaka al-‘Arabīya as-Sa‘ūdīya アラビア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アジア大陸の南西端に位置し、アラビア半島の5分の4を占める王国。正称はサウジアラビア王国Al-Mamlaka al-‘Arabīya as-Sa‘ūdīya。北はヨルダン、イ…
アブド・アルアジーズ・ブン・サウード
- 百科事典マイペディア
- イブン・サウードとも。サウジアラビアの建国者,初代国王(在位1932年―1953年)。サウード家は18世紀以来の王家だが,19世紀末リヤドを追われ,クウ…
フズーリー Füzuli 生没年:?-1556
- 改訂新版 世界大百科事典
- オスマン帝国の詩人。没年は1580年以降ともいわれる。イラクのヒッラで生まれ,イラクで生涯を過ごした。スレイマン1世のバグダード征服をたたえる詩…
ナスルッラー なするっらー Abū al-Ma‘ālī Narullāh
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。ペルシアの文人。12世紀の人。シーラーズ出身といわれ、ガズニー朝スルタン、バフラーム・シャーに仕えた。インド寓話(ぐうわ)を起源と…
ARAMCO[会社]【アラムコ】
- 百科事典マイペディア
- Arabian American Oil Co.の略。サウジアラビアの原油採掘権を得た米国のスタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(スタンダード・オイル)社が1…
パンチャ‐タントラ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [サンスクリット語] Pañcatantra 「五章の書物」の意 ) インドの、動物寓話の形をとった教訓物語。作者不明。三世紀以前の成立。「友人の離反」「…
ネディム Ahmet Nedim 生没年:1681-1730
- 改訂新版 世界大百科事典
- オスマン朝のチューリップ時代を代表する宮廷詩人。アフメト3世の大宰相イブラヒム・パシャの庇護を受けて宮中に出入りし,裁判官,マドラサ教授,司…
ガベス湾 ガベスわん Gulf of Gabès
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アラビア語ではハリージカービス,古代のシュルティスミノール。チュニジア東海岸南部の,長さ 100km,幅 100kmの,ほぼ円形に近い湾で,北東はケル…
リヤード Riyādh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- サウジアラビアの首都で,同国最大の都市。アラビア半島中央部のナジド地方にあり,道路および空路で主要な各都市と結ばれている。 1824年ナジド地方…
バルアミー ばるあみー Abū ‘Alī Bal‘amī (?―974)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ペルシアの政治家、歴史家。サーマーン朝のマンスール王(在位961~976)の宰相を務め、勅命により歴史家タバリーのアラビア語史書『諸預言者と諸王…
エジプト人(エジプトじん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 広義にはエジプトに在住する人あるいはエジプト国籍を有する人をさすが,狭義にはナイル河畔に古代文明を築いたハム語族に属する古代エジプト人のこ…
ハジ(〈アラビア〉ḥajj)
- デジタル大辞泉
- ⇒ハッジ
ハッジ(〈アラビア〉ḥajj)
- デジタル大辞泉
- イスラム教のメッカ巡礼のこと。イスラム法(シャリーア)に定められ、イスラム暦のズールヒッジャ月(第12月)に行われる。この時期以外の私的な巡…
ウンマ umma[アラビア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラム共同体のこと。このウンマに対して邦訳コーランではしばしば〈民族〉の訳語が当てられ,また現代アラビア語でも世俗的には〈民族〉〈国家〉…