いし‐はぜ【石爆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 陶器を焼く際に、陶土に含まれた小粒の長石などが器面に現われたもの。石の白色と器肌の色とが一種の調和を示すので茶人などに賞美される…
ラウハウグ岩
- 岩石学辞典
- ドロマイト─カーボナタイトである.脈岩で多量のドロマイト(約90%)に燐灰石とアルカリ長石が伴われる[Brögger : 1921].エッケルマンはこ…
ペグマタイト
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] pegmatite ) 著しく粗粒の火成岩の一つ。石英、アルカリ長石、白雲母からなり、優白質。花崗岩質の岩石やその周囲の変成岩中に…
カタ帯
- 岩石学辞典
- グルーベンマンの深度帯の考え方では最も深部の変成作用の帯.非常に高い温度と静水圧で弱い応力が特徴である.指標鉱物(index mineral)は輝石,橄…
カヴァロロ岩
- 岩石学辞典
- 最初はソーシュル石化した斑糲(はんれい)岩を指す名称であったが[Bombicci : 1868],後にオリゴクレース,正長石,角閃石からなる岩石を指した[Ca…
ノネサイト
- 岩石学辞典
- ラブラドライト,オージャイト,エンスタタイトの斑晶が斜長石とオージャイトの石基に含まれる斑状石玄武岩[Lepsius : 1878, Holmes : 1920].斑状…
ペタライト(petalite)
- デジタル大辞泉
- ケイ酸塩鉱物の一種。透明、白色、灰色などの板状または柱状の塊。劈開へきかいが発達し、もろい。単斜晶系。リチウムの鉱石として知られる。陶土と…
ダムル石化作用
- 岩石学辞典
- 岩石中の長石などのアルミノ珪酸塩がダムル石(damourite)に変化すること.ダムル石は水性雲母の一種で,成分はほとんど白雲母と同じものであるが[…
カッツェンブッケル岩
- 岩石学辞典
- Na値が高く長石に乏しいノゼアン─チングア岩斑岩である.ネフェリン,ノゼアン,黒雲母,橄欖(かんらん)石などの斑晶がガラス状または非常に細粒の石…
カンバーランド岩
- 岩石学辞典
- 顕晶質の超塩基性岩で,多量のチタン鉄鉱,磁鉄鉱など鉄に富む鉱物と橄欖(かんらん)石から構成され,少量の斜長石と尖晶石を含む[Wadsworth : 1884…
アルプス型脈
- 岩石学辞典
- ヨーロッパのスイス・チロル地方の変成岩中の割れ目に見られる種々の鉱物を含む石英脈で,石英,アズラリア長石,曹長石,緑簾石,ゼオライトなどの…
スカポライト化作用
- 岩石学辞典
- 斑糲(はんれい)岩などの火成岩中のアルミノ珪酸塩鉱物がスカポライトで置換される作用.一般に斜長石はこの作用で変質する鉱物で,これに伴われて共…
パトアイト
- 岩石学辞典
- 葉状の変成岩で全変晶質(crystalloblastic)組織を持つ.岩石は石英,黒雲母,白雲母,正長石,オリゴクレース,石榴石,紅柱石,十字石などから構…
緑色片岩【りょくしょくへんがん】
- 百科事典マイペディア
- 緑色の結晶片岩のこと。主成分鉱物は陽起石(アクチノセン石)・緑泥石・緑レン石・絹雲母・斜長石・石英などで,一般に変成度のあまり高くない苦鉄…
うんも‐へんがん【雲母片岩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 雲母、石英、長石を主成分とする結晶片岩。ほかに石墨、ざくろ石などを含む。粘板岩質の岩石が変成作用をうけて生成したもので、雲母片が…
法木村ほうぎむら
- 日本歴史地名大系
- 千葉県:君津市旧周淮郡地区法木村[現]君津市法木長石(ながし)村の南に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高四三石。…
磁器【じき】
- 百科事典マイペディア
- 良質の粘土,石英,長石,陶石等を成形し,1300〜1450℃で溶化するまで十分焼き締めたもの。英語ではporcelain。素地は白色,ガラス質で吸水性がなく…
マグマ性自触媒作用
- 岩石学辞典
- この作用の要因はマグマ自身に由来し,外部の起源ではないもの.緑泥石化作用,曹長石化作用,ゾイサイト化作用などがある[Loewinson-Lessing : 192…
けんきゅう‐じょ(ケンキウ‥)【研究所】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 研究をするための特別な設備を備えている施設。[初出の実例]「当地伝染病研究所長石神某と共に立合人と成り」(出典:一年有半(1901)〈…
偽球顆
- 岩石学辞典
- ベロノ球顆体(belonosphaerite)の中で,二種類またはそれ以上の容易に区別できる成分からなるものに用いる.放射状組織の石英と長石の交互の組合せ…
地中海式岩石群
- 岩石学辞典
- 比較的Kに富む一連の岩石群または岩石区で,岩石の主成分はリューサイト,K-長石,黒雲母である[Niggl : 1920].地中海地方に分布する火成岩で代表…
アラブラドライト
- 岩石学辞典
- ラブラドライトを含まず,アルカリ長石を含むもので,花崗岩,閃長岩,粗面岩,片麻岩などの顕晶質の岩石に対するグループ名である[Senft : 1857]…
オシピ岩
- 岩石学辞典
- 斜長石に富む明るい色の橄欖(かんらん)石斑糲(はんれい)岩で,ラブラドライト,輝石,橄欖石,雲母などからなる岩石[Hitchcock : 1871].米国ニュ…
トロクトル岩
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)石と斜長石のみからなる顕晶質の橄欖岩.単斜輝石は少量含むか欠いている[Lasaulx : 1875].troktesはギリシャ語で鱒の意味,橄欖石…
黄長岩
- 岩石学辞典
- ラクロアは,主にメリライト(黄長石),輝石からなり,ペロブスカイト,ネフェリンがしばしば副成分として含まれる岩石を黄長岩と命名した[Lacroix…
ベールバッハ岩
- 岩石学辞典
- ドイツのベールバッハ(Nieder Beerbach)に産出し,その成因については様々に考えられた.細粒の塩基性ホルンフェルスで全自形粒状組織を持ち,中性…
グラノファイアー組織
- 岩石学辞典
- 石英とアルカリ長石の微文象連晶(micrographic intergrowth)の一種で,微文象組織に比べて大まかな放射状で,あまり規則的ではない.微文象組織よ…
チレイ岩
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)石に富む斑糲(はんれい)岩輝岩.橄欖石斑糲岩または橄欖石ユークライトの優黒質のもので,輝石,橄欖石を含み副成分として長石と少量…
シャカン岩
- 岩石学辞典
- アナルサイム粗面岩で,菱面体の形のアノーソクレイス,オージャイト,少量の橄欖(かんらん)石が石基に含まれている[Daly : 1912].アナルサイム─…
プロトジン
- 岩石学辞典
- アルプスに産出する片麻岩状花崗岩で,石英,長石,滑石,緑泥石などからなる[Jurine : 1806].この岩石はモンブラン(Mont Branc)の主要部分を構…
ウナカ岩
- 岩石学辞典
- 緑簾石化した花崗岩で石英,桃色長石,緑色の緑簾石を含む.破砕作用と熱水変質作用による緑簾石化作用を受けた岩石である[Bradley : 1874].装飾…
准斑糲岩
- 岩石学辞典
- ギュンベルは主として斜長石,異剥石などの輝石で構成される火成岩の総称とし,この中には斑糲(はんれい)岩やハイパーシン斑糲岩(norite)が含まれ…
モース‐の‐こうどけい(‥カウドケイ)【モースの硬度計】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 ( モースはMohs ) 硬さがおのおの違う一〇種の標準となる鉱物(滑石・石膏・方解石・蛍石・燐灰石・正長石・石英・黄玉・鋼玉・金剛石)…
スピライト群
- 岩石学辞典
- 曹長石を含む塩基性熔岩(枕状熔岩など),曹長石ドレライト,ケラトファイアなどのアソシエーション(association)の岩石では,いずれも相対的に高…
緑泥輝緑岩
- 岩石学辞典
- 輝緑岩の一種で,主として斜長石と緑簾石が含まれる.著しく多量の緑泥石を特徴として局部的に緑泥片岩に移行する.クロログリソナイト(chlorogriso…
玻璃質輝緑岩状組織
- 岩石学辞典
- オフィティック組織に似るが,短冊状の長石の網目の間をガラスが充填する組織であり,ガラスの充填物が発達し斑晶の小さなものと区別が困難なもので…
トルドリロ岩
- 岩石学辞典
- 完優白質の流紋岩で,マフィック鉱物をほとんど欠く.主成分はアルカリ長石と石英で化学組成はアラスカイトに相当する岩石である[Spurr : 1900].…
ソーダライト そーだらいと sodalite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 準長石の一種で、方(ほう)ソーダ石ともいう。ノゼアン、アウイン、ラピスラズリ(るり、青金石あるいはラズライト)とともにソーダライトグループを…
チャーノック岩
- 岩石学辞典
- 粒状のハイパーシン花崗岩で,ハイパーシン,微斜カリ長石~パーサイト,石英などからなる.ホランドはチャーノック岩を,チャーノック岩系列の石英…
オセアナイト
- 岩石学辞典
- 優黒質の橄欖(かんらん)石玄武岩で,橄欖石の量がオージャイトよりも多い岩石.ラクロアは,1913年に長石質ピクライトと呼んだ岩石を,1923年にオセ…
オルダンシュ岩
- 岩石学辞典
- アウイン─テフル岩またはアウイン粗面安山岩に相当する岩石で,班晶にはラブラドライト,アンデシン,アウイン,オージャイト,角閃石などがあり,石…
ワーチタ岩
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)石を含まない優黒質な黒雲母モンチク岩で,多量の黒雲母にオージャイト,磁鉄鉱などが伴われ,石基はアナルサイム質のガラス質である…
ハリスティック・キュームレイト
- 岩石学辞典
- アドキュームレイト(adcumulate)の特別な場合で,長く伸びた形態の橄欖(かんらん)石が層理をおおよそ直角方向に配列し,マトリクスは斜長石と輝石…
がいろめ‐づち(がひろめ‥)【蛙目土】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 陶磁器に用いる粘土の一種。長石質母岩の風化作用でできたもので、石英部分が多量にある瀬戸、多治見地方のものをいう。粘土がぬれたとき…
試金石 しきんせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 熊野(くまの)地方に産し、俗に那智黒とよばれる塊状で緻密(ちみつ)な黒色頁岩(けつがん)。表面を平滑に加工してある。金製品をその表面にこすりつけ…
球状花崗岩
- 岩石学辞典
- 多数の球状や楕円状の塊を花崗岩物質で埋めた状態の花崗岩.花崗岩の成分鉱物の鉱物組成が部分的に異なり,中心部から外部に向かって層状に配列して…
スレート硬砂岩
- 岩石学辞典
- スレート状に軽く変成作用を受けたグレイワッケ.グレイワッケ(graywacke)は硬砂岩といい,石英,長石などの多量の微岩片の集合体からなる膠結物の…
ヤタラ岩
- 岩石学辞典
- ウラル石化した塩基性ペグマタイトで,主に透輝石から変わったアクチノライトと含チタン磁鉄鉱で,磁鉄鉱の一部にはアクチノライト,長石,スフェン…
モラッセ
- 岩石学辞典
- 長石質の砂岩が石灰質で膠結された岩石.モラッセ相(molasse facies)は構造運動の後の前陸盆地(foredeep)に堆積した,河川作用,三角州,湖沼堆…
ガロナイト
- 岩石学辞典
- オージャイト黒雲母メラ閃緑岩で,黒雲母,オージャイト,アンデシンが主で少量の角閃石がオージャイトとの反応関係として含まれている.副成分には…