ソーダライト(読み)そーだらいと(英語表記)sodalite

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソーダライト」の意味・わかりやすい解説

ソーダライト
そーだらいと
sodalite

準長石一種で、方(ほう)ソーダ石ともいう。ノゼアンアウインラピスラズリるり、青金石あるいはラズライト)とともにソーダライトグループをつくる。普通、塊状の鉱物であるが、まれにざくろ石に似た十二面体の結晶がみられる。霞石閃長(かすみいしせんちょう)岩や白榴(はくりゅう)石を含む火山岩などケイ酸分に乏しく、アルカリに富む火成岩にのみ産する。日本ではまだ発見されていない。青色の大塊は研磨され飾り石として利用される。同じグループのラピスラズリは青みが深く、価格もソーダライトより高い。英名は化学成分による。

松原 聰]



ソーダライト(データノート)
そーだらいとでーたのーと

ソーダライト
英名sodalite
化学式Na4(Al3Si3O12)Cl
少量成分K,S
結晶系等軸
硬度5.5~6
比重2.1~2.3
青,緑,白,灰,ピンク
光沢ガラス
条痕
劈開無(「劈開」の項目を参照

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android