ロイコ化合物 ロイコかごうぶつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アゾ‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【アゾ化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アゾは[英語] azo- 「窒素」の意 ) アゾ基(-N=N-)をもつ化合物。強い発色団で、赤、黄、オレンジなどの色をもつ。アゾ染料として羊毛…
オニウム化合物 おにうむかごうぶつ onium compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 単原子陰イオンに過剰のプロトン(水素陽イオン)が付加してできた多原子陽イオンの化合物の総称。たとえばアンモニウムNH4+、ホスホニウムPH4+、ア…
エポキシ化合物 えぽきしかごうぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →エポキシド
無機化合物 むきかごうぶつ inorganic compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物以外の化合物をいう。すなわち、炭素以外の元素だけからなる化合物、および炭素の化合物でも比較的簡単なものの総称。炭素の化合物は一般…
メソ化合物 めそかごうぶつ meso-compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- メソは、ギリシア語のmesosからきた接頭語で「中央にある」という意味である。同一または類似の組成をもつ一連の化合物を分類するときにこの語を使う…
飽和化合物 ほうわかごうぶつ saturated compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物のうち、分子内に含まれるすべての炭素‐炭素結合が単結合で、二重結合や三重結合を含まない化合物をいう。すなわち、炭素原子の原子価が満…
有機化合物 ゆうきかごうぶつ organic compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一酸化炭素、二酸化炭素、炭酸塩、シアン化水素とその塩、二硫化炭素など少数の簡単な化合物を除く炭素化合物の総称である。単に有機物ということも…
標識化合物 ひょうしきかごうぶつ label(l)ed compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学構造や化学反応機構、代謝機構などの研究のため、化合物中の特定の原子における同位体組成を天然のものとは変えて合成される化合物。ラベル付(つ…
付加化合物 ふかかごうぶつ addition compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 次の(1)~(3)のような化合物をいう。(1)一つの化合物にほかの化合物が付加した形式で表すことのできる化合物。水和物、溶媒和物など。たとえば、Na2C…
ニトロ‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【ニトロ化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 分子中にニトロ基をもつ有機化合物をいう。狭義には炭素にニトロ基のついたC‐ニトロ化合物をいい、O‐ニトロ化合物やN‐ニトロ化合物は…
ぶんし‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【分子化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 安定して存在し得る分子どうしが、電荷移動、水素結合、水和、溶媒和などにより結合した化合物。付加加合物の一種。両成分間の結合が比較…
りょうせい‐かごうぶつ(リャウセイクヮガフブツ)【両性化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酸に対しては塩基として、塩基に対しては酸として作用する化合物。水酸化アルミニウム、アミノ酸、蛋白質など。
メタ‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【メタ化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① オルト型からの脱水によって生じた化合物。メタ燐酸など。② ベンゼンの、一と三の位置の二置換体。メタキシレン、メタクレゾールなど。
ガリウム化合物 ガリウムカゴウブツ gallium compound
- 化学辞典 第2版
- 酸化物,硫化物,ハロゲン化物のなかにガリウム(Ⅰ)化合物が知られているが不安定であり,またハロゲン化物,硫化物,セレン化物,テルル化物ではガリ…
アンサ化合物 アンサカゴウブツ ansa compound
- 化学辞典 第2版
- 図の化合物のように,芳香環の炭素原子を隣接していない位置でメチレン鎖その他により架橋した化合物の総称.現在では,シクロファンとよぶのが一般…
カドミウム化合物 カドミウムカゴウブツ cadmium compound
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】カドミウム(Ⅰ)化合物,または第一カドミウム化合物:知られている化合物は少ない.カドミウムと塩化カドミウム(Ⅱ)とを800 ℃ で反応させると塩化…
アルミニウム化合物 アルミニウムカゴウブツ aluminium compound, aluminum compound
- 化学辞典 第2版
- アルミニウムは,通常,酸化数3で無色の化合物をつくる.おもなものは酸化物,水酸化物(ともに両性),アルミン酸塩,アルミノケイ酸塩(造岩鉱物の主…
スズ化合物 スズカゴウブツ tin compound
- 化学辞典 第2版
- スズは酸化数2および4で,酸化物,硫化物,ハロゲン化物,硫酸塩をつくる.【Ⅰ】スズ(Ⅱ)化合物(tin(Ⅱ) compound,stannous compound):一般に酸化さ…
無機化合物 ムキカゴウブツ inorganic compound
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物以外のすべての化合物の総称.有機化合物は炭素の化合物とされているが,少数の簡単な炭素化合物,すなわち,CO,CO2,炭酸塩,C2N2,MⅠCN…
チタン化合物 チタンカゴウブツ titanium compound
- 化学辞典 第2版
- チタンは酸化数-1,0,2~4で化合物をつくる.4がもっとも安定な酸化数で,大部分のチタン化合物はこの酸化数のものである.酸化物([別用語参照]酸…
有機金属化合物【ゆうききんぞくかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 金属原子を成分として含む有機化合物。通常金属と炭素との間に共有結合をもつものをいう。ジメチル水銀(CH3)2Hg,グリニャール試薬,チーグラー触…
クラスレート化合物【クラスレートかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 包接化合物とも。一つの化合物(ホスト分子)がつくる分子サイズの空間的なすきまに,ちょうど形状の合う他の物質の分子(ゲスト分子)が入り込んで…
配位化合物【はいいかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 配位結合を含む化合物の総称。ふつう,一つの原子またはイオンに他のいくつかのイオンまたは分子が付加してできた化合物をさし,錯化合物とほとんど…
炭素環式化合物【たんそかんしきかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 炭素原子が環状に結合した骨格をもつ有機化合物をいう。脂環式化合物と芳香族化合物が含まれる。炭素以外の原子をも環の構成員に含む化合物は複素環…
架橋
- 栄養・生化学辞典
- 高分子化合物と高分子化合物の間,また高分子化合物の分子内などに化学的に形成された結合.高分子化合物と低分子化合物の間,低分子化合物と低分…
環式化合物 カンシキカゴウブツ cyclic compound
- 化学辞典 第2版
- 環状化合物,環式体などともいう.分子内で環状に原子が結合している化合物の総称.主として有機化合物にみられる.環を構成する原子がすべて同種の…
シアン化合物中毒(ガス・その他の工業中毒)
- 内科学 第10版
- (4)シアン化合物中毒 シアン化合物は金属メッキ,冶金,殺鼠剤,化学薬品の原料に用いられる.中毒の多くは,シアン化塩が燃焼して遊離したシア…
炭素環式化合物 (たんそかんしきかごうぶつ) carbocyclic compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 環式化合物のうち,炭素原子が互いに結合して環をつくっているものをいう。炭素原子以外の原子も環に含まれている複素環式化合物とともに,環式化合…
環式化合物 かんしきかごうぶつ cyclic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子を構成する原子が結合して環状の構造をとっている化合物。有機化合物に多くみられる。環構成原子がすべて炭素から成るものを炭素環式化合物とい…
混合物【こんごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 2種以上の物質が混ざったもの。各成分がさまざまな比率で存在し得ること,混合しても成分の性質はそのままであることなどによって化合物と区別され…
脂環式化合物【しかんしきかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 炭素原子が環状に結合した構造の有機化合物のうち芳香族化合物を除いたものをいう。環状テルペン,ステロイドなど。環をつくる炭素原子数により3員…
脂肪族炭化水素
- 栄養・生化学辞典
- 芳香族化合物でない有機化合物を脂肪族化合物という場合が多いが,その中で,炭素と水素のみで構成されている化合物.アルカン,アルケン,アルキ…
ふていひ‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【不定比化合物】
- デジタル大辞泉
- 化合物の成分元素の質量比が常に一定であるという定比例の法則に従わない化合物。非化学量論的化合物。同法則の発見者J=L=プルーストと論争したベ…
環式化合物 かんしきかごうぶつ cyclic compounds
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分子を構成する原子が環状に結合した化合物の総称。環状化合物、環式体ともいう。鎖式(状)化合物に対比される語。主として有機化合物にみられ、環…
環式化合物 (かんしきかごうぶつ) cyclic compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 環状の骨格をもつ化合物の総称。環式化合物は,環をつくる原子がすべて炭素である炭素環式化合物と,炭素以外の原子を含む複素環式化合物に分類され…
ていひ‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【定比化合物】
- デジタル大辞泉
- 化合物の成分元素の質量比が常に一定であるという定比例の法則に従う化合物。ダルトナイド化合物。⇔不定比化合物。
複素環式化合物【ふくそかんしきかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 環式化合物のうち,その環状構造に炭素原子のほか,他の原子をも含む化合物の総称。酸素,窒素,硫黄などを含むものが多い。フラン,チオフェン,ピ…
ふか‐せいせいぶつ【付加生成物】
- デジタル大辞泉
- 付加反応によって生じる化合物。ある化合物の不飽和結合に別の化合物が付加したものを指す。
包接化合物【ほうせつかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- →クラスレート化合物
開環 かいかん ring opening
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環式化合物が反応の際に開裂して、鎖式化合物(脂肪族化合物)になることをいう。たとえば環式不飽和化合物は、オゾン分解によって開環するし、分子…
ふくそかんしき‐かごうぶつ〔フクソクワンシキクワガフブツ〕【複素環式化合物】
- デジタル大辞泉
- 炭素のほかに、酸素・硫黄・窒素などが入っている環状構造の化合物。環式化合物の一種。ピロール、プリン、ピリジンなど。異節環式化合物。ヘテロ環…
炭素環式化合物 タンソカンシキカゴウブツ carbocyclic compound
- 化学辞典 第2版
- 環をつくる原子が炭素だけからできている環式化合物.脂環式化合物と芳香族化合物とに分けられる.複素環式化合物に対する用語.
アンモノ化合物 あんものかごうぶつ ammono compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アクア化合物に対する語。化合物を分類する場合、窒素化合物をすべてアンモニアの誘導体と考えて、それをアンモノ化合物とよぶ。アンモニアは簡単に…
オゾニド
- 百科事典マイペディア
- −C=C−の二重結合をもつ化合物にオゾンが1分子付加した不安定な化合物の総称。オゾン化合物とも。爆発性。水で分解するか,還元すると2分子のカル…
ふか‐はんのう〔‐ハンオウ〕【付加反応】
- デジタル大辞泉
- ある化合物に別の化合物が付加した形式の化合物が生じる反応。
さしき‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【鎖式化合物】
- デジタル大辞泉
- 分子内の炭素原子が、鎖状に結合している有機化合物。分枝構造をもつものも含む。脂肪族化合物。非環式化合物。鎖状化合物。→環式化合物
化合 カゴウ combination
- 化学辞典 第2版
- 2種類以上の単体もしくは化合物から,1種類の化合物を生成する化学変化.
kagṓ, かごう, 化合
- 現代日葡辞典
- A combinação (química).Suiso to sanso ga ~ suru to mizu ni naru|水素と酸素が化合すると水になる∥A água vem da …
鎖式化合物 (さしきかごうぶつ) chain compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 炭素原子を中心としてつくられている骨格が環構造を含まない化合物をいう。環式化合物に対する語で,脂肪族化合物とほとんど同義に用いられる。直鎖…