作人 さくにん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 荘園制下における農民の一階層鎌倉時代の荘民には,名田 (みようでん) の所有者である名主層のほかに「百姓」と呼ばれる小農民がいた。これが作人で…
沙汰人 さたにん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 中世〜近世,沙汰(裁判・命令)を実際にとり行う人役所の雑掌をいう場合が多い。荘園では年貢徴収などにあたった下級荘官で,主として在地の有力名…
牢人 ろうにん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,主家を離れ禄を失った武士「浪人」とも書く。関ケ原の戦い・大坂の役後牢人が急増し,江戸初期の大名抑圧策による減・転封,改易などでい…
げしゅにん 下手人
- 小学館 和伊中辞典 2版
- assassino(男)[(女)-a],omicida(男)(女)[(男)複-i]
しょじ‐にん(ショヂ‥)【所持人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 持っている人。携帯している人。[初出の実例]「所持人差支の有無、穿鑿の上借揚ぐべし」(出典:公議所日誌‐一三・明治二年(1869)五月)
しょ‐にん【庶人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =しょじん(庶人)[初出の実例]「江都第一流の名刹として法雨庶人(ショニン)に霑ひ」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五)
け‐びと【食人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古代、葬儀のとき、死者の霊前に食物を供える役の人。ししひと。[初出の実例]「鷺を掃持(ははきもち)と為(し)、翠鳥(そにどり)を御食人(…
こうさく‐じん【工作人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物や道具を作り、これを使用することに、他の動物とは違った人間の特色があるとする人間観。ホモファベル。
こうそ‐にん【控訴人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 控訴をした人。第一審の判決に不服で、上級裁判所に再審理を要求した人。この要求をすることのできる人は、民事訴訟では第一審の敗訴者、…
こうもう‐じん【紅毛人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 オランダ人。江戸時代、ポルトガル人、スペイン人を南蛮人と呼んだのと区別していった。のち、広く欧米人をいった。西洋人。[初出の実例]…
じん‐げん【人言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人の話すことば。人語。[初出の実例]「空堂寂莫人言少、雑樹朦朧暗昏暁」(出典:経国集(827)一四・清涼殿画壁山水歌〈嵯峨天皇〉)[そ…
じん‐ごう(‥ガウ)【人豪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 器量のすぐれた人物。豪傑。〔広益熟字典(1874)〕 〔史記‐陳余伝〕
じん‐じん【仁人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仁の徳を備えている人。仁者。[初出の実例]「年齢及二知命一。仁人之所レ惻」(出典:江都督納言願文集(平安後)五・天永二年不知願主逆…
じん‐だい【人代】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神代(じんだい)に対して、人皇第一代の神武天皇以降の天皇によって統治された時代をいう。[初出の実例]「爰及二人代一。此風大興。長哥短…
じん‐ゆ【人油】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人体のあぶら。[初出の実例]「逆倒(さかさま)に釣揚手足の筋をとりて、人油(じんユ)を絞られしは生(しゃう)をかへずに地獄の責にあひぬ」…
すいきょう‐じん(スイキャウ‥)【酔狂人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 酒に酔って乱れる人。酔って常軌を逸する人。よっぱらい。酔狂者。[初出の実例]「盗人事、人をきる事、博奕事、酔狂人事、徒者事、此五…
だいぎ‐にん【代議人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの人の代表として、かわりに諸事を議する人。代議員・代議士など。代議者。[初出の実例]「全国人民の代議人を召集し公議輿論を以て律…
し‐じん【市人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 市街地に住む人。町の人。市井の一般人。また、商人。いちびと。[初出の実例]「雖レ会レ師不レ学、徒如レ向二市人一」(出典:実語教(1…
し‐じん【使人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 命をうけて使いをする者。使者。[初出の実例]「相顧鳴鹿爵、相送使人帰」(出典:懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈刀利宣令〉)「此国…
しち‐にん【質人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人質のこと。[初出の実例]「高知尾之事、質人指出申上候条、其分に先々静謐候」(出典:上井覚兼日記‐天正一三年(1588)九月一〇日)
ひきあい‐にん(ひきあひ‥)【引合人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 訴訟事件の関係者として法廷に呼び出され、審理および判決の資料を提供する人。証人、参考人など。ひきあい。[初出の実例]「本人は壱人に…
ひと‐あなずり(‥あなづり)【人侮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人をあなどること。人をばかにすること。[初出の実例]「わ法師めが人あなづりして」(出典:古今著聞集(1254)一〇)
ひと‐いろ【人色】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の肉のような色。肉色。はだ色。[初出の実例]「人色の面 眉白」(出典:教訓抄(1233)五)
ひと‐がお(‥がほ)【人顔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の顔。人の姿。[初出の実例]「摂津〈略〉野里川嶋村蟹 昔嶋村と云人、此所にて合戦し果ける、其幽霊と云。かにの甲に人㒵すはれり」(出…
ひと‐かざり【人飾】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、秋田藩主佐竹家で、正月、門松の代わりに、門の左右に人を多く立て並べたもの。〔随筆・わすれのこり(1824)〕
ひと‐かどい(‥かどひ)【人勾引】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 だましたり、暴力をふるったりして人を連れ去ること。また、それを行なう人。ひとかどえ。ひとかどわかし。ひとかどわし。[初出の実例]「…
ひと‐ぎらい(‥ぎらひ)【人嫌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人とのかかわりあいをきらうこと。人間嫌い。または、接触する人をえり好みすること。また、その人。[初出の実例]「そちは、人きらいを…
フェニキア‐じん【フェニキア人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紀元前三〇〇〇年頃から地中海東岸中部に都市国家群をつくったセム系の一派。
ふかく‐にん【不覚人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふかくじん(不覚人)
ふく‐にん【福人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふくじん(福人)〔いろは字(1559)〕
ふとう‐じん(フタウ‥)【不当人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ぶどうじん(無道人)[初出の実例]「西光と云下賤の不当人(フタウシン)めが」(出典:高野本平家(13C前)二)
ひと‐ばなれ【人離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 人里から遠く離れていること。人気(ひとけ)がないこと。また、そのさま。[初出の実例]「人ばなれなる御堂の廊に」(出典:徒然…
ひと‐みな【人皆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すべての人。あらゆる人。[初出の実例]「比等未奈(ヒトミナ)の見らむ松浦の玉島を見ずてやわれは恋ひつつ居らむ」(出典:万葉集(8C後…
ひな‐びと【鄙人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 いなかの人。里人。[初出の実例]「都鄙遠国の鄙人やわれらごとき庶人までも」(出典:謡曲・関寺小町(1429頃))
ふり‐びと【降人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 天からおりたった人。天から降ったかのように、どこからともなく現われた人。[初出の実例]「雲客此壺を取る。中にみどり子あり。かたち柔…
ベルベル‐じん【ベルベル人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( ベルベルは[フランス語] Berbère ) 北アフリカの先住民族。東西はエジプト最西部から大西洋岸のモロッコにかけて、南北は地中海岸から…
ひと‐くずれ(‥くづれ)【人崩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの人々が動揺して雑踏すること。群衆が退散しようとして混雑すること。[初出の実例]「南円堂へ人くつれする程参詣在レ之」(出典:多…
ひと‐ごと【人言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人の言うことば。世人のことば。また、世間のうわさ。評判。[初出の実例]「比登其登(ヒトゴト)の繁きによりてまを薦(ごも)の同じ枕は我…
ひと‐ぞろい(‥ぞろひ)【人揃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人数がそろうこと。
ひと‐だか・い【人高】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ひとだか・し 〘 形容詞ク活用 〙 人出が盛んである。人が多く集まる。ひとだかしい。〔名語記(1275)〕[初出の…
ひと‐だのみ【人頼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人をあてにすること。他人に頼んで自分の代わりにしてもらうこと。また、事を行なうのに、人まかせにして関知しないこと。[初出の実例]…
ひと‐ちがえ(‥ちがへ)【人違】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ひとちがい(人違)〔詞葉新雅(1792)〕
ひと‐どお・い(‥どほい)【人遠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ひとどほ・し 〘 形容詞ク活用 〙① 近くに人の気配がしない。人が近くにいない。また、人里を遠く離れている。[初…
ひと‐どおり(‥どほり)【人通】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人が通行すること。人のゆきき。往還。往来。[初出の実例]「爰元が人どをりのおほひ所じや程に、是にいまらせう」(出典:虎明本狂言・饅…
ひと‐なぶり【人嬲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人をなぶること。人をからかいもてあそぶこと。[初出の実例]「さす竹の大宮人は今もかも比等奈夫理(ヒトナブリ)のみ好みたるらむ」(出典…
ひと‐ならわし(‥ならはし)【人習】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人を教えこむこと。教化。[初出の実例]「なべての世をも思ひめぐらし、深き情をもならひ給ひにける。いとほしの人ならはしやとぞ」(出典…
ひと‐にく・し【人憎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞ク活用 〙① 人を憎らしく思う。[初出の実例]「こりずまに又もなき名はたちぬべし人にくからぬ世にしすまへば〈よみ人しらず〉」(出典:古今…
ブール‐じん【ブール人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒ブーアじん(━人)
き‐にん【飢人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 飢えた人。きじん。[初出の実例]「賑二給左右京飢人一、参河国大風、民飢、賑二給之一」(出典:続日本紀‐宝亀四年(773)三月壬辰)
きょう‐じん【凶人・兇人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 凶悪な、また凶暴な人。わるもの。悪人。[初出の実例]「時に彼の里に一凶人有り」(出典:日本霊異記(810‐824)中)「不善人と居ときは悪…