とし‐ゆき【年行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年をとっていること。年のいっていること。年寄。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「年わかくて、年ゆきのやうに。したかる風義也」(…
そら‐いき【空行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 行くふりをすること。外出をよそおうこと。そらいで。そらゆき。[初出の実例]「妻には、『遠く物へ行て、いま四五日帰るまじき』といひて…
つい‐こう(‥カウ)【追行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① つづいてあとから行なうこと。[初出の実例]「平面描写といふ技巧━それも、その作の実際には、よく追行されてゐない技巧」(出典:現代小…
たか‐ちぎょう(‥チギャウ)【高知行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多額の俸祿。高祿。たかち。[初出の実例]「高知行とる人の内の者に、一段と文盲なる人あり」(出典:寒川入道筆記(1613頃)愚痴文盲者口…
た‐ぎょう(‥ギャウ)【た行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 五十音図の第四行。すなわち、「た・ち・つ・て・と」の行。
じ‐ぎょう(‥ギャウ)【次行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 次の行。[初出の実例]「三月から次の行の四月へうつり、又次行の五月へうつりて」(出典:史記抄(1477)一八)
すい‐ぎょう(‥ギャウ)【水行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 心身の鍛練や神仏への祈願などのため、水を浴びて身を清めること。水の苦行(くぎょう)。みずぎょう。[初出の実例]「一心不乱に島蔵が師匠…
しゃ‐こう(‥カウ)【車行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 車にのっていくこと。[初出の実例]「たとへば水流は車行なるか、水不流は車行なるか」(出典:正法眼蔵(1231‐53)坐禅箴)「坐食車行、曾…
しゅう‐こう(シウカウ)【周行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( ━する ) あちこちめぐって行くこと。[初出の実例]「彼衙門之鼓朝暮。跡雖レ滑二龍尾之周行一」(出典:本朝文粋(1060頃)一〇・閑庭花…
しょう‐ぎょう(シャウギャウ)【聖行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しょう」「ぎょう」はそれぞれ「聖」「行」の呉音 ) 仏語。涅槃(ねはん)経に説く五行の一つ。菩薩の修する戒・定・慧(え)の行。
いゆき‐あい(‥あひ)【行会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「い」は接頭語 ) 人が行き会うこと。人の往来がかなり盛んであること。また、そのような場所。[初出の実例]「射行相(いゆきあひ)の坂…
あん‐じ【行師】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =あんじん(按針)[ 一 ][初出の実例]「Anji(アンジ)〈訳〉水先案内人」(出典:日葡辞書(1603‐04))
あん‐どう(‥ダウ)【行堂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「あん」は「行」の唐宋音 )① 禅の行者(あんじゃ)のいる所。その建物。行者房。[初出の実例]「あんだうの円斎これをみて、何物なれば、…
いき‐あた・る【行当】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 進んで行って、つき当たる。また、問題などにぶつかる。[初出の実例]「推とせうか敲とせうかと案じて入てをりて、人にい…
いき‐つけ【行付】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 いきつけていること。行きなれていること。また、その場所。ゆきつけ。[初出の実例]「浜口巴屋といへるは、兼ていきつけの茶屋なれば」(…
いけ【行】 ぬ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 動詞「いける(行)」の未然形に打消の助動詞「ぬ」の付いたもの ) =いけ(行)ない[初出の実例]「宿屋亭主まかり出で、いけぬこせきの巻舌にて、…
か‐こう(‥カウ)【歌行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国の詩の一体。楽府題(がふだい)によく用いられた歌、行、吟、曲、引などを題名に使った作品で、六朝以前の古い楽府にはないものをさす…
かた‐いき【片行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一方にばかりかたよること。かたゆき。[初出の実例]「以二其気一而言レ之、二気五行の数ある中には偏いきがある筈也」(出典:大学垂加先…
ぎょう‐い(ギャウ‥)【行衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ぎょうえ(行衣)[初出の実例]「着物も白、袴も白の行衣(ギャウイ)に着更へただけ」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
ぎょう‐がまえ(ギャウがまへ)【行構】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢字の構えの一つ。「術」「街」「衍」などの「行」の部分をいう。この構えをもつ字は、字典で「行部」に属する。
ぎょう‐こつ(ギャウ‥)【行乞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 乞(こつ)を行ずるの意 ) 仏語。十二頭陀(ずだ)の一つ。僧侶が乞食(こつじき)を行なうこと。托鉢(たくはつ)。[初出の実例]「阿難はただ…
ぎょう‐せい(ギャウ‥)【行星】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 太陽のまわりを公転する星。水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の総称。遊星。惑星。迷星。〔改正増補和英語林…
ぎょうそん(ギャウソン)【行尊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 平安後期の天台宗の僧。源基平の子。京都に生まれる。園城寺で出家し、諸国を行脚(あんぎゃ)。天台座主、大僧正となる。和歌、絵をよくした。歌は「…
きょっ‐こう(キョクカウ)【曲行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 曲がり曲がって行くこと。② まちがった行為。不正な行為。〔晏子‐問下第二一〕
きゃっ‐こう(キャクカウ)【却行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 後ろへしりぞくこと。あとずさり。後退。〔戦国策‐燕策・王喜〕
きん‐ひん【経行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「きん」は「経」の、「ひん」は「行」の唐宋音 ) 禅宗で、座禅の時に、睡眠などを防ぐため時間を定めて衆僧が一斉に座を立ち、堂内の…
くにゆき【国行】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒らいくにゆき(来国行)
かん‐こう(クヮンカウ)【環行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある物の周囲をめぐること。[初出の実例]「天動せずして、地大独り環行するの説有」(出典:乾坤弁説(1656)亨)
行観 (ぎょうかん)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1241年5月18日鎌倉時代の浄土宗西山派の僧1325年没
ゆき‐あた・る【行当】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 進んで行って、物に突き当たる。物にぶつかる。いきあたる。[初出の実例]「しうと太郎と互にゆきあたって」(出典:虎明…
ゆき‐くれ【行暮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 目的地へ行き着かないうちに、日が暮れてしまうこと。[初出の実例]「屋どからむゆくへも見えず久かたのあまの河原のゆきくれの空〈藤原家…
ゆき‐ちがえ(‥ちがへ)【行違】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =ゆきちがい(行違)①[初出の実例]「行(ユ)きちがへに三之助」(出典:大つごもり(1894)〈樋口一葉〉下)② =ゆきちがい(行違)②③ =…
ゆき‐つけ【行付】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 普段行っていること。よく行くこと。また、その場所。いきつけ。[初出の実例]「早速行きつけの待合へ梅吉を呼んで三平の話をした末に」(…
ゆき‐なり【行成】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 行くにまかせること。[初出の実例]「行きなりに見て居る秋の蛍かな〈冬李〉」(出典:俳諧・新類題発句集(1793)秋)② な…
ゆき‐はじめ【行始】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 誕生後初めて産家を出て他所を訪問すること。[初出の実例]「第五宮御行始」(出典:長秋記‐大治四年(1129)八月二日)
ゆく‐はる【行春】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 暮れてゆく春。過ぎゆく春。晩春。《 季語・春 》[初出の実例]「行春のたそがれ時になりぬれば鶯のねもくれぬべらなり」(出典:歌仙本貫…
ら‐ぎょう(‥ギャウ)【ら行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 五十音図の第九行、すなわち、「ら・り・る・れ・ろ」の行。
りく‐こう(‥カウ)【六行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒りっこう(六行)
歌行 かこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国古典詩の詩体名。もとは歌謡の楽府(がふ)作品の題に用いられ、「子夜歌(しやか)」「従軍行(じゅうぐんこう)」のようにいう。命名の由来について…
公行 こうこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →広東十三行
牙行 がこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国で商取引を仲介する仲買業者。流通組織では、貿易商つまり客商(きゃくしょう)と、土着の各種商店つまり坐賈(ざこ)と並び、三大組織要素の一つ。…
琵琶行 びわこう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、唐代の詩人白居易(はくきょい)の長歌。816年の作。題の「行」の字はもともと「引」。「引」とは歌詩の一体。制作の当時、白氏はあらぬ罪を着せ…
匍行 (ほこう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →クリープ
はいこう【排行】
- 改訂新版 世界大百科事典
はりゆき【梁行】
- 改訂新版 世界大百科事典
じこう【事行】
- 改訂新版 世界大百科事典
牙行 がこう Ya-hang
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国の仲買人,またはその同業組合。古代の家畜売買の仲介者そかいにまでその祖型はさかのぼり,中華民国時代にいたるまで中国商業に欠かせぬ存在で…
れき‐こう(‥カウ)【歴行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あちこちと巡り動くこと。また、各地を旅して回ること。歴遊。[初出の実例]「外国の極迄も歴行し、国々の風俗又は教訓ともならむ事を一見…
ほっ‐こう(ホクカウ)【北行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 北の方角をさして行くこと。北方に進むこと。[初出の実例]「是より北行すれば水勢急瀬をなし、海勢やや狭く」(出典:米欧回覧実記(1877…
や‐ぎょう(‥ギャウ)【や行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 五十音図の第八行。すなわち、「や・い・ゆ・え・よ」の行。「い」「え」は、あ行の「い」「え」と表記上・発音上とも異ならないので、現…