コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

牙行 がこう Ya-hang

5件 の用語解説(牙行の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

牙行
がこう
Ya-hang

中国の仲買人,またはその同業組合。古代の家畜売買の仲介者そかいにまでその祖型はさかのぼり,中華民国時代にいたるまで中国商業に欠かせぬ存在であった。秦,漢以来,仲買人は牙かい,牙人などの名で呼ばれた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

が‐こう〔‐カウ〕【牙行】

代以降の中国で、物品売買のあっせんや商取引の仲介を業とした者。また、そのような仲買業者の組合。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

がこう【牙行 yá háng】

中国で古代から存在する仲買業者の総称。行は今日の商社に当たる。一般に商人を伝統的に3区分して,商(客商=貿易・外地出稼ぎ商),賈(こ)(坐賈・坐鋪(ざほ)=店舗を構える卸・小卸・小売商)と牙行に分けるが,この際,客商と坐賈の取引を周旋するのが牙行の役割である。具体的な流通過程では,貿易業者は各地の卸売市場を訪れて荷卸・集荷をするが,各卸売市場は,卸(批発)と小卸(批発,零売)に分かれ,それぞれ牙行を兼営するか,あるいは専業化した牙行を介在させた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

がこう【牙行】

中国で、商取引の仲介をし、売り手と買い手とを結び付けて商談をまとめる仲買業者。またはそのギルド。五代・宋・明・清に発達。駔儈そかい。牙人。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

牙行
がこう

中国で商取引を仲介する仲買業者。流通組織では、貿易商つまり客商(きゃくしょう)と、土着の各種商店つまり坐賈(ざこ)と並び、三大組織要素の一つ。客商は資本力をもちながら、各地方の卸売市場の商況に疎く、卸売市場の側では外来の客商への信用授受、価格設定のため牙行を必要とした。加えて市場は政府に監督され、契約の合法化や納税のため牙行の介入が必須(ひっす)であった。戦国、漢のころは(そかい)とかとよび、漢が全国に「市(し)」の制を敷き、西晋(せいしん)が重要不動産や動産の取引に公許の契約と納税を義務づけたため、制度上でも重視された。商業革命期の宋(そう)から旧社会全盛の明(みん)、清(しん)にかけ、市場が複雑な分化を遂げたなかで、牙人(がじん)、牙行の名が一般化し、鑑札(牙帖(がちょう))を受けた特許仲買商に成長し、分化も進み、ギルドも編成された。
 清代の公行(こうこう)もその一種であるが、牙行には行家(こうか)、客桟(きゃくさん)など、問屋、旅館、倉庫、運輸を兼業する者も多く、こうした分化の根源は唐の邸店(ていてん)、宋の房廊(ぼうろう)、停榻(ていとう)にさかのぼれる。[斯波義信]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の牙行の言及

【商人】より

…三国時代以後には商業が衰えたので商人は自己を主張することができず,南北朝を通じてこの傾向は続いたが,隋唐から宋代にかけて勢力をもりかえし,明清時代には大商人が輩出した。 中国の商人は客商,坐賈(ざこ),牙行(がこう)の3種に大別される。客商は物資を生産地から消費地に販運する商人で,大商人が多く,数十の舟車をつらね,多数の従業員を使って全国的な規模で活動した。…

※「牙行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

牙行の関連キーワード仲買既存旧中間層色法売仲買四岳台位腸内ガスハイパーメディエーション佐紀

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone