しきり‐ぎん【仕切銀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 銀本位制であった上方で多くいう語 ) =しきりきん(仕切金)[初出の実例]「此十七日、岩国の紙のしきり銀に才覚はしたれ共」(出典:浄…
ちょう‐ぎん(チャウ‥)【丁銀・挺銀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代通用の銀貨の一つ。なまこ形、不定量のもので豆板銀とともに秤量して使われた。表面に大黒像、「常是」「寳」の字の極印が打たれ…
かん‐ぎん(クヮン‥)【官銀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かんきん(官金)①[初出の実例]「眼のなき人も検校・勾当(こうとう)になれば、官銀(クハンギン)の割にて十三口緩緩(ゆるゆる)と暮し」(…
あずけ‐ぎん(あづけ‥)【預銀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =あずけきん(預金)[初出の実例]「預(アヅ)け銀の先々へも自身の付届して」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)六)
貿易銀 (ぼうえきぎん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 明治初期にメキシコ・ドル(洋銀)に対応して鋳造された1円銀貨。1871年(明治4)大阪に造幣寮が竣成,本位貨幣1円銀は量目416トロイゲレーン(グレ…
硫酸銀 リュウサンギン silver sulfate
- 化学辞典 第2版
- Ag2SO4(311.80).銀を熱濃硫酸に溶かすか,濃厚な硝酸銀水溶液に硫酸ナトリウムまたは希硫酸を加えると得られる.無色の結晶または白色の粉末.斜方…
宝永銀 ほうえいぎん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸中期,幕府が鋳造した銀貨1706(宝永3)年から鋳造し,元禄以来の金銀貨の不足を補おうとしたが,品質が悪く経済界を混乱させたので,やがてそ…
ぎんめい‐すい【銀明水】
- デジタル大辞泉
- 富士山頂の浅間せんげん神社奥宮の東方に湧き出す泉。霊水とされる。
ぎん‐めっき【銀鍍=金】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)他の金属の表面に、銀の薄膜を付着させること。また、そのもの。ふつうは、銀シアン化カリウムを電解液とする電気めっき法で行う。装飾…
ぎんれい‐か〔‐クワ〕【銀鈴花】
- デジタル大辞泉
- サクラソウ科の多年草。山地の湿った地に生え、高さ30~60センチ。葉は互生し、長楕円形で先がとがる。夏、白い小花を総状につけ、花はほとんど開か…
ひら‐ぎん【平銀】
- デジタル大辞泉
- 切り箔はくの一。銀箔を平金ひらきんのように作ったもの。
ほん‐ぎん【本銀】
- デジタル大辞泉
- 1 純銀。2 元金もときん。資本金。「人、もし家裡に―を多く貯わうとも」〈中村訳・西国立志編〉
ぼう‐ぎん【棒銀】
- デジタル大辞泉
- 将棋の居飛車戦法の一つで、銀の協力を得て飛車先から突破をねらう指し方。
しき‐ぎん【敷銀】
- デジタル大辞泉
- 《主に銀本位の上方かみがたで用いられた語》「敷金しききん」に同じ。
けい‐ぎん【軽銀】
- デジタル大辞泉
- アルミニウムのこと。
きり‐ぎん【切(り)銀】
- デジタル大辞泉
- 中世末から近世初期、切り金と同様に使った銀。
ぎん‐ごしらえ〔‐ごしらへ〕【銀×拵え】
- デジタル大辞泉
- 銀で作ったり飾ったりすること。また、そのもの。特に、刀剣の付属金具についていう。しろがねづくり。「銀拵えの胴金どうがね」
ぎん‐さ【銀砂】
- デジタル大辞泉
- ⇒ぎんしゃ(銀砂)
ぎん‐づかい〔‐づかひ〕【銀遣い】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、商品の価格を銀の量目りょうめ(貫・匁・分)で表し、銀貨を本位に商取引をしたこと。大坂を中心に行われた。
ぎん‐びょうぶ〔‐ビヤウブ〕【銀×屏風】
- デジタル大辞泉
- 地紙全体に銀箔ぎんぱくをおいた屏風。銀屏。《季 冬》
とう‐ぎん〔タウ‐〕【当銀】
- デジタル大辞泉
- 「当金とうきん」に同じ。「―に売り捨てて渡世をすべし」〈浮・織留・二〉
もと‐ぎん【元銀】
- デジタル大辞泉
- 「元金もときん1」に同じ。「商売の作法で、―に十倍増しても」〈浄・傾城酒呑童子〉
塩化銀【えんかぎん】
- 百科事典マイペディア
- 化学式はAgCl。比重5.56,融点455℃,沸点1550℃。硝酸銀溶液に塩化物水溶液を加えると生ずる白色沈殿。アンモニア水,チオ硫酸ナトリウム水溶液などに…
いわみ‐ぎん〔いはみ‐〕【▽石見銀】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、石見銀山で運上銀として鋳造していたふぞろいの灰吹き銀。
あい‐ぎん〔あひ‐〕【▽間銀】
- デジタル大辞泉
- 手数料。周旋料。口銭こうせん。間銭あいせん。「毎年の暮れに借入かしいれの肝煎きもいりして、この―を取り」〈浮・胸算用・四〉
giń-záiku, ぎんざいく, 銀細工
- 現代日葡辞典
- (<…+saíkú) O trabalho (de artesanato) de [em] prata;uma peça [um artefa(c)to] de [em] prata.
【銀環】ぎんかん
- 普及版 字通
- 銀の腕環。字通「銀」の項目を見る。
【銀毫】ぎんごう
- 普及版 字通
- 筆。字通「銀」の項目を見る。
【銀索】ぎんさく
- 普及版 字通
- 電光。字通「銀」の項目を見る。
【銀信】ぎんしん
- 普及版 字通
- よい便り。字通「銀」の項目を見る。
【銀濤】ぎんとう
- 普及版 字通
- 銀波。字通「銀」の項目を見る。
【銀榜】ぎんぼう
- 普及版 字通
- 建物の額。字通「銀」の項目を見る。
【差銀】さぎん
- 普及版 字通
- 人夫賃。字通「差」の項目を見る。
【折銀】せつぎん
- 普及版 字通
- 銀に両替する。字通「折」の項目を見る。
【租銀】そぎん
- 普及版 字通
- 借賃。字通「租」の項目を見る。
【餠銀】へいぎん
- 普及版 字通
- 銀貨。字通「」の項目を見る。
銀鮫 ぎんざめ
- 日中辞典 第3版
- 〈動物〉银鲛yínjiāo.
ようかぎん【▲沃化銀】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- silver iodide
ぎんばえ【銀×蝿】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- a bluebottle (fly)
銀町ぎんまち
- 日本歴史地名大系
- 山形県:山形市山形城下銀町[現]山形市十日町(とおかまち)二丁目南を蝋燭(あかし)町、北を塗師(ぬりし)町に挟まれた両側町で、西は十日町と…
日本銀(にほんぎん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 16世紀に日本から中国,朝鮮に輸入された銀。明朝では,15世紀以降税糧の銀納化を契機に銀の流通量が増大し始めた。主に浙江(せっこう),福建や雲南…
メキシコ銀 メキシコぎん
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 墨西哥銀とも。16世紀前半以来メキシコで鋳造され,南・北アメリカ,東アジア一帯で貿易銀として19世紀まで使用された銀貨。平均量目約27gあり,小型…
銀不老
- デジタル大辞泉プラス
- 高知県長岡郡大豊町で生産されるインゲン。豆の色は艶やかな黒で、皮は柔らか。
ソーマ銀 (ソーマぎん) Soma Somo
- 改訂新版 世界大百科事典
- 17世紀初頭,日本から大量にイギリス,オランダへ輸出された上質の銀をいう。この銀は灰吹銀,無判錠銀である。ソーマの語源は〈佐摩〉で,石見銀山…
雷銀 (らいぎん) fulminating silver
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式Ag3N。窒化銀の俗称。C.L.ベルトレによって最初に見いだされたのでベルトレの雷銀ともいう。酸化銀は濃アンモニア水でアンミン錯イオンを生成…
投銀 (なげがね)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 抛銀とも書き,海上銀ともいった。海外貿易に投資した金融業の一種。江戸時代初期に朱印船貿易家や客商,唐船および寛永期(1624-44)のポルトガル船…
ぎんけい【銀経】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぎんごうきん【銀合金】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぎんさ【銀差】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぎんしゅ【銀主】
- 改訂新版 世界大百科事典