カシミール美術 (カシミールびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- インドの北西部ヒマラヤ山系のなかにあるカシミール地方の美術。インド中央部,ガンダーラ,チベット,中央アジアとの交流が密接であるとともに,奥…
垂迹美術 (すいじゃくびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安時代後期に成立した本地垂迹説,すなわち神が本地である仏の垂迹として日本に権現したとする説に基づいて造形された美術。広義の神道美術,仏教…
フランドル美術 (フランドルびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 中世 15世紀--初期フランドル絵画 16世紀 17世紀以降美術史におけるフランドルとは,フランドル地方の北東部をその一部とするネ…
ロココ美術 (ロココびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 前期 最盛期 周辺地域への伝播 陶磁器 建築18世紀,フランス国王ルイ14世時代(1643-1715)末からルイ16世時代(1774-92)初期…
ゴシック美術【ゴシックびじゅつ】
- 百科事典マイペディア
- 中世ヨーロッパでロマネスク美術に次いで興ったキリスト教美術様式。12世紀中期イル・ド・フランスに発生,北仏を中心に英・独・イタリアをはじめ全…
ソビエト美術 そびえとびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ロシア美術
バロック美術 ばろっくびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 17世紀初頭から18世紀前半にかけてのヨーロッパ美術の様式。バロックBaroqueの語源はポルトガル語もしくはスペイン語で「ゆがんだ形状の真珠」を意味…
ヒッタイト美術 ひったいとびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紀元前1750年ごろから前1190年ごろに栄えたヒッタイト王国を中心に、それに先だつ先ヒッタイト時代、および新王国滅亡後の後期ヒッタイト時代(前12…
プロレタリア美術 ぷろれたりあびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 美術も芸術の一部門としてプロレタリア階級に奉仕すべきものであるとの立場から、政治的イデオロギーを宣伝するために制作された美術。プロレタリア…
シンボル[美術] シンボル[びじゅつ] symbols in art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 美術では抽象的な観念や思想などを何かをもって形象化した場合,この何かをシンボルと呼ぶ。特に宗教美術にあっては教義の説明のためのさまざまなシ…
イラン美術 イランびじゅつ Iranian art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラン高原を中心に発展したイラン (ペルシア) の美術。大きく6時期に区分される。 (1) 先史時代 前 8000~7000年頃からイラン高原では土器が作られ…
抽象美術 ちゅうしょうびじゅつ Abstract art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 自然の形態の再現や模倣によらない美術の総称。抽象的図像は先史時代の絵画や,オリエント,中世の美術にも多くみられ,人類の美術の一傾向となって…
びじゅつか【美術家】
- 改訂新版 世界大百科事典
現代美術 げんだいびじゅつ contemporary art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 20世紀美術をさす場合もあるが,一般には第2次世界大戦後の美術。さらに狭く戦後の新しい動向をいうこともある。戦後美術一般ということでは,アメリ…
ラテンアメリカ美術 ラテンアメリカびじゅつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
部族美術 (ぶぞくびじゅつ) tribal art
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 アフリカ オセアニア 北アメリカ部族美術はこれまで〈未開美術(プリミティブ・アート)〉とも呼ばれてきたが,〈未開〉という語に事…
舞台美術 (ぶたいびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 舞台美術家の任務 近・現代の優れた舞台美術家たちかつてW.シェークスピアは〈この世界が舞台である〉(《お気に召すまま》)と書いたが…
仏教美術 (ぶっきょうびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 仏 舎利,塔 寺院 仏像 絵画 法 僧仏教はインドの釈迦によって紀元前5世紀に開かれ,一は南海をへて東南アジアに伝わり,他は中…
戦国美術 (せんごくびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →殷周美術
メソポタミア美術 めそぽたみあびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ティグリス、ユーフラテスの二つの川に挟まれたメソポタミア地域(現在のイラクの大部分と、シリアおよびトルコの一部にまたがる)の美術。この地方…
桃山美術 ももやまびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本美術史上の一区分。一般史の安土(あづち)桃山時代(1568年の織田信長上洛(じょうらく)から1603年の江戸幕府開設まで)に加えて、美術史では幕府…
来迎美術 らいごうびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →浄土教美術
飛鳥美術 あすかびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本に仏教が伝来した6世紀の中ごろから、645年の大化改新までの約1世紀間にわたり、大和(やまと)(奈良県)の飛鳥地方に開花した美術。百済(くだら)…
アフリカ美術 あふりかびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →原始美術
アメリカ美術 あめりかびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカ美術は、多人種によるデモクラシー社会と広大な大自然という二つの条件の複合によって形成された美術である。アメリカ美術の歴史が始まって…
イタリア美術 いたりあびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマやルネサンスの世界史上における意義は別にしても、イタリアを舞台に盛衰を繰り返した美術の歴史は、ヨーロッパ美術の基本的な動向と密接…
エトルリア美術 えとるりあびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紀元前8世紀から前1世紀にかけて、イタリア中央部のエトルリアを中心に展開したエトルリア人の美術。エトルリア人は、ローマ支配以前のイタリア半島…
応用美術 おうようびじゅつ applied art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 絵画,彫刻などの純粋美術もしくは自由美術に対して,実用性,有用性をふまえた美術のこと。工芸美術全般,装飾美術,現代のデザインなどをいう。ま…
宗教美術 しゅうきょうびじゅつ religious art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- あるものに超人的威力を感じ,それに畏怖,驚異,信頼の情をいだいて祈願礼拝し,あるいは祭祀儀礼を行う場合,人間には具体的な対象を想定する傾向…
シュメール美術 シュメールびじゅつ Sumerian art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前 3000年頃から前 2000年頃まで,主として南メソポタミアを支配したシュメール人の美術。初期王朝時代,アッカド時代 (→サルゴン ) ,ウル第3王朝時…
ガンダーラ美術 がんだーらびじゅつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ガンダーラとはインド亜大陸の北西部、いまのパキスタンの北部にあった古い地名で、同国ペシャワル県がその地域にあたり、三方を山に囲まれ三角形の…
ノルウェー美術 ノルウェーびじゅつ Norwegian art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 次の3期に大別できる。 (1) バイキングの時代 キリスト教化以前のグロテスクな怪獣文,抽象文を付した生活用具,祭器に代表される (→バイキング美術…
バロック美術 バロックびじゅつ Baroque art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1600~1715年頃にヨーロッパに展開した古典美術に対する様式概念。豊麗で感覚的,現実的な特徴をもつ。イタリアのルネサンス盛期の豪壮な美術(→ルネ…
舞台美術 ぶたいびじゅつ stage design
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 舞台を一定空間とし,そこに存在するすべての対象物,広い意味での舞台装置全般に美的表現を与えること。舞台における表現活動は,脚本を前提とし,…
びじゅつ‐てき【美術的】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 美術としての性質をそなえているさま。[初出の実例]「幾何学的に加ふるに美術的を調和する所」(出典:日本風景論(1894)〈…
ギリシア‐びじゅつ【ギリシア美術】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 前一〇世紀頃~前一世紀頃までギリシアで栄えた古典主義美術。クレタ‐ミケーネ美術とエジプト、西アジアの美術の流れをひくもので、アル…
松竹梅(美術)【しょうちくばい】
- 百科事典マイペディア
- 東洋画の画題の一つで,中国では〈歳寒三友〉と呼ばれた。〈松・竹・梅〉が厳寒に耐える姿を賞したもので,めでたい図柄として調度や衣料などの模様…
禅宗美術【ぜんしゅうびじゅつ】
- 百科事典マイペディア
- 禅宗では偶像を崇拝せず,堂宇の荘厳や仏像彫刻を必要としなかったので,禅宗の実践的な教理を表現するものとして,絵画や庭園が禅僧の余技の形でつ…
ぶっきょう‐びじゅつ〔ブツケウ‐〕【仏教美術】
- デジタル大辞泉
- 仏教信仰に基づいてつくられた造形美術。堂塔伽藍どうとうがらん・仏像彫刻・仏教絵画・仏具など。
びじゅつ‐ひん【美術品】
- デジタル大辞泉
- 書画・彫刻・工芸など、美術の作品。[類語]芸術品・工芸品・民芸品
びじゅつ‐しつ【美術室】
- デジタル大辞泉
- 1 学校で、美術の授業や作品制作を行うための設備がある教室。2 公共施設や民間施設にある、絵画制作などのための部屋。イーゼルや石膏せっこう像…
ガンダーラ美術 ガンダーラびじゅつ Gandhāra
- 旺文社世界史事典 三訂版
- インド北西部のプルシャプラ(現ペシャワール)を中心とするガンダーラ地方で,紀元前後ごろ生まれた仏教美術1〜4世紀にかけて,仏教とヘレニズム文…
bijútsú-híń, びじゅつひん, 美術品
- 現代日葡辞典
- A obra [O obje(c)to] de arte.
旅券 りょけん passport
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 政府が、自国民の国籍や身分を証明し、外国政府に保護と扶助を要請する公文書。国際的に通用する世界共通の身分証明書で、パスポートともよばれる。…
カンパニア[州]【カンパニア】
- 百科事典マイペディア
- イタリア南部,ティレニア海に臨む州。ガエタ湾からポリカストロ湾に及び,内陸をアペニン山脈が走り,ベスビオ山がそびえる。古来,肥沃の地として…
トゥパク=アマルの反乱 トゥパク=アマルのはんらん Túpac Amaru
- 旺文社世界史事典 三訂版
- スペイン領ペルーのクスコで起きたインディオの反乱メスティーソの首長コンドルカンキが,1780年にインカ皇帝の子孫と自称し,最後の皇帝トゥパク=…
縮図(美術)【しゅくず】
- 百科事典マイペディア
- 画家が修業のためや鑑定の参考に資するために,和漢の古名画を縮写した図のこと。また心覚えのために自画を写しておくこともある。狩野探幽,狩野常…
垂迹美術【すいじゃくびじゅつ】
- 百科事典マイペディア
- 本地垂迹思想に基づいて作られた美術。平安末期に始まるが,最も盛行した鎌倉時代以降の作のみ現存。3種に分類され,社殿を中心に神域を俯瞰(ふかん…
スコータイ美術【スコータイびじゅつ】
- 百科事典マイペディア
- 13―14世紀のタイ,スコータイ朝時代の仏教美術で,青銅仏が中心。半跏(はんか)像が多く,細長い顔や目,口等が特徴。
宗教美術 (しゅうきょうびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 宗教図像の成立 宗教美術に求められるもの宗教はまず主観的な心的現象として現れるが,それは一般に客観的な共同的・社会的現象としての…