「化合物」の検索結果

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歳旦物 さいたんもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
三味線音楽の曲の分類用語。特に豊後系浄瑠璃でいう。祝儀曲の一種。家元が新年の弾き初めで発表する新曲の総称。そのときだけですたれたものもある…

祭礼物 さいれいもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
歌舞伎舞踊の一種。祭礼のはなやかな風物を描いたものをいう。江戸の市井の風俗,行事に取材した風俗舞踊の一種で,文政~天保年間 (1818~44) に流…

現在物 げんざいもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
能の曲の分類用語。幽霊の登場する夢幻能に対し,主人公 (シテ) が現実に生きた人物として登場する能。シテが直面 (ひためん) ,すなわち素顔の男性…

相州物 そうしゅうもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
相模国で作刀された刀剣。元来相州鎌倉には刀工はいなかったが,鎌倉幕府開設後,鎌倉時代の初期~中期に山城から粟田口国綱,備前から三郎国宗,福…

曾我物 そがもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
曾我十郎・五郎兄弟の仇討ちに関する物語を脚色した作品をいう。古くは能楽,幸若舞曲に始り,人形浄瑠璃,歌舞伎作品にもきわめて多い。ことに歌舞…

訴訟物 そしょうぶつ Streitgegenstand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
訴訟における審判の対象となる事項。訴訟の目的または客体ともいう。訴訟物についての原告の主張を訴訟上の請求と呼ぶ。給付訴訟および形成訴訟につ…

浮織物 うきおりもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
文様の部分の糸を浮かせた織物。文様を構成する緯の色糸が地組織から浮いて刺繍のように見える織り方で,能装束などに多くみられる。

あそび‐もの【遊物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 慰みにもてあそぶもの。遊び道具。おもちゃ。[初出の実例]「をかしき絵、あそび物ども、取りにつかはして見せ奉り」(出典:源氏物語(10…

かんがえ‐もの(かんがへ‥)【考物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 十分考えてから決定すべきことがら。特に、「…するのは考えものだ」の形で、すぐには賛成できない、考え直す必要があるという気持を遠ま…

かんこう‐ぶつ(カンカウ‥)【刊行物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 印刷し発行された文書や図画。[初出の実例]「但定期刊行物にありては」(出典:文学的及美術的著作物保護万国同盟創設に関する条約及追加…

おそう‐もの(おそふ‥)【襲物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 夢を見ている時や正気を失った時などに出てきて、人を苦しめるもの。物怪(もののけ)の類。[初出の実例]「魅(くるほすもの)と厭(オソフモ…

きょうらん‐もの(キャウラン‥)【狂乱物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 能、狂言や歌舞伎舞踊の中で狂乱の所作を主題にした作品。能の「三井寺」「隅田川」「蝉丸」、狂言の「金岡」「枕物狂」、歌舞伎舞踊の「…

がい‐ぶつ【害物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 さまたげとなるもの。被害を及ぼすもの。障害。[初出の実例]「彼我互に害物無之様説明し」(出典:公議所日誌‐一五下・明治二年(1869)五…

かえし‐もの(かへし‥)【返物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 人にかえす物。返却物。また、返礼の品。おかえし。[初出の実例]「方々返し物に人夫大切候」(出典:実隆公記‐明応五年(1496)八月紙背…

きじん‐もの【鬼神物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 能楽で、鬼神をノチジテ(中入より後に登場するシテ)とする曲名の総称。五番目物に多い。「野守」「谷行(たにこう)」「泰山府君(たいざ…

きちく‐もの【鬼畜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 能楽で鬼、畜類、天狗などを主人公とする曲の総称。「紅葉狩(もみじがり)」「大江山」「土蜘蛛(つちぐも)」「殺生石(せっしょうせき)」「…

き‐ぶつ【奇物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 珍しい品物。珍奇な物。不思議な物。珍物。きもつ。[初出の実例]「されば白楽天は、奇物(キブツ)を戒むとて、奇しき乗物を用ゐずとぞ書…

挽物[木工] ひきもの

事典 日本の地域ブランド・名産品
九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。熊本市で製作されている。桑・欅・桜などを材料として使用。硯箱・八角茶筒などが手づくりされている。熊本…

とき‐もの【解物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 縫糸を抜きとって着物を解くこと。また、その着物。ほどきもの。[初出の実例]「觧物(トキモノ)をするとき襟かたを引裂(ひっざい)た事と」…

とくさん‐ぶつ【特産物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 特産の物品。[初出の実例]「足利人よ、桐生人よ、他の地方に勝れて巨額の特産物を有せるを誇るを休めよ」(出典:日本の下層社会(1899)…

とくてい‐ぶつ【特定物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 当事者が具体的な取引にあたって特にその個性に着目して指定した物。単に種類と数量だけを指定する不特定物に対する語。

なぐれ‐もの【なぐれ物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 売れ残りとなったもの。価値の下がったもの。また、おちぶれたもの。堕落したもの。[初出の実例]「又京まはりの里々さがしけるに女の奉公…

にない‐もの(になひ‥)【担物・荷物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 かついで歩く品物。特に、祭礼の際に、棒を通して前後二人でかついで見せて歩く品物。[初出の実例]「荷ひ物次にねり物つづききて 七堂の…

に‐ぶつ【二物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 二つの物。にもつ。[初出の実例]「天二物(ニブツ)を与へずといふに」(出典:歌舞伎・三題噺魚屋茶碗(とと屋茶碗)(1882)序幕)

にんじょう‐もの(ニンジャウ‥)【人情物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 人情に関するもの。人情を主題としたもの。[初出の実例]「芝居で〈略〉お染久松とかああ云ふ人情物の濡れ場を見ると」(出典:冷笑(1909…

ぬけ‐もの【抜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 盗み取ったもの。盗品。② 抜け買い、または、抜け売りをした物。[初出の実例]「新麦のぬけものが銭と化(け)して」(出典:洒落本・浪花色…

ぬれ‐もの【濡物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 濡れた物。[初出の実例]「ぬれものなど壁にかけたり」(出典:俳諧・寛政三年紀行(1791))

はく‐もつ【白物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 白いもの。おしろい。[初出の実例]「紅粉(こうふん)・白物(ハクモツ)の様なるものを頬に付けたり」(出典:源平盛衰記(14C前)八)

なみはば‐もの【並幅物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 並幅の反物。〔裁縫の要訣(1916)〕

とう‐ぶつ(タウ‥)【当物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 抵当とする物品。質草。質物。

たいしゅう‐もの【大衆物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 文芸、映画、演劇などで、大衆の興味に重点をおいた作品。[初出の実例]「江戸時代の時の数へ方は、甚だ難しい。歴史物大衆物を書くには、…

だい‐じんぶつ【大人物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 立派な器量、性格を備えた人。偉人。[初出の実例]「実に蘭学界の一大家、名実共に違はぬ大人物であると」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢…

たて‐もの【竪物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 書画の軸物などの竪表具にしたもの。[初出の実例]「横物にて上下つまりたらば、床の天井を下げ、竪物にてあまるほどならば天井をあげて…

たれ‐もの【垂物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 いけ花の花材のうち、たれさせて用いることのできる材料の総称。

ちょうだい‐もの(チャウダイ‥)【頂戴物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 頂戴したもの。いただきもの。たまわりもの。[初出の実例]「奥様にお目に懸ったら、頂戴物(チャウダイモノ)のお礼をよく申上げなよ」(出…

ちょさく‐ぶつ【著作物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 著作によってつくられたもの。特に、文芸、学術、美術、音楽などに関する思想・感情を創作的に表現したもの。現行著作権法ではコンピュー…

つかわし‐もの(つかはし‥)【遣物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 他に与える物。くれてやる物。[初出の実例]「下々への遣(ツカハ)し物」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)八)

つくえ‐もの【机物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =つくえしろ(机代)の物[初出の実例]「兼て饌百机(ももとりのツクエモノ)を設けて」(出典:日本書紀(720)神代下(鴨脚本訓))

たんご‐もの【丹後物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 丹後国(京都府北部)から産出する物。特に、織物をいう。② ( 丹後鰯(いわし)の縁で、赤鰯にかけていう語 ) 切れ味の悪い刀のこと。[初…

たんぜん‐もの【丹前物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 歌舞伎所作事の一系統。丹前姿の若衆の踊る趣向のもの。多く、行列・槍踊りなどの振りが付随する。「女夫松高砂丹前」「花錦嫩丹前」など…

ちしき‐ぶつ【知識物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仏語。堂舎・仏像などの建立に、結縁(けちえん)して寄進する財物。勧進。勧化。[初出の実例]「上野国碓氷郡人外従七位上石上部君諸弟。〈…

そうじ‐もの(サウジ‥)【精進物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =しょうじんもの(精進物)[初出の実例]「さうじものなければ、むまときより後に、揖取のきのふつりたりし鯛に、銭なければ、米をとりか…

しら‐がなもの【白金物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =しろがなもの(白金物)

しん‐もつ【神物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「じんもつ」とも )① 神の所有する物。仏物・人物などと区別される。また、神に供える物。台・瓶子(へいじ)・灯明、衣服・沓・扇・櫛の…

すえ‐もの(すゑ‥)【据物・居物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① すえておくもの。飾っておく物。置物。[初出の実例]「すへものは政所より〈略〉櫃十、ほをの木に黒柿の脚つけたる中取十にすゑ」(出典:…

すぐれ‐もの【勝物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① すぐれたもの。最良の品。一級品。[初出の実例]「鰤(ぶり)も丹後の一番、さし鯖も能登のすぐれ物を調へ」(出典:浮世草子・好色一代女(…

しょうこ‐ぶつ【証拠物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 その物の存在と状態が証拠となるもの。物的証拠。証拠物件。物証。[初出の実例]「已十一月晦日に指上げ候証拠物」(出典:島田記(1819)…

しょうじん‐もの(シャウジン‥)【精進物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 野菜、海藻、穀物類ばかりで、魚介、肉類を使わない食物。植物質の食物。しょうじもの。[初出の実例]「止二魚類一以精進物饗レ之」(出典…

せんざい‐もの【前栽物・前菜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 青物。野菜。前栽。[初出の実例]「前栽物(センゼヘモノ)を買ふに、そんな真似しちゃアゐねえ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

わり‐もの【割物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 数を割り出すこと。割算。二桁以上の除数による割算を必要とする複雑な計算。[初出の実例]「何ぞ、わり物のやうなことむつかしひ事なら…

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