デジタル大辞泉
「不出来」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ふ‐でき【不出来】
〘名〙 (形動)
① 出来の悪いことやそのさま。また、出来上がっていないことやそのさま。
※
四河入海(17C前)一八「
我心に外を恐れ重んずる程に、
内心が懼動して、
和韻の詩が不
(フ)できなぞ」
※
俳諧・
去来抄(1702‐04)
修行「猶
好句あらんとすれば、却て句しぶり、不出来なる物也」
※人情本・花の志満台(1836‐38)初「此の間はお父さんが些(ちっ)と不出来(フデキ)で」
③ 取引市場で、売買取引の成立しないこと。また、取引高の少ないこと。
ふ‐でかし【不出来】
※滑稽本・人間万事虚誕計‐後(1833)「あんなふでかしをしたか、酒の上とはいひながら」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報