ちゃち(読み)チャチ

デジタル大辞泉 「ちゃち」の意味・読み・例文・類語

ちゃち

[形動]安っぽくて見劣りのするさま。いいかげんで貧弱なさま。「ちゃちおもちゃ」「ちゃちな考え」
[類語]けちちっぽけ安手やすで安っぽいつまらないくだらない取るに足りない劣悪劣等粗末お粗末粗悪低劣不出来貧弱不良出来損ない役立たず粗雑粗略粗野ぞんざいいけぞんざい杜撰ずさん雑駁ざっぱく粗笨そほん貧乏臭い貧乏たらしい吝嗇りんしょくしみったれしわい渋いしょっぱい細かいみみっちいいじましいさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつけちけちけち臭い世知辛いこすいみすぼらしいぼろい貧相むさくるしい所帯染みる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちゃち」の意味・読み・例文・類語

ちゃち

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 貧弱なさま。見劣りするさま。粗末なさま。
    1. [初出の実例]「坂東か竹中かとこのもしう思はれるほどの役者が〈略〉顔見世の口上ちゃちにきこえたといふ人あり」(出典:評判記・役者大鑑(1692)二)
    2. 「是はちゃちな謎」(出典:浄瑠璃・道成寺現在蛇鱗(1742)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android