会津坂下町(読み)あいづばんげまち

日本歴史地名大系 「会津坂下町」の解説

会津坂下町
あいづばんげまち

面積:九一・六五平方キロ

郡中部に位置し、阿賀川を隔てて北は喜多方市と耶麻郡山都やまと町、北東は同郡塩川しおかわ町、東は阿賀川を隔てて湯川ゆがわ村、南は北会津郡北会津村・大沼郡新鶴にいつる村、西は柳津やないづ町および耶麻郡西会津町北西は同郡高郷たかさと村に接する。中央を旧みや(鶴沼川)が北流して阿賀川に合流する。町域西部は丘陵山間部で、只見ただみ川が北流し高郷村地内で阿賀川に合流する。そのため平野部は会津盆地中でも屈指の米作地域となっている。一方、西部の丘陵地帯は薬用人参、ホップアスパラガスタバコ等の生産が多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「会津坂下町」の意味・わかりやすい解説

会津坂下〔町〕
あいづばんげ

福島県西部,会津盆地の南西部にある町。 1955年坂下町と八幡 (やわた) ,金上 (かながみ) ,若宮,広瀬,川西の5村が合体して成立。中心地区の坂下は宮川 (鶴沼川) 左岸の段丘上に発達越後街道宿場町として発展し,現在は会津盆地の米の集散地。そのほか山間部ではタバコ,果樹やホップなどの栽培製材も行われる。会津仏教文化を代表し,重要文化財の恵隆寺観音堂や心清水八幡宮のほか,史跡に指定された亀ヶ森・鎮守森古墳がある。 JR只見線,国道 49号線,磐越自動車道が通じる。面積 91.59km2。人口 1万5068(2020)。

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