信濃追分(読み)シナノオイワケ

デジタル大辞泉 「信濃追分」の意味・読み・例文・類語

しなの‐おいわけ〔‐おひわけ〕【信濃追分】

長野県民謡信州追分の宿で歌われた座敷歌。のち、越後を経て北海道に伝わり、江差追分母体となった。→追分節

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精選版 日本国語大辞典 「信濃追分」の意味・読み・例文・類語

しなの‐おいわけ ‥おひわけ【信濃追分】

[1] 長野県北佐久郡軽井沢町追分の通称中山道北国街道との分岐点にあった宿駅。軽井沢、沓掛(くつかけ)と並ぶ追分浅間三宿の一つで、遊女屋茶屋が多かった。信州追分。追分。
[2] 〘名〙 (一)でうたわれる民謡。宿場馬子唄にはじまる。追分節として諸方に伝わった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「信濃追分」の意味・わかりやすい解説

信濃追分
しなのおいわけ

長野県中東部、北佐久郡軽井沢町の一地区である追分の通称。しなの鉄道信濃追分駅の北部一帯の地。近世は中山道(なかせんどう)と北国街道(ほっこくかいどう)との追分(分岐点)にあたり、浅間三宿(あさまさんしゅく)(軽井沢、沓掛(くつかけ)、追分)の一つとして栄えた。街道分岐点には分去(わかさ)れの石碑石灯籠(いしどうろう)、石仏などがあり、また付近には枡(ます)形の茶屋などが残る。民謡「追分節」の発祥地。

[小林寛義]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信濃追分」の意味・わかりやすい解説

信濃追分
しなのおいわけ

追分」のページをご覧ください。

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