川面(読み)カワヅラ

デジタル大辞泉 「川面」の意味・読み・例文・類語

かわ‐づら〔かは‐〕【川面】

《古くは「かわつら」》
川の水面。かわも。「川面さざ波が立つ」
川のほとり。かわべ。
「大いなる―に出でて」〈宇津保・俊蔭〉
[類語]川面河川大河大江江河大川おおかわ大川たいせん小川細流山川谷川渓流せせらぎ流れ水面どぶ川氷河

かわ‐も〔かは‐〕【川面】

川の水面。かわづら。「川面に月が映る」
[類語]川面かわづら河川大河大江江河大川おおかわ大川たいせん小川細流山川谷川渓流せせらぎ流れ水面どぶ川氷河

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「川面」の意味・読み・例文・類語

かわ‐づら かは‥【川面】

〘名〙 (「かわつら」とも)
① 河川に面した場所。川のほとり。川べ。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「釣りをかまへてつるに、いとをかしげなる児の、大いなるかはつらにいでてすれば」
② 川の水の表面。かわも。
※車屋本謡曲・春日龍神(1465頃)「月の御船の、佐保の川つらに、うかび出づれば」
仮名草子竹斎(1621‐23)下「川つらを見渡せば、波打ち寄する島田の宿」

かわ‐も かは‥【川面】

〘名〙 川の表面。かわづら。
※愛居(1947)〈高浜虚子〉「晴れたり曇ったりしてゐた九頭龍の川面(カハモ)は」

かわつら かはつら【川面】

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