後の世(読み)ノチノヨ

デジタル大辞泉 「後の世」の意味・読み・例文・類語

のち‐の‐よ【後の世】

あとにくる時代将来後世。「偉業後の世まで伝える」
死後の世。来世あの世後世ごせ。「後の世まで変わらぬ契り」
[類語](1次代後代後世末の世末代/(2煉獄地獄奈落彼の世後世後生来世冥土冥府冥界幽冥幽界黄泉よみ黄泉こうせん霊界草葉の陰泉下

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後の世」の意味・読み・例文・類語

のち【後】 の 世(よ)

① あとにくる時代。将来。後代。後世。
書紀(720)舒明即位前(北野本訓)「然して乃ち、後の生(ひと)の言(まう)さく、吾二人、国を破れり。是れ後(のちノヨ)の悪(あ)しき名なり」
② 死後の世。来世。後世(ごせ)。あの世。
※続日本紀‐神護景雲三年(769)一〇月一日「忠(ただ)しく浄き名を顕し、後世(のちのよ)には人天の勝楽を受けて、終に仏と成れと念ほしてなも」
源氏(1001‐14頃)若紫「のちの世の勤めも、いとよくして」

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