アフテンスク鉱(読み)あふてんすくこう(その他表記)akhtenskite

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アフテンスク鉱」の意味・わかりやすい解説

アフテンスク鉱
あふてんすくこう
akhtenskite

二酸化マンガン鉱物の一つ。1987年チュフロフF. V. Chukhrov(1908―1988)らによって、南ウラル山地アフテンスクAkhtenskの鉄マンガン鉱床から報告された新鉱物。人工物として知られていたε(イプシロン)-MnO2の天然相当相に該当し、軟マンガン鉱(β(ベータ)-MnO2。パイロリュース鉱)およびラムズデル鉱(γ(ガンマ)-MnO2)とは同質異像関係にある。その後海洋玄武岩からなる海嶺(かいれい)上の堆積(たいせき)物として、変成層状マンガン鉱床の酸化部に発達する二酸化マンガン鉱石の成分として、あるいは堆積岩中のマンガン団塊の成分として世界各地から発見されている。命名は原産地にちなむ。

[加藤 昭 2015年12月14日]


アフテンスク鉱(データノート)
あふてんすくこうでーたのーと

アフテンスク鉱
 英名    akhtenskite
 化学式   ε-MnO2
 少量成分  ―
 結晶系   六方
 硬度    未測定
 比重    4.78
 色     黒
 光沢    土状
 条痕    黒
 劈開    一方向に発達
       (「劈開」の項目を参照)

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