日本大百科全書(ニッポニカ) 「防弾チョッキ」の意味・わかりやすい解説 防弾チョッキぼうだんちょっき 主として拳銃(けんじゅう)弾に対して、心臓その他胸部を守るため着用する特殊のチョッキ。ボディ・アーマーともいう。現在日本の警察官が銃器をもつ凶悪犯人を逮捕する場合などに使用しているものは、縦40.5センチメートル、横71.5センチメートル、重量5.5キログラムの薄い鋼板を布で覆ったもので、胸部の前・横を覆うが、アメリカで軍用や警察用に使われているのは、「ケブラー」という特殊ナイロン繊維を何枚も重ね合わせたもので、拳銃弾から短小銃弾まで防げるので軍用ヘリコプター操縦士は胴部から臀部にまで使用している。[小橋良夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防弾チョッキ」の意味・わかりやすい解説 防弾チョッキぼうだんチョッキbulletproof jacket おもに拳銃弾から胸部を防護するために着用する特殊なチョッキ。警官が銃器携帯犯の逮捕のときなどにも使う。かつては金属製の防弾チョッキが用いられたが,現在では軽くて強いケブラー繊維製の防弾チョッキが使用されている。自衛隊でも 1991年度からケブラー製を導入している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報