アンカーボルト(読み)あんかーぼると(その他表記)anchor bolt

デジタル大辞泉 「アンカーボルト」の意味・読み・例文・類語

アンカー‐ボルト(anchor bolt)

機械・柱・土台などを据えつけるため、コンクリート基礎などに埋め込むボルト基礎ボルト

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精選版 日本国語大辞典 「アンカーボルト」の意味・読み・例文・類語

アンカー‐ボルト

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] anchor bolt ) 構造物や機械類を、基礎のコンクリートや土台に定着させるため、基礎工の中に埋め込んだボルト。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンカーボルト」の意味・わかりやすい解説

アンカーボルト
あんかーぼると
anchor bolt

鉄骨構造骨組鉄筋コンクリート造の基礎に定着させるため、基礎の中に、あらかじめ、そのねじ部以外の部分を埋め込んだボルト。鉄骨骨組は、建築現場から離れた工場で製作されたのち現場へ搬入される場合が多いが、搬入後ただちに建方(たてかた)(エレクション=骨組を組み上げること)ができるように鉄骨柱脚にベースプレート(底板、基礎板)をつけ、この鋼板所定位置にあけられたボルト穴にアンカーボルトを挿入して締め付ける。骨組が外力を受けるとアンカーボルトには引張り力が作用するので、アンカーボルトが基礎から抜け出さないよう、十分なボルト径と定着長さ(埋め込まれたアンカーボルトと周囲のコンクリートとの間の付着力を期待するため、コンクリートの中に埋め込むべきボルト部分の必要長さ)を与える。また、アンカーボルトの位置がずれたり、ボルトが傾斜していると、ベースプレートに円滑に挿入できなくなるので、一組みのアンカーボルトの下部どうしをつなぐアンカープレートなどを用いて、基礎コンクリートの打設中もアンカーボルトが移動したり傾斜することのないようなくふうをすることが多い。

[金多 潔]


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百科事典マイペディア 「アンカーボルト」の意味・わかりやすい解説

アンカーボルト

地中にある建築物の土台とその上にのる建築物を結合し一体化するため,あらかじめ土台に埋め込んでおくボルト,あるいは鉄筋をいう。ふつう埋込み部分をU形,L形に曲げるなどして,引抜きに対する抵抗力を増す。建築物にはボルトの位置に穴が空けられ,ここにボルトを通したのちナットで締め込む。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「アンカーボルト」の解説

アンカーボルト【anchor bolt】

コンクリートと他の材質用材をつなぐ金物木造住宅では一般に、コンクリート基礎建物の土台を固定するときに用いる。地震風圧によってずれたり抜けたりすることがないよう、基礎に埋め込む部分がL字形になっている。

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リフォーム用語集 「アンカーボルト」の解説

アンカーボルト

木造建築の土台をコンクリートの基礎に緊結する場合に用いられるボルト。基礎に埋め込まれる部分の先端はL型に曲げられており、引き抜きにくい形状になっている。

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不動産用語辞典 「アンカーボルト」の解説

アンカーボルト

「アンカーボルト」は、布基礎(ぬのぎそ)にあらかじめ埋め込んでおく金属棒です。
布基礎と土台をしっかりと結びつけるために用いられます。

出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報

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