最新 地学事典 「イネス石」の解説
イネスせき
イネス石
inesite
化学組成Ca2Mn7Si10 O28(OH)2・5H2Oの鉱物。三斜晶系,空間群
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
inesite
化学組成Ca2Mn7Si10 O28(OH)2・5H2Oの鉱物。三斜晶系,空間群
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
繊維状ないし柱状結晶が集合して脈をなす鉱物。浅熱水鉱脈鉱床中に石英や菱(りょう)マンガン鉱などと産する。日本では静岡県下田(しもだ)市河津鉱山のものがこの代表例である。また、変成層状マンガン鉱床を切る脈として産することもある。新鮮なときは桃色であるが、大気に長くさらされると表面が褐色ないし黒褐色に変化する。名称は、この鉱物の特徴的な色と産状から、肉色の繊維という意味のギリシア語に由来する。
[松原 聰]
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