デジタル大辞泉 「エミュレーション」の意味・読み・例文・類語 エミュレーション(emulation) 1 競争。対抗意識。また、模倣。2 あるシステムの動作を他のシステムで模擬的に動作させること。コンピューターでは、ある機種のプログラムを、それを解析したプログラムを介して別の機種で実行できるようにすることをいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
図書館情報学用語辞典 第5版 「エミュレーション」の解説 エミュレーション ある特定の電子資料あるいはソフトウェアを,設計が異なるコンピュータ環境でも再生できるようにすること.後の世代のコンピュータ環境の中に,もともとの電子資料が再生されていた環境を,エミュレータと呼ばれるソフトウェアを用いて疑似的に再現するもので,ハードウェアやソフトウェアの技術的な陳腐化を克服する手段となる.マイグレーションは,技術変化に対応していくことで情報の完全性を保持するのに対し,エミュレーションは,資料が持つもともとの再生環境を保持していくことで長期的な保存が可能となる.[参照項目] マイグレーション 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「エミュレーション」の意味・わかりやすい解説 エミュレーションemulation コンピューターの用語。他の計算機の機械語命令をマイクロプログラムによって解釈実行することをいう。この技法はいわゆる第三世代の計算機が作られたとき,それ以前の計算機で実行されていたプログラムを新しい機械でも実行できるようにするために開発された。さらにこの概念を拡張して,機械語の命令セットを決めないで,自由に命令セットを定義して応用に適した機械語の体系を作る考え方もあり,これを汎用エミュレーターと呼ぶ。この機能は高級言語マシンを構成しようとする場合などには便利である。しかし,一般にはエミュレーションの場合は,専用アーキテクチャーの機械に比べて実行速度が低下することが欠点である。執筆者:斉藤 忠夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エミュレーション」の意味・わかりやすい解説 エミュレーションemulation マイクロプログラム方式のコンピュータで,他のコンピュータの命令をマイクロプログラムで実現し,他のコンピュータ用に作られたプログラムをすべてそのままそのコンピュータのうえで実行させることをいう。新しいコンピュータを開発するに際してあらかじめソフトウエアを整備しようとするときや,古いコンピュータで使われていたプログラムを新しくつくったコンピュータでそのまま利用したいというときなどに行われる。これに対してシミュレーションは,一般にシステムの動作を一般のプログラム言語によって記述し,模擬することをいう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
パソコンで困ったときに開く本 「エミュレーション」の解説 エミュレーション パソコン上でゲーム機や携帯電話用のソフトを動かしたりするのに使う技術です。「マネをさせること」を意味する言葉で、別のハードウエアをマネするソフトを使い、そのハードウエア用に作られたソフトや周辺機器を使えるようにします。必ずしも完璧にマネできるわけではないので、ソフトがうまく動作しないこともあります。 ⇨ハードウエア 出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報 Sponserd by