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ベルギーの北海に面した海港都市。人口6万9115(2007)。ベルギーやドイツとイギリスを結ぶ鉄道や高速自動車道の大陸側の玄関に当たる。対岸のイギリスのドーバーとの間に1846年以来鉄道連絡船が運航しているほか,カーフェリーも多数の自動車を運んでいる。夏の保養地,漁港としても名高い。この港は,18世紀には,アントワープに代わるベルギー最大の貿易港となり,東インド貿易会社(オーステンデ会社)が1722-27年にここを拠点に活躍した。
執筆者:石坂 昭雄
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ベルギー北西部、西フランドル州北部の港湾都市。フランス語名オスタンドOstende。人口6万7574(2002)。北海に面し、イギリスのラムズゲートと、中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパを結ぶ幹線航路の中継点。また漁業の中心地で、エビ、カキは有名である。「海浜の女王」の呼称が示すように重要な保養地で、ホテル、貸別荘、カジノ、遊歩道などが多くみられる。造船、せっけん、たばこ製造業などもある。1720年代は、オーステンデ会社によるインド・アフリカ貿易で、ロンドンやアムステルダムに比べられるほどの繁栄をみた。第二次世界大戦中、爆撃やドイツ軍によって破壊されたが、全面的に再建された。
[川上多美子]
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