ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーステンデ」の意味・わかりやすい解説
オーステンデ
Oostende
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ベルギー北西部、西フランドル州北部の港湾都市。フランス語名オスタンドOstende。人口6万7574(2002)。北海に面し、イギリスのラムズゲートと、中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパを結ぶ幹線航路の中継点。また漁業の中心地で、エビ、カキは有名である。「海浜の女王」の呼称が示すように重要な保養地で、ホテル、貸別荘、カジノ、遊歩道などが多くみられる。造船、せっけん、たばこ製造業などもある。1720年代は、オーステンデ会社によるインド・アフリカ貿易で、ロンドンやアムステルダムに比べられるほどの繁栄をみた。第二次世界大戦中、爆撃やドイツ軍によって破壊されたが、全面的に再建された。
[川上多美子]
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