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きせる(煙管) きせる

百科事典マイペディアの解説

きせる(煙管)【きせる】

刻みタバコ喫煙具火皿雁首(がんくび),吸口からなり,多く中間を竹(羅宇(らお))で接続。金,銀,青銅,真鍮(しんちゅう)などで一体に作った延(のべ)ぎせる,延ぎせるのうち小型で平たい鉈豆(なたまめ)ぎせる,江戸時代遊山の折などに用いられた3尺余の花見ぎせるなどがあり,象嵌(ぞうがん)や彫刻などを施した工芸的なものも多いが,現在,利用者は少ない。
→関連項目羅宇屋

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世界大百科事典 第2版の解説

きせる【きせる(煙管)】

刻みタバコをのむ器具の一つ。語源はカンボジア語のクシエルkhsier(煙管の意)であるというのが,いまのところ定説とされている。日本では〈喜世留〉もしくは〈希施婁〉という漢字をあてていたが,現在は一般に〈煙管〉の字があてられる。通常,タバコをつめる口(火皿)のついた雁首(がんくび)すなわち火皿の湾曲している部分と,羅宇(らう)すなわち雁首と吸口との中間の管と,吸口との3部分から成る。こうした構成をしめすドライ・スモーキング(乾式喫煙)のための簡便な喫煙具である〈きせる〉の主要分布は日本,中国,朝鮮にわたっている。

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世界大百科事典内のきせる(煙管)の言及

【装身具】より

…これも革,金属,織物などで贅(ぜい)をつくして作られた。なお煙管(きせる)も桃山時代にタバコとともに伝来し,装身具の一つとなるが,ことに江戸時代初期には大名の間で流行し,華美が競われた。 女性の髪は江戸時代初期から再び結び髪となり,中期以降は技巧を凝らした女髷が発達する。…

【タバコ(煙草)】より

…この傾向に歯止めをかけようと1960年代より,中巻き,上巻きにシートタバコ(葉タバコを原料として人工的に紙状に成形した模造タバコ)を使った機械巻,あるいはシガリロまたはリトルシガーと呼ぶ小型で低廉な葉巻が発売されている。(3)刻みタバコ パイプやきせる用のものと手巻用とに分けられる。パイプタバコには,黄色種を主体としたイギリス・タイプと,バーレー種を主体とするアメリカ・タイプがある。…

※「きせる(煙管)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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