きせる(煙管)(読み)きせる

百科事典マイペディア 「きせる(煙管)」の意味・わかりやすい解説

きせる(煙管)【きせる】

刻みタバコ用喫煙具。火皿雁首(がんくび),吸口からなり,多く中間を竹(羅宇(らお))で接続。金,銀,青銅真鍮(しんちゅう)などで一体に作った延(のべ)ぎせる,延ぎせるのうち小型で平たい鉈豆(なたまめ)ぎせる,江戸時代遊山の折などに用いられた3尺余の花見ぎせるなどがあり,象嵌(ぞうがん)や彫刻などを施した工芸的なものも多いが,現在,利用者は少ない。→水煙管
→関連項目羅宇屋

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