くたくた(読み)クタクタ

デジタル大辞泉の解説

くた‐くた

[副]
物がよく煮えている音。また、そのさま。ぐつぐつ。ぐたぐた。「くたくた(と)煮える鍋」
疲れたり弱ったりして、力の抜けたさま。また、古くなって張りのなくなったさま。
「法師は―と絶え入りて」〈著聞集・一〇〉
細かくなるさま。ずたずた。
「杖の―と折るるほど打ちたれば」〈弁内侍日記
[形動]
疲れたり弱ったりして、力の抜けたさま。「くたくたに疲れる」
古くなって張りがなくなったさま。「着古して、くたくたになった服」
物が煮えて原形をとどめなくなったさま。「くたくたになるまで煮る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

くたくた

[2][1] ( 副 )
(「と」を伴っても用いる)
物の形がくずれるほどによく煮るさま。また、そのときの音を表す語。ぐたぐた。ぐつぐつ。 「 -と煮込む」
疲れたり弱ったりして張りを失ったさま。ぐたり。ぐにゃぐにゃ。 「気を失って-とくずおれる」
物が、細かくなってしまうさま。ずたずた。こなごな。 「背骨を打ち切りて、-となしつ/宇治拾遺 12
[0] ( 形動 )
からだがひどく疲れて力が抜けたさま。 「一日歩いて-だ」
服などの形がくずれたさま。 「雨にぬれて-になった洋服」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

くた‐くた

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 疲れたり、弱ったりして力の抜けたさま、また、着物や紙などが、張りがなくなるさまを表わす語。くだくだぐたぐたぐだぐだ
※宇治拾遺(1221頃)一二「今は練絹のやうに、くたくたと成りたるものを」
※格子の眼(1949)〈島尾敏雄〉「一刻も早くくたくたと母の懐の中に崩れ込みたく思った」
② こまかくなるさまを表わす語。ずたずた。こなごな。くだくだ。
※弁内侍(1278頃)建長三年正月一七日「つゑのくたくたとをるるほどうちたれば」
③ ものが形を失うほどによく煮えるさま、また、その音を表わす語。ぐつぐつ。ぐたぐた。くだくだ。
※縮図(1941)〈徳田秋声〉素描「真綿は繭を曹達でくたくた煮て」
[2] 〘形動〙 (一)①に同じ。
新世帯(1908)〈徳田秋声〉三「何やらクタクタの袴を借りて来てくれた」
※真空地帯(1952)〈野間宏〉四「もう一週間もいたら、くたくたで、身体がもたんよって」

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