デジタル大辞泉
「げんなり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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げんなり
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) それ以上、物事をする意欲を失ったさまを表わす語。
- ① 落胆して、気力をそがれるさま。がっかり。
- [初出の実例]「どふした因果のかたまり、こちゃげんなりと成程、八めはいきって馬を取たとしがみつく」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)
- ② 疲れなどで弱ってしまったさま。がっくり。
- [初出の実例]「抜身を杖と立からだ、足はげんなり膝かっくり、へったりすわりて這ひ廻る」(出典:浄瑠璃・後三年奥州軍記(1729)四)
- ③ 十分すぎていやになるさま。うんざり。
- [初出の実例]「ぢりんぐゎらん、どろんちりんじゃんこぢゃんこと響く故、如何な男も是にはげんなり」(出典:浄瑠璃・諸葛孔明鼎軍談(1724)関羽二段)
- 「ただお萩をお重に詰める丈で、もうげんなりした顔をしてゐる位だから」(出典:硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉二四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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