よれよれ

精選版 日本国語大辞典 「よれよれ」の意味・読み・例文・類語

よれ‐よれ

[1] 〘形動〙
着物や紙などが、古くなって張りがなくなり、しわになっているさま。
魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前「よれよれのメリンス友禅の帯」
② 元気がなく弱っているさま。
水中花(1979)〈五木寛之〉四「でも、ずいぶんヨレヨレだったわね、あの子」
[2] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① (一)①に同じ。
死霊‐二章(1946‐48)〈埴谷雄高〉「よれよれしたみすぼらしい服」
② (一)②に同じ。
天国記録(1930)〈下村千秋〉一「その中を、海底藻草のやうによれよれと声もなくうろついてゐる幾千の漁色亡者」

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デジタル大辞泉 「よれよれ」の意味・読み・例文・類語

よれ‐よれ

[形動]
衣類や紙などが古くなって張りがなくなり、形がくずれたりしわが寄ったりしているさま。「よれよれズボン
疲れ切って元気がないさま。「徹夜続きでよれよれだ」
[類語](1ぼろぼろずたずたおんぼろぼろがたがたぽんこつぼろい老朽化ほこりっぽい汚いむさくるしい汚らしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠びろう醜悪見苦しいみすぼらしい汚穢おわい汚れ物汚濁けがれよごれ汚点汚染くすむ薄汚れる汚れるすすけるあかじみるまみれる油じみる汗じみるみっともないはしたない醜態老醜無様ぶざま不格好醜いしゅうばばっちいしどけない目障りむさいじじむさいかっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭い不細工田舎臭い不体裁グロテスク不器量弊衣破帽だらしない醜怪浅ましい見辛い見るに見兼ねる/(2なえなえへたへたへろへろへなへなしなしななよなよなよやかぐにゃぐにゃふにゃふにゃぶよぶよくにゃくにゃぐにゃっとくにゃっとくなくなぐなぐなぐにゃりぐんにゃりぐんなりしなやかしんなりうんうんふうふうへとへとくたくたぐったり奄奄えんえんげんなりくたっとぐたっとぐたぐたぐだぐだグロッキーばてるへたばるくたばるへばるへこたれる伸びる顎を出す精も根も尽き果てる

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