精選版 日本国語大辞典 「ふうふう」の意味・読み・例文・類語
ふう‐ふう
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 猫が怒ったり、さかったりした時に毛を逆立ててする鳴き声を表わす語。
※狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)雑「風よりもぞっとすごきはふうふうと吹てかかれるのべののらねこ」
② 激しく苦しそうな息づかいのさまを表わす語。
③ 口をすぼめて繰り返して息を強く吹くさまを表わす語。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉四「拾ひ集めの杉の葉を被せてふうふうと吹立れば」
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