コウ・はかば・よもぎ

普及版 字通 「コウ・はかば・よもぎ」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] コウカウ
[字訓] はかば・よもぎ

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は高(こう)。〔説文〕一下に「(けん)なり」とあり、かわらよもぎの類とする。字は卜文・金文にみえ、艸間に京のような門のある形をしるす。京・高はもと戦場の遺棄屍体などを塗りこんで作った建造物。里(墓地)の意で、墓域にそのような門のある意であろう。里にはのち、桓表のように横木を加えた標木を立てた。

[訓義]
1. はかば、はかばの門。里は墓地。
2. よもぎ、かわらよもぎ、くさよもぎ。
3. 香気などの立ちのぼることをいう。
4. 耗と通じ、きえる、つかれる。

[古辞書の訓]
名義抄 ヨモギ・カ(ハ)ラヨモギ・オハギ・ナツナ 〔字鏡集〕 ヨモギ・ヒキヨモギ・ヲハギ・カハラヨモギ

[熟語]

[下接語]
・寒・古・香・黄・深・疎・白・麻・野

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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