フランス北西部,ノルマンディー地方の半島。東西の幅約40kmで,北のイギリス海峡に約50km突出している。東はセーヌ湾に面し,西は狭い水道を隔ててイギリス領チャンネル諸島と対する。アルモリカン山地の延長部で古生代の古い岩石からなり,硬岩の部分が尾根をつくり,軟岩が谷をつくる地形がみられるが,全体としては浸食を受けた低い丘陵状を呈する。大西洋からの西風を強く受け,冷涼・湿潤な海洋性気候をもち,酪農やリンゴ栽培を主体とするボカージュの景観が卓越する。人口は少なく開発は遅れているが,イギリス海峡に面する中心都市シェルブールは古くから軍港として発展した。半島北端のアッグ岬をはじめ,海岸線は荒々しい絶壁や磯に縁取られているが,東側には第2次大戦末期,アメリカ軍の上陸地点となったユタ・ビーチの砂浜が広がる。シェルブールを解放するための激戦は約3週間にわたって続き,現在も各地にモニュメントや墓地が多い。
執筆者:小野 有五
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フランス北西部、イギリス海峡に突出する半島。ノルマンディー地方の最北部、マンシュ県の北半を占める。日本では、ノルマンディー半島ともいう。内陸の丘陵地は乳牛の飼育、沿海地はリンゴや野菜栽培、とくにニンジンの栽培を主たる産業とする。先端のラ・アーグ岬付近は風光明媚(めいび)で、海岸には海水浴場などの保養地や漁港が多く、シェルブールがその中心の都市である。第二次世界大戦末期の1944年6月のノルマンディー上陸作戦において、半島東側のビール川河口付近にも連合軍が上陸、3週間後にシェルブールを確保した。
[高橋 正]
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