こちん(読み)コチン

デジタル大辞泉 「こちん」の意味・読み・例文・類語

こちん

[副]
かたい物が軽く触れ合ったときの音、また、そのさまを表す語。「こちんと何かが窓ガラスに当たった」
冷たく固まっているさま。また、かたく動きのないさま。
「いつも必ずはらの底で―と小さく片づけられていた我執が」〈里見弴多情仏心
[類語]こちんこちんかちかち堅いこわ硬質堅硬生硬硬直がちがちかちんかちんこちこちこりこりハードかたさ硬化剛性ごつい厳つい

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精選版 日本国語大辞典 「こちん」の意味・読み・例文・類語

こちん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. かたく凝固するさま、また、冷たくこりかたまるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「底の方に暗い悲哀がこちんと澱んでゐるばかりだった」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
  3. 固いもの、固く冷たいものにぶつかったときの音を表わす語。
    1. [初出の実例]「薄情な表情を見て、明子はこちん、と突き当るものを感じたのだが」(出典:くれなゐ(1936)〈佐多稲子〉三)

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旺文社世界史事典 三訂版 「こちん」の解説

コチン
Cochin

インド南西部,マラバール海岸に面する都市
1502年ヴァスコ=ダ=ガマが来航して商館を建て,ポルトガル根拠地となった。1663年オランダ人がポルトガル人を追って自国の根拠地としたが,1795年,イギリス東インド会社がオランダにとって代わり,1814年正式に支配地とした。

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