デジタル大辞泉
「かちかち」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かち‐かち
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 堅い物がぶつかってたてる音を表わす語。規則的に、また、軽く、打ち合う音で、火打ち石や拍子木の音、時計の秒針が時を刻む音などにいうことが多い。
- [初出の実例]「火うちの石をかちかちと打ば火がづるぞ」(出典:玉塵抄(1563)三六)
- ② 堅く感じられるさまを表わす語。
- [初出の実例]「オイ、こんな乾物が食へるか。かちかちして板のやうだ」(出典:別天地(1903)〈国木田独歩〉下)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① 物が非常に堅いさま。
- [初出の実例]「鮎は乾いてかちかちになる」(出典:山彦(1907)〈鈴木三重吉〉三)
- ② 堅苦しく、緊張しているさま。また、性質などががんこで、融通のきかぬさま。こちこち。
- ③ 生活などがどうにかこうにか成り立っているさま。ぎりぎりで余裕のないさま。かつかつ。
- [初出の実例]「余市の鰊場へ行くことになってゐた。そして四月の終り頃村へ帰ってくる。それはどの百姓も大抵さうした。━それで百姓の生活がカチカチだった」(出典:防雪林(1928)〈小林多喜二〉六)
- [ 3 ] 〘 名詞 〙
- ① 火打ち石、または火打ち金。
- [初出の実例]「『安どん火縄はいいか』『カチカチがありやすと』」(出典:洒落本・三千之紙屑(1801)初)
- ② 拍子木をいう児童語。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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