コトヌー(読み)ことぬー(英語表記)Cotonou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コトヌー」の意味・わかりやすい解説

コトヌー
Cotonou

ベナン南部,ギニア湾支湾のベナン湾に臨む港湾都市。アトランティク県の県都。ベナン最大の商工業中心地で,1965年,植民地時代以来の桟橋に代わって深水港が完成。同国だけでなくニジェールナイジェリア輸出入の一部も扱う。おもな輸出品はラッカセイ (落花生) ,パーム油,綿花。ニジェールのウランもここから輸出される。鉄道,道路交通の要地。醸造織物,パーム油製造などの工業がある。沖合いで油田が発見された。国際空港がある。人口 65万 660 (2000推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コトヌー」の意味・わかりやすい解説

コトヌー
ことぬー
Cotonou

西アフリカ、ベナン南部の港湾都市。ギニア湾に臨む。人口64万9580(1998)、67万9012(2013センサス)。同国の商工業、文化の中心地で、首都ポルト・ノボだが、行政機関も一部コトヌーに移転しつつある。年間荷扱い量15万トンの深水港をもち、おもにラッカセイを積み出す。国際空港があり、沿岸・内陸地方およびナイジェリアのラゴス、ニジェールのニアメなどとも道路で結ばれる。

[大林 稔]

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