コロネル(英語表記)Coronel

デジタル大辞泉 「コロネル」の意味・読み・例文・類語

コロネル(Coronel)

チリ中南部、ビオビオ州の都市。コンセプシオンの南約20キロメートルに位置し、太平洋のアラウコ湾に面する港をもつ。19世紀半ばに建設周辺石炭を産し、積出港として発展

コロネル(〈オランダ〉kolonel)

陸軍大佐

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精選版 日本国語大辞典 「コロネル」の意味・読み・例文・類語

コロネル

  1. 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] kolonel [ドイツ語] Kolonel ) 陸軍大佐。
    1. [初出の実例]「十年の後、印度に在て、参将(コロネル)となりしが、その勤勉にして倦事なく」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)

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改訂新版 世界大百科事典 「コロネル」の意味・わかりやすい解説

コロネル
Coronel

チリ中部,コンセプシオン市の南,アラウコ湾に位置し,付近炭鉱と石炭の積出港を基盤とする鉱業都市。人口4万9000(1981)。チリで生産される石炭の大部分が,この炭鉱と近隣のロタ市にある炭鉱で産出されるが,近年その生産は低下してきており,この都市も往時活況を失っている。この地への居住は1851年に始まった。コンセプシオン市とは鉄道および道路で結ばれている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロネル」の意味・わかりやすい解説

コロネル
Coronel

チリ中南部の港湾都市。コンセプシオンの南約 20kmにあり,太平洋のアラウコ湾にのぞむ。 1851年建設。同国最大の炭田地帯にあり,その採掘中心地として,また積出港として発展。また周辺の農業地帯の商業中心地でもあり,穀物綿花,ワイン,木材などを集散し,鋳造製粉製材などの工場がある。コンセプシオンと鉄道,道路で連絡。沖合いで第1次世界大戦中の 1914年 11月1日,M.シュペーの率いるドイツ艦隊が Ch.クラドック指揮下のイギリス艦隊を撃破した海戦は,コロネル海戦として有名。人口7万 4090 (1992推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コロネル」の意味・わかりやすい解説

コロネル
ころねる
Coronel

南アメリカ、チリ中南部第8地域(ビオ・ビオBío-Bío)のコンセプシオン県にある港湾都市。コンセプシオンの南南西24キロメートルの太平洋岸に位置する。人口9万5374(2002国勢調査速報値)。1851年に建設され、付近の炭鉱の開発とともに発展した。近隣のロタLotaの炭鉱でチリの石炭の大部分を生産し、その積出し港である。近年は生産量が減少した。

[細野昭雄]

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「コロネル」の解説

コロネル
coronel

ブラジルで19世紀の摂政時代(1831~40年),秩序維持のために創設された民兵隊の指揮官。穏健な大土地地主がこれに任じられ,コロネル(大佐)の称号が与えられた。コロネリスモすなわちコロネルによるボス政治は,20世紀まで持続した。

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