出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ギリシア神話の英雄オデュッセウスの血縁にあたる人物。トロヤ攻略の際のギリシア軍側のスパイ。オデュッセウス(またはエペイオス)の発案により巨大な木馬を作製したギリシア軍は、その中に兵士を詰め、アテネ女神への捧(ささ)げ物と彫り込んでこれを放置した。そしてシノン1人を残し、トロヤからの撤退を偽装した。わざとトロヤ側に捕まったシノンは、プリアモス王の前で、木馬を城内に引き入れれば敗れることはないと偽り、それを信じたトロヤ側はカッサンドラとラオコーンが凶と預言していたにもかかわらず木馬を城内に引き入れてしまった。その夜、闇(やみ)に乗じて木馬の腹を開けたシノンは、オデュッセウスをはじめ中の兵士を導き出すとともにアキレウスの墓の上でのろしをあげ、偽装撤退していた味方の軍を呼び寄せて一気にトロヤの城市を攻略せしめた。
[丹下和彦]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ダイズ,カゼイン,ラッカセイからタンパク質を抽出し,希アルカリに溶解して紡糸,延伸,硬化処理して作られる。イギリスでフィブロレインFibrolane,イタリアでメリノバMerinova(旧称ラニタールLanital),日本でシノンChinon(いずれも商標)が少量生産されている。シノンは,カゼインとアクリロニトリルを組み合わせて製造した,絹に似た人造繊維である。…
…絹に似た温かく柔らかい感触と光沢をもつ。シノンChinonという名称で市販。和装の帯,半襟(はんえり),男物の角帯などに使われる。…
…短く切った繊維をホルムアルデヒドと加熱し,不溶化する。日本では69年に,カゼインをアクリロニトリルと共重合をした,絹様の風合いをもつ繊維(商標シノンChinon)が工業化された。【瓜生 敏之】。…
…アセチル化度pが2の二酢酸セルロースはアセテート,pが3の三酢酸セルロースはトリアセテートと呼ばれ,工業的に生産されている。そのほかに,天然タンパク質に合成高分子を共重合させて作ったシノンChinonまたはプロミックスPromix(東洋紡の商品名)がある。シノンは,ミルクカゼインから抽出したタンパク質にアクリロニトリルをグラフト共重合させたものにポリアクリロニトリルを混合し,湿式紡糸した半合成繊維である。…
※「シノン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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