日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジンジャーエール」の意味・わかりやすい解説
ジンジャーエール
じんじゃーえーる
ginger ale
炭酸入り清涼飲料(炭酸飲料ともいう)の一種で、ジンジャー(ショウガ)の風味が特徴である。エールはビールの一種につけられる名前であるが、ジンジャーエールにはアルコール分は含まれていない。ジンジャーエキスを主成分に、甘味料や酸味料、香辛料、香料で味をととのえ、カラメルで淡黄色に色付けする。日本では明治初年に横浜で製造され、おもに在日外国人のためのものであった。冷たくして清涼飲料とするほかに、ウイスキーの割り水や、カクテルにも用いられる。よく似たものにジンジャービアがあるが、これはジンジャーの風味をつけた発酵飲料で、一般にアルコール分はないが、ビールのような泡立ちがある。
[河野友美・山口米子]