じんた(読み)ジンタ

デジタル大辞泉 「じんた」の意味・読み・例文・類語

じんた

《その演奏が「ジンタッタ、ジンタッタ」と聞こえるところから。多く「ジンタ」と書く》サーカス映画館客寄せ宣伝などのために通俗的な楽曲を演奏する小人数楽隊、またその音楽俗称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じんた」の意味・読み・例文・類語

じんた

〘名〙 (ジンタッタ、ジンタッタと聞こえるその演奏の擬声音から。多く「ジンタ」と書く) 明治末期から大正時代にかけて、サーカス、映画館の客寄せや広告宣伝などをした少人数の通俗的な吹奏楽、また、その楽団。おもに流行歌などを演奏した。
放浪記(1928‐29)〈林芙美子〉「食ふ事にも困らないものだから、あの人達は街にジンタまで流してゐる」

じんた

〘名〙 =やわら(柔━)

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