ストークオントレント(その他表記)Stoke-on-Trent

デジタル大辞泉 「ストークオントレント」の意味・読み・例文・類語

ストーク‐オン‐トレント(Stoke on Trent)

英国イングランド中部の都市ボーンチャイナ発祥の地として知られ、陶磁器業が盛ん。世界的に有名な陶磁器メーカーの工場が集まるほか、グラッドストン陶器博物館などがある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ストークオントレント」の意味・わかりやすい解説

ストーク・オン・トレント
Stoke-on-Trent

イギリス,イングランド中部,スタッフォードシャー北部にある工業都市。人口23万9700(2006)。ペナイン山脈の南西麓,ストーク川河畔に位置し,北スタッフォード炭田石炭陶土を背景にウェッジウッド社をはじめ陶磁器工場が集中し,煉瓦タイル鉄鋼,タイヤの生産も行われる。1910年に古くからの製陶地,ストーク・アポン・トレントハンリー,バーズレム,タンスタル,ロングトン,フェントンの6町村が合併して成立した。マージー運河を通じてアイリッシュ海と結ばれ,コーンウォール半島から陶土(カオリン)を移入している。E.A.ベネットはフェントンを除く5町を〈ファイブ・タウンズ〉と呼び,その小説の舞台としている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストークオントレント」の意味・わかりやすい解説

ストークオントレント
Stoke-on-Trent

イギリスイングランド中西部の都市。単一自治体(ユニタリー unitary authority)。1910年にタンスタル,バーズレム,ハンリー,フェントン,ロングトン,ストークオントレントの 6町が合併して成立。1997年にスタッフォードシャー県から分離して単一自治体となった。バーミンガムの北北西約 65kmにあり,トレント川最上流部に臨む。陶磁器生産の中心地で,各種の陶器,磁器のほか,衛生陶器,煉瓦,タイルなどが製造され,イギリスの総生産高の約 90%を占める。特にコーンウォール産の白陶土による高級品は有名。ほかに鉄鋼,ゴム,化学,機械,製紙織物,家具などの工業が立地する。スタッフォードシャー大学にはセラミック技術の授業がある。面積 93km2。人口 23万8300(2005推計)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ストークオントレント」の意味・わかりやすい解説

ストーク・オン・トレント
すとーくおんとれんと
Stoke on Trent

イギリス、イングランド中部にあるユニタリー・オーソリティーUnitary Authority(一層制地方自治体)の都市。人口24万0643(2001)。製陶業の中心地で、隣接するニューカッスル・アンダー・ライムとともにイギリスの陶器生産・取引の大部分を占める。タイルやれんがの生産も多い。北スタッフォード工科大学(ソロン陶磁器図書館がある)、陶磁器研究所、キール大学(1962創立)などがあり、駅前には18世紀の陶工ウェッジウッドの像が立っている。近くに炭田もある。

[井内 昇]

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百科事典マイペディア 「ストークオントレント」の意味・わかりやすい解説

ストーク・オン・トレント

英国,イングランド中部,スタフォードシャー州のトレント川沿いの工業都市。現在の市は,古くから製陶業で繁栄していた6町(ストーク・オン・トレント,バーズレム,フェントン,ハンリー,ロングトン,タンスタル)が1910年合体して成立,ウェッジウッド社などがある。ほかに石炭を産し,機械工業も行われる。24万9008人(2011)。

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