ずでんどう(読み)ズデンドウ

デジタル大辞泉 「ずでんどう」の意味・読み・例文・類語

ずでん‐どう

[副]激しい勢いで倒れたり落ちたりするさま。ずってんどう。ずでいどう。
「―、俊三の体は…地に投げ出された」〈木下尚江良人の自白
[類語]どてんどたんどたりどしんすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんばたりどうとばったりすてんずでんころりごろりすってんころり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ずでんどう」の意味・読み・例文・類語

ずでん‐どう

  1. 〘 副詞 〙 ( 「ずてんどう」とも。「と」を伴って用いることもある ) はげしい勢いで、転倒または転落するさまを表わす語。ずでいどう。
    1. [初出の実例]「おのがうつたいこのばちやあたりけんづてんとうともおちてなるかみ」(出典:狂歌・卜養狂歌集(1681頃))
    2. 「ズデンドウと臀餠を搗きまする」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉二三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む