どてん(読み)ドテン

デジタル大辞泉 「どてん」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「どてん」の意味・読み・例文・類語

どてん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「どでん」とも。多く「と」を伴って用いる ) あおむけにひっくりかえるさま、また、行儀悪くすわり込んだり、ひっくりかえったり、ねころんだりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「どてんと寐転び・同居せる所ないか聞」(出典:雑俳・太箸集(1835‐39)二)
  2. [ 2 ] 売建を買埋めさらに買い越すこと、またはその反対。「どてん売り」「どてん買い」 〔取引所用語字彙(1917)〕

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世界大百科事典(旧版)内のどてんの言及

【取引所】より

…なお,こうした企業の株式の代表は,ビール・メーカーやクーラーのメーカーなど夏にかけ値上がりするものが多く,サマー・ストックと呼ばれる。 どてん(とでん)信用取引で,それまで買建てしていた人が手じまったあと反対に売建てし,売建てしていた人が決済したあと反対に買建てするように,それまでの売買とは反対の商いをすることをいう。買いから売りにまわることを〈どてん売り(越し)〉,その逆を〈どてん買い(越し)〉という。…

※「どてん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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