どかん

精選版 日本国語大辞典 「どかん」の意味・読み・例文・類語

どかん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 重い物が当たるなどしてたてる、大きな音、特に、銃・砲などの発射音、一般に爆発する音や、その様子を表わす語。
※地に頬つけて(1915)〈谷崎精二〉三「小石に当ってどかんと車体が跳ね上る事があった」
物事一度に大きく変化したり、大きな事を断行したりするさまを表わす語。
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉五「あそこら辺の海はちょっと行きますと、じきにどかんと深うになってますので」
③ 大きかったり、どっしりと安定したりしているさまを表わす語。
俳諧師(1908)〈高浜虚子〉四八「大きな飯櫃(おはち)がどかんと据ゑてあって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「どかん」の意味・読み・例文・類語

どかん

[副]
大きく重い物が落ちたりぶつかったりしたときなどに立てる音を表す。「どかん電車が車止めにぶつかる」
爆発したり破裂したときの大きな音を表す。「どかん大砲の音が響く」
物事が一度に大きく変化するさま。「地価どかんとはねあがる」
[類語]どてんどたんどたりどしんすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりばたりどうとばったりすてんずでんずでんどうころりごろりすってんころりどんとんとんとんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかんかんがんがんばあんぱあんぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽんぽんちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんぽくぽくちんちん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android