すとん(読み)ストン

デジタル大辞泉 「すとん」の意味・読み・例文・類語

すとん

[副]
あまり大きくない物、重くない物などが、落ちたり倒れたりする音を表す語。また、そのさま。「手もとですとんと落ちるカーブ
数値などが急激に減少するさま。「高熱注射すとんと下がった」
わだかまりや疑問がなく、納得できるさま。「胸にすとんと落ちる」
[類語]どてんどたんどたりどしんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんばたりどうとばったりすてんずでんずでんどうころりごろりすってんころりどんとんとんとんどんどんかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかんかんがんがんばあんぱあんぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽんぽんちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかちりかちかちこつこつかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんぽくぽくちんちん

ストン(Ston)

クロアチア南部、ペリェシャツ半島の付け根に位置する町。北東に約1キロメートル離れた町マリストンとの間に長大なストンの城壁があることで知られる。製塩カキ養殖が盛ん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すとん」の意味・読み・例文・類語

すとん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 物がはずみをつけて、落ちたり、打ち当たったり、倒れたりする音、また、そのさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ストンと・茶入落しては命とも〈其角〉 とりあへず狂哥仕る月〈才丸〉」(出典:俳諧・俳諧次韻(1681))
    2. 「振りもがく所を横に捩ったら、すとんと倒れた」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉九)
  3. とんで身軽におり立つさまを表わす語。
  4. はずみをつけて、軽く切り落とすさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「一念が頭へ上て有所を、すとんと切らるるが」(出典:歌舞伎・けいせい嵐山(1739)三段目)
  5. 数値などが急激に減少するさまを表わす語。

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